時事放談

景気回復をどうするか、これ以上国債を発行して本当に大丈夫なのでしょうか？私は経済の専門家ではありませんし、家庭の一主婦です。家計を考えてみても借金があるかないか、またその額が大きいか少ないかで家計の安定度と言うのは全然違います。
それに今回の原材料高、物価高は外からの要因もあります。
国内のみの対策で本当に解決になるのか、政治家の方たち、経済の専門家の方たち、慎重にあたってほしいと思います。

公務員、とりわけ官僚達の深層心理にメスを入れたならば、武家の、血統を大切にした血筋や育ちを重んじる、下々とは異なる特権階級意識が私には観えてしまいます。その昔武家とそれ以外の階級に存在している人のありとあらゆる場面の権利や義務等を比較したならば、その格差とは天と地との開き以上の感覚が現実に存在していたようです。したがいましてその名残である貪れる利権等の既得権を、官僚達がおいそれと手放すわけがないと受け止めており、構造改革や無駄ゼロを目指す行政の刷新が果たして成就するのか、私は大いに疑問を抱いています。特権階級の人々が官僚ではなく、人望人徳の身に付いた階級つまり徳権階級に至ったお方で官僚集団が構成されて欲しいと願わずにいられない昨今です。

景気対策とはお金や物への執着を促す、消費が美徳という価値の偏在を高める強欲な人心の触発と換言できるように受け止めています。病的な状態を除けば人心が必ず浮沈しているのと同様、景気もまた浮沈を繰り返しています。つまり、景気対策とは正に人心対策そのものであり且つ前述しましたように、景気浮揚が美徳という一方的な価値の押し付けが、あたかも洗脳と同じように反復されているのが今日までの政権党の対処方法のように考えられます。

すべてのオリンピック参加選手には非凡な才能が備わっており、他の追随を許さない天命が降り注いでいる事に疑問を挟む余地は少ないように思います。しかし、その陰には目標を成し遂げるための血の滲み出る筆絶し難く且つ言語に絶する努力が、裏付けとして必ず存在している事を私達は忘れてはならないように痛感しています。何故ならば些細な事でも目標を達成しようとするならば、汗水流して処する事がものの道理だと考えるからです。

　野中さんいつまでも、頭がさえていて尊敬します。本当に今の時代、だめな世代の時代なんだろうと思います。ここがいなくなると国も順調に動き出すんでしょう。
　昔から一貫して国民の立場で戦い続けている。野中さん、これからもお元気で、私たち若いものの見本になってください。

やっと行われた内閣改造だったが、太田農水相の「消費者がやかましい」発言は、後で何を言っても言い訳にもならないばかりか、国民をバカにしたものだ。麻生幹事長の民主党に対する侮辱とも取れる“ナチス”発言も、誤解？を招く不適切な言葉だと思う。麻生氏はこれまでにも“アルツハイマー”発言など国民を見下したような失言が多々あった。「二代に亘って恵まれた家庭に育つと人の心の痛みが分からないのだろう」という藤井氏や、「上に立つ政治家は衆愚政治になりがちで国民を見下している」という半藤氏の言葉は、正に的を射た指摘だった。
〔毒入り餃子事件〕のその後について中国から７月初めに報告があったのに、国民には知らせず、８月６日マスコミによってばれる迄黙っていた。野田消費者行政担当相にも知らせてなかったという。福田総理は「公表しないのは捜査では良くあること」とだけ言っていたが、半藤氏が言われたように発表が遅れた理由や経緯を国民に説明すべきだったと思う。
“消費者庁創設”や、“消費者目線で”と謳っているが、本当に消費者のことを第一に考えているのかどうも疑わしい。

今日の藤井、半藤両氏のお話を聞き、“その通り！”と思いました。
乱暴ですが、太平洋戦争が陸軍官僚特に責任を取らない参謀の突っ走りの結果だったとすれば、今の霞ヶ関に牛耳られている日本政府そのものは、開戦前と大して違いはないということになります。
私達は義務として納税しています。そして当然高級官僚を含む公務員は、公僕としての責務を果たして初めて税金から俸給を受取ることが出来るはずです。さらに、選挙で国民から委託を受けた国会議員は、国民・国家の安寧を実現、継続させるために要する全ての法的整備が最大の責務でしょう。
しかるに、国民の多数がおかしいと感じる法的状況がこれほど続発しているにもかかわらず、明らかにこれを修正し改善できないのですから、国会議員は報酬を受取る資格は無く、官僚は俸給を削減されるべきと考えます。言いすぎでしょうか。

「２代に亘っていい家庭に育つと、痛みが分からないのだろう。苦労した人が政治をやったほうがいい」という藤井さんの言葉、大賛成です。
今、国民の多くが先行きに不安を抱きながら、それでも明るく少しでも充実した生活を、と頑張っている国民の気持を考えれば、“やかましい消費者”や“アルツハイマーでも判る”など、相も変らぬ無神経な言動は連立与党内でこそ責任を問われるべきなのではないでしょうか。
そこに気がつかない政治だからこそ、「今の政治家は衆愚政治、国民を見下している」と断じる半藤氏と、「本当の痛みが分からない政治」と切る藤井さん両氏の指摘は、今の日本政治の本質を見事に突いて溜飲が下がりました。是非、これからもバッサバッサと切ってください。

　今回の半藤氏のお話は、次元が高く、本当に含蓄のある内容であり時事放談にふさわしかったと思う。今後も定期的にゲスト出演して欲しい。作家である半藤氏のような第3者の方、片山慶応大学教授等自民党政府に警鐘を与えることができる方が出演される方が、この番組の価値向上に寄与すると思う。是非、物知りの作家等の出演に切り替えをお願いします。

　老獪で、謙虚さを持つ福田総理には、ここ数年にわたる、自民党の反省要素と、不正役人、不正政治家、不正経営者の、膿みだしをはじめることが出来る可能性を次々に見せてくれることで、自民党の危機的禊を終えたと感謝して、これからは、国家を、強い政策、と、国民に示した公約を、確実に守っていく、総理に現れていただき、ぶれない、国民に、具体的な光を与えていく、内閣を作っていただきたいです。目標途中で脇から大局も見れないで口出ししてくる若輩者は、ある程度無視して、がんばってください。自民党を出た以上生きている間にある程度の政治の理想形態を作っていただきたいです。

それぞれの具の１つ１つが存在主張が強過ぎて、五目飯としての協調性と和を重んじて欲しい閣僚組織とは程遠い、美味を失っている五目飯内閣を福田首相は作り上げてしまったように感じています。確かに各閣僚に専門家を配置して難問奇問に適切に対処したいという姿勢は現れているように思いますが、日本丸をトータルに眺めてみますと、パーツ機能の統合がしにくく内閣全体の力が削ぎ落とされてしまう、危険の孕んだ福田改造丸のように受け止めています。何れにしましても、安倍前首相の時も散々指摘されていましたが、日本丸の船頭さんたる福田首相のリーダーシップ如何で、政治や日本国の行方が決まってしまうような気がしています。

広島や長崎の原爆の日の式典を垣間見て、平和を祈る傍らで、世界中のあちらこちらでは戦火が絶え間なく巻き起こり、毎日のように尊い人命が失われていると共に筆舌し難い生き残った人々の苦悩の日々が繰り返されています。人を無意味に怒ったり憎み恨んだりあるいは僻んだり、利益利潤を独り占めにしようと企んだり、正義を気取ったり又は装ったり、過ちや失敗を隠したりあるいは認めず正当化したり、人の世はこの繰り返しの数千年を過ごして来たように受け止めています。やはり人類は、争う事でしか平和の尊さを感謝・実感できない愚かな動物だと言わざるを得ません。しかし争う事が人の本能と諦めてしまっては、人類の歴史は破壊という悲劇で閉じてしまうように感じています。争いを換言すれば、その根幹に存在している利己的な強欲という魔物そのものではないのでしょうか。つまり、おそらく心の時代とはこの「人の利己的な強欲な心」に対して、どのような処方箋を示していけるかを意味しているのではないかと痛感しています。

生活者を重視して生活者の目線で政治を執り行っていきたと福田首相は会見されておられましたが、それはあたかも今までは生産者中心の生産者目線の政治を司っていたのが自民党だった事を暴露したようなものだと、私は受け止めています。閑話休題。福田首相のご発言を受けて感じますのは、もしそのような方向で政策を転換されるならば、はっきり申し上げて半世紀以上生産者重視の舵取りをされていた自民党政権では、社会全体の根本体制体質を変えていくのは、現社会のシステムを構築された当事者ですから至難の業ではないかと推測しています。もちろんいずれの政党が政権を担当しようとも同じような障壁を乗り越える事は容易ではないのですが、新政権政党ならば未知数や可能性が自民党政権よりも大きいはずです。ここはやはり、解散総選挙の道しかないように受け止めています。生活者を重視し生活者目線を大切にしたいという視点を換言するならば、それは一時的でも自民党中心の政権にピリオドを打つ事に他ならないと感じています。

中国が今後アジアのリーダーとして、中心的な役割を健全に果たしてもらうための過度期として、光の他にも影の部分も存在している事に理解を寄せなくてはならないという主旨のご発現を、日本の閣僚の先生達が異口同音に話されていましたが少々的外れなお考えをお持ちのように感じられました。何故ならばその目的を果たそうとするならば、逆に過ちや失敗を厳しく毅然とした態度で正し、勤勉で誠実かつ正直で正義感が強く・秩序と道理を重んじる国家を形成する導きと牽引、加えてお手伝いさせて頂く方向へ力を注ぐ事が日本としての本末を弁えた、筋の通った外交姿勢のように痛感するからです。健全な役割とは人に例えれば他に迷惑を掛けない事を意味しているわけで、それを国家レベルに置換して今回の対中外交姿勢を考えれば、どうあるべきかという応えは自ずと導き出されると受け止めています。日本人も、特に政治家それも閣僚の先生達も、とうとうここまで地に落ちてしまったかと落胆を隠しきれません。この国からは古き良き日本人魂を持ったお方の存在は消えてしまったのでしょうか？そして今後の日本丸は何処へ向かうのでしょうか？

先ごろ発表された〔５つの安心プラン〕の中に「高齢者政策」があるが、今高齢者にとって全く安心できないことがある。
「後期高齢者医療制度」の見直しによって、今年１０月から一定の条件を満たせば保険料を“口座振替”で支払うことが出来るようになった。しかし説明が充分ではないらしく、最近役所の窓口に高齢者が説明を求めて大勢押しかけているという報道を見て、またかと思った。
保険料を“天引き”ではなく、“口座振替”で払うと減税になる場合があるというが、家族構成や年金額によって違ってくるので報道だけでは分かりにくい。調べてみると、政府や自治体の広報紙でも口座振替による税法上のメリットがあることまでは知らせていない。また、今年１０月から「前期高齢者」の国民健康保険料の年金からの天引きが始まり、「後期」と同様の扱いにするという。いずれも８月中旬頃までに申請する必要があるが既に締切日を過ぎている地域もあると聞く。知らないと損をするなんて、高齢者にとって余りにも不親切な制度だ。