時事放談

加計学園問題。国民の７割程度が納得できないという調査もあるようだ。
総理は印象操作と野党を攻める。ヤッカミかもしれないが、権力者の関係者が関わっていれば、怪しいと思うのが人情だろう。
官房長官は前次官のバー通いを人格攻撃。まるで芸能キャスター。また、全国紙までもが前次官の私生活を攻撃。一国の中核組織の品位が疑われる。
文科相は再調査しないと言う。キチット調査して欲しいのは野党で無く国民である事を無視している。
答弁に立つ官僚は皆‘覚えて無い’。‘覚えて無い’と言うのは容疑者が黙秘するのと同じで、誤魔化すときの常套手段、
日本は主権在民の民主主義国家。何故こんな国になってしまったのだろうか？
政治の基本は透明化だろう。このような案件。国民に対する共謀罪適用を調査して欲しいものだ。国民を誤魔化す政治は退場して欲しい。

「いじめ」を苦に、中学生や高校生が短い一生に幕を自ら閉じてしまうことも、時々遭遇します。国際比較でも、若年層の自殺は最も多いのが日本だそうです。「いじめ」は昔から存在していました。しかし自殺する者はほとんどいませんでした。相違箇所は、いじめを発見した先生や同僚生徒がいたら、昔は即刻厳しく加害者を諫めた光景が存在しいた点です。現今では同僚生徒も、信じられないことに時に先生も一緒にいじめに加担することです。子供達の間で流行っているゲームによって、人の命はゲームをリセットすれば再び甦るので、現実の世界でも同じように、簡単に蘇ると思っている子供達が少なくとも存在していると聞きます。又先生と生徒の間に存在すべき、互いを敬う心や認め合う心、支え合う心や助け合う心、協力し合う心や労わり合う心の欠如の他、先生と生徒の間にけじめをつけず、おもねたり、友達感覚を美徳とする傾向などの影響も存在しているような気がします。しかし最も大きいのは子に対する親の躾能力の著しい低下が、その根本因子ではないでしょうか。心の強さ・勇気ある行動・強かな生き方・自己犠牲、どれも人生には必要に思うのですが。

加計学園の獣医学部新設に関わる内閣の対応は森友学園問題と全く同じです。首相は圧力を掛けていないと言います。関係官僚は覚えていないと言います。官房長官は取り合いません。ただし、森友学園問題と決定的に違うのは、特区諮問会議の議長は総理と言う事です。議長である総理が国民に説明できなければならない筈です。首相は圧力を掛けてないと言い、最後には必ず野党を貶めるような発言を付け加え、攻撃をそらします。これでは納得出来る筈はありません。国民を馬鹿にしていると言っても言い過ぎではないでしょう。
　首相が推進する特区なら、今日本に獣医学部が必要な事。今治に獣医学部を創る事が重要な事。他の大学と違った加計学園なりのメリットがある事を堂々と説明するべきでしょう。
　首相の圧力はかけて無いとの発言。官僚の覚えていないという発言。官房長官の私人と切り捨てた発言。加計学園問題でのこのような発言に終始するのは、特区戦略に対する職務放棄。国民に対する背信行為と言うしかないのではないでしょうか？

特区担当が入る合同庁舎の入館を認可制にするようだ。加計学園に関わる情報漏洩防止の為と考えるしかないだろう。森友学園問題の時は経産省全執務室の施錠が話題になった。首相夫人秘書は経産省職員だったようだ。森友学園問題でも官僚は‘知らぬ存ぜぬ’、今回も‘知らぬ存ぜぬ’。国民が行政の不正を疑っている。行政の長である首相自ら事実を明確に国民に説明すべきだろう。
国家戦略特区諮問会議の議長は総理との事。総理の意向とのメモがあっても違和感は無い。ただし、何故加計学園なのかを説明しないのなら疑うしかない。内閣の身の潔白を証明するのは、行政の長である首相自らの責務ではないか？　諮問会議議長が国の為になる事を堂々と説明しない事の方が不可解と言わざるを得まい。
官僚も‘知らぬ存ぜぬ’で許される事では無い。官僚の中でも出世路線を歩んできた有能な官僚が、数年前の事を覚えてない方と発言する事の方が問題は大きい。日本は国民主権。国民に説明出来ないのは国民に対する背信行為だからと思うしかない。

加計学園問題。腹心の友への利益供与と思うのが普通だろう。
何故獣医学部？　日本は深刻な医師不足と言われている。今後は団塊世代の老齢化で医師不足は危機的状況に陥るとも言われている。動物の命が大事なのは否定しないが、優先順位が間違ってないか？
何故今治？　工場誘致とは違い、学生には場所を貸しているだけで離れていく。学校は首都圏に創り、鳥インフルとか狂牛病とかの研究機関を造った方が良くは無いか？　また、四国で食肉産業が盛んとは聞かない。水産大学なら納得もいくが、獣医学部は食肉産業が盛んな北海道・九州等が適切だろう。
民主時代も検討したと言う。ただし、７年も前の事らしい。‘岩盤規制に風穴を開ける’と強さを強調する。ただし、強さでなく正しさが問題。正しさの無い強さは独裁というしかない。
特区とは言え、国民の税が使われる。獣医学部が国民に対する医師を増やすよりも重要な理由。今治に獣医学部を創ればどんなメリットがあるか？　また税金・供与する土地よりも大きな利益が得られるかどうか？　今治市民そして国民に納得させなければならない。国民が納得できるような説明がなければ、疑うのが当前だろう。

細川隆元、藤原弘達時代からの番組のフアンです。長期間番組を見てきまして思うことは、日本の民主主義の健全さの保障として言論の自由が保障されているということです。番組は基本的に時々の政治課題に対して与野党の立場、賛成反対の立場でゲスト間で議論が進行し視聴者（国民）に判断の選択肢を提供しています。そこで私が気付いたのですが、長い歴史のなかで共産党のゲストがゼロということです。共産党の不破哲三さんのゲストも検討しては如何でしょうか。カ−チスさんのような日本をよく知る外交人の視点と同様に共産党の視点も新鮮さがあると思います。また、番組の公正さ深さにもつながることと思います。

大手一般紙が文科省前次官の出会い系バー通いを記事にしたと言う。官房長官もバー通いは不適切と人格攻撃。芸能週刊誌とかエンタメニュースならいざ知らず、大手新聞とか官房長官の発言としては如何にも下品と言わざるを得まい。やはり、本質を逸らしたいのだろう。
　加計学園の問題は何らかの不正・便宜が働いたと思うのが自然だろう。政府は何故そうなったかを説明する義務がある。
森友学園での証人喚問でも自民党は学園長の人格攻撃に終始し、野党が求める首相夫人・官僚の参考人招致を無視している。司法の場では犯罪者も聖職者も平民も権力者も同格でなければならない。それが民主主義というものだろう。
国が一個人を貶め晒しものにする。日本はそのような国でいいのだろうか？　野党だけでなく多くの国民が疑問に思っている。首相は美しい国を造ると言っていたが、ひたすら醜い国・恐ろしい国に突き進んでいるように感じる。

安倍首相は後任が見当たらないのを大きな理由にして、自民党史以来の長期政権担当を目論んでいるようです。国家という衛星が好ましい軌道に乗り続けるのであれば、それはそれで喜ばしく安倍首相に引き続き政権を担当して戴いても構わないのですが、そんな長期に緊張感が持続可能なのか、様々な判断に狂いは生じないのか心配してしまいます。佐藤栄作長期政権の晩年も、世論に飽きられて老害イメージの醜態を晒した格好での幕引きに、現下の安倍首相の姿がどうもダブってしまう今日この頃です。自民党内にも野党内にも一石を投じるお方は、いないのでしょうか？おそらく国民の大半は、新風の吹くことを望んでいるように感じています。

加計学園問題が報道されている。総理の友達が関わっていれば便宜が図られたと思って当然だろう。権力者は疑いが持たれるような事はしてはいけない。
国民はいつも騙されているように思う。集団自衛権では米韓防護の説明はほとんど無かった。米韓防護は完全に同盟軍の示唆行動。テロ等準備罪もほとんど説明は無い。皆が盛り上がりそうなオリンピックを理由に準備罪を決め、憲法改訂をしようとしている。森友問題も究明が進まない。
　黒田バズーカも本当に効果はあったのだろうか？　百年に一度の金融危機があって、百年に一度かもしれない大地震があれば、その後景気が良くなるのは当たり前だろう！　今、米国はリーマンショックから脱しようとしている。ユーロ圏は移民問題。ギリシャ問題等を抱えながら、金融正常化に舵を切ろうとしている。日本はリーマンショックはそれ程影響は無かったが、異次元緩和に突入し一次的な好景気を演出したが１・２年しか持たなかった。消費税ＵＰが景気を冷え込ませたと言うが作り話に思える。
未だに緩和を続けているが、緩和が長ければ長いほど弊害は大きくなる。アベノミクスも正しい評価を示して欲しいものだ。

藤井氏の出演が楽しみです。
特に戦前の昭和をなぞりながら今を読み解くお話に、一々その通りだとスッと入って来ます。特に今回は制裁に就いてのご意見、又以前の民主主義が信用を失うと血盟団事件の様なことが起きるとの話しは従前から私が思っていたことと同じでした。是非これからもお元気に出演を続けてください。

加計学園疑惑が大きくなってきた。第一次安倍内閣は御友達内閣と言われ、気の合う政治家で内閣を構成し問題が多発した。今度は気の合う仲間への利益供与が疑われている。状況を見る限り、怪しいと思うのが当たり前だろう。
権力者ほど清貧を心がけ、身内に厳しくしなければならない。例え関与していないとしても、庶民が身内に便宜を図ったと思うのは仕方が無い。そして政治不信となり、国力は低下する。また、民主主義である事を忘れてしまう。
国の資産等は、意思決定に関わる権力者の身内を対象から外すくらいの事をしてもいいのではないか？
自分に責任は無いと強弁するのではなく、例え直接関係が無くても、このような事が疑われる事自体を恥ずべきだろう。

おそらく今の民進党では政権党は不可能ではないか、そんな気がする応援団の一人です。何故ならば、政権党当時の政権運営があまりにもひどく低次元で、取り返しのつかないほどの恥と醜態を晒してしまったからです。もし民進党が政権党にわずかの可能性で復活できるとしたら、自民党との対立軸の中に隠されているのではないでしょうか。いま日本も世界も関心事は、「防衛」＆「経済」にしか目が向いていません。それも数字結果や政策の結果論で、猿芝居や丁々発止を繰り返しているだけのように受け止めています。しかし防衛にしても経済にしても好ましい結果を望むのであれば、とどのつまりが「人創り」でしかないのではないでしょうか。スポーツを例にとれば一目瞭然で、試合に勝つには修練・鍛錬を重ねて好ましい結果を生んでくれるだろう期待の人間を創る、つまり「人創り」しかないわけです。「防衛」＆「経済」も同じです。例え現今では「防衛」＆「経済」にしか目が向かなくても、「人創り」に目が向くことに私は大いに期待を抱いているのです。時間は３０年５０年と必要ですが、ひょっとすると、そこに対立軸のヒントがあるように思うのですが。

テロ等準備罪が国会で争われているが全く議論になっていない。少なくとも法を造る側は。どのような法か説明しなければならないだろう。一般人は捜査対象にならないと言うが、テロ初犯は捜査対象にならないのだろうか？　テロ集団と認定されていない集団・共謀しないテロ個人犯は捕まらないのだろうか？　そもそも法律のプロであるべき法務相が解らない法律がまともな筈が無い。やはり、国家権力を強めようとしているだけだろう。
　米艦防護はあまり話題にならなかった。森友問題もダンマリを決め込んでいる。憲法問題も総理は自民党総裁としての発言はしないと言う。論争を避け法律を造るのは独裁政治というしかないのではないか？
　野党も国民が国会に送り込んでいる。議論は少数意見も考慮し良い法律を造る為に行うもの。議員は、日本は民主主義国家で、日本の方向を定める場が国会である事を肝に銘じ、キチット国民が理解できるように意義のある議論をしてほしい。

一帯一路の中国政策など、日本を取り巻く世界は大きく変わっている。モタモタしていると気が付いたら日本は取り残され、只の小さな島国に成ってしまう。年金の問題、人口の問題、多くの問題の解決策の基礎は経済だ。総理の発言の上げ足を取って騒いでいる国会討論を見ると悲しくなる。

首相は改憲の機運が高まってきたとして、２０２０年までの憲法改訂を宣言した。ただし、国民の改憲機運は盛り上がっていない。やはり首相がやりたかったのは集団自衛権と改憲という事なのだろう。自民党の悲願とも言える両方をした総理になりたいのだろう。
　政権を取り戻した後は景気回復を唱えたが、リーマンショックと大震災で傷んだ日本が世界の景気回復の波に乗るのは容易だった。株価が上がると集団自衛権に専念した。異次元緩和に合わせ大胆な改革を行えば、景気拡大が軌道に乗ったかもしれなかったがチャンスを逸した。その後も異次元緩和は継続し、欧米に比しても歪んだ金融政策になっている。
　改憲問題も‘読売新聞を読め！’とか‘行政の長だから党総裁としての意見は述べない’とか国会軽視が甚だしい。森友問題はどうなったのだろうか？　その時も私人だから参考人招致できないと言っていたが学園長だけ喚問した。やはりおかしい。そしてアベノミクスはどうなったのだろうか？
東アジアが緊張している。労働人口減少時代に入った日本経済はどうなるのだろうか？　確かに自衛隊問題も重要だが期限を決めてまでやるような優先事項とは思えない。