時事放談

時の人、現役閣僚の鳩山邦夫さんが登場するなんて、もはや放談を超え、貴重な国民的番組になったなと、嬉しく拝見しました。
総じて、私たちの感覚にかなり近いお話が多かったように思います。
ところで、私は一連の話題の中で気になっていたことが二つあります。
一つは、麻生首相の郵政発言を、小泉さんが“笑っちゃう”と言われたことです。郵政民営化に賛成か反対かの二者択一を迫った総選挙で、４分割という重要な内容を国民が殆ど知らずに勝ったと言われたのに、笑ってしまう場合なのでしょうか。賛同者のためにも、目くじらを立てて反論し、説明すべきでしょう。笑っちゃうのは、むしろ私たち国民です。
もう一つは、地方郵便局の閉鎖状況や貯金はどうなっているのかなど、民営化後の情報が国民に全く明らかにされていないことです。しかも、今度の“かんぽの宿”問題も、売却直前にやっと表面化する有様です。国民への経過報告義務を、なぜ法制化しなかったのでしょう。まさか“知らしむべからず”ではないでしょうね。主権在民とは、知らしむべきは国民に、ということのはずです。更なる激論を期待しています。

国民の審判を避けて居座る麻生首相のお騒がせ発言が続く中、莫大な経費の割に内容が不明確な給付金問題、有権者をバカにした郵政民営化の賛否問題に加え、与党内の不協和音など、大恐慌直前の今日も朝から夜まで仰々しく報じられているニッポン。その上、議員が国会内で意見を戦わすならまだしも、選挙運動まがいの講演会などで大いに気炎を吐いている姿が茶の間に届く毎日だ。
今国民は今日・明日に不安を覚えているのだから、最優先で権限を有する人が、責任を持って、“直接”話し合って施策を練り、即刻実施すべきではないのか。高報酬を得ている国会議員、特に政府与党は一体毎日何をしているのだろうか。そしてまた、あちらこちらのコメントを寄せ集めてはストーリーを作って、視聴率競争に明け暮れるマスコミにも大いに物申したいのだが、その前に選挙民たる自分自身を振り返り、今度はもっとしっかり考えて一票を投じたいと思うこの頃である。

久しぶりにスカッとするお二人のご意見を拝聴しました。

鳩山さんはすばらしい。このような人物に早く日本の総理大臣になってもらいたい。
だんだん国民にも小泉、竹中の出たら目を見抜ける目が養われてきている。
鳩山さんを国民みんなでお守りしよう。

麻生氏は、すでに終わっている。自分は麻生氏は総理大臣だとは思っていないし認めていない。そういう国民は多いだろう。それがひとつ。
二つめは、近頃の麻生氏の発言について、いろいろな意見もあろうかと思うが、細々と個々のことを討論する必要などないということだ。
麻生氏は昨年９月の総裁選討論会で、「まず間違えて頂いては困るのは、郵政民営化を担当した大臣ですからね。忘れないでください。総務大臣として担当しておりましたので。私が担当。」と、ご丁寧に三度も言い直している映像が残っている。そして肝心なことは、この時、麻生氏が何を言いたかったかではなく、これを国民がどう受け取ったか、ということだ。確実な詐欺の証拠があがったようなもので１００％有罪だ。麻生氏は気を使う質うんぬんという話も理解できるが、そういう次元で済まされない。
三つめは、麻生氏の周りは核武装論者ばかりだということだ。今回の一連の出来事は道具に過ぎず、目的は他にある可能性は大いにあり得る。かんぽの宿問題は道具であって、裏に大きな謀略が隠されているということだろう。

私も以前から、郵政民営化とは、アメリカが郵便貯金等の日本人の資産をぶん取りやすくするための、組織改変に違いにと思っていましたし、
ネットの世界では、そう思っている人が大勢あることも知っていました。

しかし今回のような真実を暴いた、テレビの報道は見かけることが出来ないで、いつも歯がゆく思っていました。
良くぞ勇気を出して、真実を報道してくださったという思いです。
有難うございました。

麻生〜小泉発言話題はマスコミ騒がせの低次元の話しであり、野中氏の言う通り「どっちもどっち」だ。
それよりも続発する各企業の首切りに対して、雇用をどう確保するかが当面の愁眉の急ではないか？
有効求人倍率で「一般企業の0.75に対して介護は2.57の開き」があるのが我が国の現実だ。
このアンバラス、ミスマッチを与野党共に真剣に取り上げて政治力を発揮する機会であり、逃げてはならない。
介護に人気が無いのは圧倒的に給与が低いからである。
厚生労働大臣はもっともっと現場の実態を明らかにして、対策をとることが最優先事項と考える。
マスメデイァも誰が考えても矛盾でおかしいこの現実を真正面から取組んで貰いたい。

野中さんが番組中で話された郵政民営化にからむ話は始めて伺いました。事実としたら野中さんの話は大変な問題です。マスコミはこぞって「この問題の解明」という声を挙げるべきではないでしょうか。小泉改革の幻影を明確にし、総括しないと日本はいつでもどうにでもなるとアメリカからつけ込まれることが心配です。オバマ誕生で沸いているアメリカですが、なにやら化けの皮もはがれそうで、ちょっと前には日本に全面的な開放を求めていた国が保護主義にころっと変わりました。いやな話です。

　野中さんは、今回のお話も素晴らしかったです。鳩山さんの、カンポに対する素早い動きも、最適な行動だったのですね。小泉さんも、奇人変人と、麻生さんに言われたくらいで、ムキニなって、給付金脅し、国民の話し絡めないで、できれば外国で、決闘でもしてきて欲しいです。民主党もこんな個人的なことで様子見なんてしていないで、自分たちの今すべき事を、冷静にやって欲しいです。ホントよそ見しすぎと思います。

鳩山総務相は、日本郵政が国の資産を不当に処分していると言う。
野中さんは、生田さんの時から徹底的に調査せよという。
確かに、２４００億円の物件を１００数億円で売却するのは、おかしい
とは思うが、元をただせば、それほど評価額の低いかんぽの宿を
造り続けた郵政省の責任はどうなるのか。
徹底調査するなら、誰がなぜこのような不良資産を造ったのかという
ところから徹底的に調査して欲しい。
担当大臣や官僚の責任は問わないままで、民営化前にできるだけ早く
不良資産を売却して身軽になろうとした経営者の責任だけを追及する
のは片手落ちではないのか。

国会中継に目を注ぎ、耳を傾ける事が馬鹿馬鹿しくなりました。すでに政治は主権在民から遠のき、主権政治家に陥ってしまったように受け止めています。国会論争の内容は総選挙実施の末、政権交代を実現させようとする一点に限局しており、時勢の難局に解決の糸口を見出す姿勢さえ私達国民には伝わってきません。一刻も早く、国民の国民による国民のための政治が蘇るよう、願って止みません。口先だけの形骸的な、上辺で国民のためにを連呼している政治家の皆さん！今が本末転倒している事に何故気付かないのですか？

不安が拭い切れないから、活力も沸きません。これが、正直な日本国民の思いではないのでしょうか。もちろんマスコミに影響され、内閣支持率（人気投票的色彩のみが強い）に悪戯に一喜一憂するのは言語道断・本末転倒ですが、麻生首相の日頃の言動から判断すれば、諸手を上げて盲目的に追随して良いものか異口同音に思案投首してしまうのが、四苦八苦し毎日を過ごしている私達ではないのでしょうか。清新な未来に加え明るく希望に溢れる社会とは以前にも触れましたが、自民党政治の約半世紀の足跡を全面的に見直し、ゼロから社会システムを構築しない限り到底叶わない事だと感懐を寄せています。それには既得権との戦い・論争に打ち勝つしかないように受け止めています。換言すれば、既得権という財産を差し出せば、命だけは助けてあげるぐらいの覚悟と、既得権者の自己犠牲が絶対必要になるのではないのでしょうか。スローガンや絵に描いた餅ばかりが目立つ昨今の政治に風穴を開けるのは、やはり過去をほぼ全面的に否定した前提での実践・実行が唯一の方法のように理解しています。

麻生首相は、終わった。郵政民営化に関する「反対の賛成の反対なのだ」というバカボンパパ的なギャグを落ちとして、幕を閉じる。
麻生首相を、天皇陛下御即位20周年式典や、7月のサミットに出席させる訳には、断じていかない。
また、麻生氏を支持し続けた与党の各議員も、猛省が必要。さもなければ、立候補を断念すべし。
いずれにしても、困窮している国民を励まし、力強い信念を持って日本と世界を引っ張る真のリーダーの登場を待ち望むばかりである。

具体的提案です。
1. 公務員(高級官僚を含む)は55歳で役職定年にして、年金がもらえるまで全て雇用する。
2. 役職定年後の年収は、それまでの50％以下にする。
3. 年金がもらえるようになったら役所を退職して退職金(高額な)を支払い、1年間以上を完全無償ボランティアを義務付ける。
4. または天下りしたい人は、現職の20％以下の年収または完全無償ボランティアで天下りする。
5. もちろん天下り先や渡りの退職金は完全に零とする。
6. 上記を満足すれば、天下りや渡りを大いに奨励してください。役に立つ人のはず？です。
7. これが実現すれば、消費税が10%でも20％でもかまいません。

完全無償ボランティアの意味
1. 民間出身の私は退職後の1年間を病院で完全無償ボランティアをやり、お金では得られないものを得ました。
2. 現在の公務員(高級官僚を含む)は、金、金、金の亡者に見えます。
3. 完全無償ボランティアをして、お金では得られないものを得て、考を変えてもらいます。
4.　そして公務員退職者が、日本をボランティア国家にする推進役になってもらう。

２月５日の衆院予算委員会で、耳を疑うような麻生総理の発言が飛び出した。民営化で４分社化された日本郵政グループに関し「もう一回見直すべき時に来ている」と述べ、更に「郵政民営化に賛成ではなかった。濡れ衣を着せられるのは面白くない」と続けたのだ。耳を疑うとはこういう時のことかと思った位だ。しかしその日の“ぶら下がり”で、記者の「今日の総理の発言は自分が寄って立つ議席の根拠を否定するものだという批判があるが」という質問に対し、「ああ、全然関係ないと思います」と答えていた。もう呆れて物が言えない。民主党の菅直人氏は「究極のぶれ人間。自分自身の正当性を自ら否定したことになる」と述べていたが、さすがは菅さんズバリと言ってくれました。やはり麻生総理の品格の無さ、不正義を示した発言であることは確かだ。また鳩山総務相はこれに関して「首相とは『国営には戻さないが、後は全て見直しの対象とする』と打ち合わせてきた」と述べた様だが、自民党の中でも民営化推進派は反発を強めている。こんなやり取りを聞いていると、郵政民営化は本当に必要だったのか、又何の為に誰の為に民営化したのか、益々分からなくなってしまった。