いいドラマを作っていただきありがとうございました。
Twitterで日曜日の9時になるとみんな一斉に#JINのタグをつけて実況をし始めるので、どんなドラマなのかな・・と興味を持ち見始めたのが完結編の第3話。仁先生が現代の脳外科医であることは知っていたのですが、何故か牢屋に入ってるわ、拷問受けてるわ、出られたと思ったら突然プロポーズするわ・・・と今考えれば凄い回でしたね(笑)
それから前作も見て気が付いたら日曜日の9時のために一週間があるのではないかというほどのめりこみました。
私は歴史は好きなのですが、どうも幕末という時代は暗い時代で好きになれずあまり興味がなかったのですが内野さん演じる坂本龍馬があまりに魅力的で「史実の龍馬さんはどんな人だったんだろう?」ドラマを見ているだけでは、時代背景がわからずもっと知りたいと思うようになりいつしか調べるようになりました。「龍馬さんを暗殺から救わないと!」と仁先生の気持ちになって史実の龍馬さんがいつどこで殺されたのか?も調べました。ドラマを見ている間、私も仁先生と一緒にタイムスリップしていたような気がします。
そうしていろいろ調べているうちに、またドラマを見ているうちに「自分とはまったく関係のない教科書に書かれた歴史」ではなく「日本という国、血筋、先人たちが私たちに血を吐くような思いで何を残してくれたのか 歴史とはそんな先人たちの軌跡」ではないかと改めて思いました。
昨今、自殺する方が急増しているといいます。辛い世です。でも、「自分の命は自分だけのものではない」とこのドラマをみて思いました。自分を産んでくれた両親だけでなく、両親のご先祖など遡れば数千、数万以上の人間が今の私を生むために必死で生きたこと。そしてその数千、数万の人の一人でも子供を残せず亡くなっていたら今の私は存在できなかったこと。今の時代の人間すべてがその数千、数万の人が起こしてくれた奇跡の上に存在していること。日本には「祖先崇拝」の精神が息づいていますが、あらためてご先祖様に対する感謝の気持ちが芽生えました。
JIN-仁-は日本の話ですが、世界中で放送されているといいます。このドラマの教えてくれるさまざまな大切なことはきっと世界中の人の心の中にも沁みると思います。
素晴らしいドラマを本当にありがとうございました。キャスト・スタッフ・監督ほかこのドラマに関わったすべての方に御礼申し上げます。
海猫/女性 (26) 2011.6.27 (Mon) 13:39