「夜が明けたぜよーっ」とはなっていません!
申し訳ありません…終わり良ければ全て良し!だったのですが…
最後にあえて厳しい感想を言わせていただきます。
正直、最後の最後に裏切られたという気持ちが拭いきれません!
2009年の前作からずーっと「JIN」ファンで、
今回の最終回をどんなに楽しみにしていたことか。
しかし、最後30分くらいの展開にはむしろ憤りすら覚える始末…
第9話の龍馬さんのセリフじゃないですが、
「まっこと、それより他に道(展開)はないがかえ!」と。
「夜が明けたぜよーっ!」と、皆が素直に言えるような展開が。
本当に、咲さんの結末はあれしかなかったのでしょうか…
先生に対する一途な想いを最後まで胸の奥に隠し…決して伝えることもせず…先生がひとり現代に戻って…江戸にひとり残され…その名前も顔も記憶から薄れていく…それでも、その想いだけは歴史の修正力に勝り“150年越しのラブレター"を綴る…その想いを先生は現代で受け取る…が、江戸の咲さん本人は知る由も無く、生涯独り……理屈では納得しています。でも、どうしても“悲恋"の展開にしなければならなかったのでしょうか…
結局、咲さんだけはその想いを成就することなく置き去りにされてしまった…(森下さんは、切ない綾瀬さんが好きだそうで…)
仁友堂を後の世に残す、先生と束の間生きた証しを残すという願いも結局叶わず…
“歴史の修正力"ということで、先生の記憶・存在は江戸から消され、結果、残された人々は誰も悲しまない…どうにも“逃げ道"に感じてしまいます。
記憶を消去して“無"にするという展開は“禁じ手"と思うのですが…
未解決なままなことも気になります。
・前作で仁先生が拾った10円玉は何だったのか?
・恭太郎さんが拾った薬(咲さんを治した)はどこからきたのか?
・仁先生が江戸時代にタイムスリップさせられた真意は結局?
続編を“映画で!"とまでは言いません。
ただ、このまま終わらせることの無きようお願いしたいのです。
少なくともこの結末では、まだ夜は明けておりません!
わにくん/男性 (47) 2011.6.27 (Mon) 20:17