パラレルワールドじゃ、ない。
ただただ胸を打つドラマでした。登場されたすべての方に心からの拍手を送りたい。
皆さん、パラレルワールドだと感じていらっしゃるようですが、私はそうは思いませんでした。解釈上、そう考えるのが妥当だけれど、でも、ちゃんとつながった一つの流れの中に、あの物語はあるのではないかと思います。だからこそ、神の意志によって、多くの人の記憶から仁先生は消し去られたのではないかと(取り消された)。でも、それに抗うほどの強い思いを咲さんは持っていた。そしてきっと、野風さんも。そうでなければ、あの手紙は無意味なものになってしまいます。咲さんからの手紙は、仁先生が確かにあの時代を生きたことの証であり、それを含めての涙だったと思うのです。咲さんへの思い、江戸の人々への思い、自分がしてきたことへの思い…。それがつながったのがあの手紙であり、涙の意味ではないかと思います。そして、「未来」という名も。論理的に矛盾するかどうかなんて、問題ではない。ただただ、人の心がこれほどまでに強くしなやかで、長く続いていくものだということに、私は涙しました。
最後に。咲さんと仁先生、野風さんと仁先生、未来さんと仁先生、いろんな愛があるけれど、こういう愛があってもいい。
なつ/女性 (37) 2011.6.27 (Mon) 15:29