追伸、このドラマはハッピーエンドです!
最終回放送後に一部の方から、悲しすぎる結末で残念等のコメントがありましたが、これは違うのではと思い、追伸させていただきます。
確かに「仁先生と咲さんが結婚して幸せになる」という点だけから見れば悲恋となりますが、人生が実り多いものになるのは結婚だけではありません。仁先生が戻ってきた現代は、タイムスリップ前の現代とは少し違う現代(保険制度が竜馬のもと発案され、60歳の高齢者は医療費無料の社会)であり、このパラレルワールドでは仁友堂のメンバーは過去いたものの仁先生は最初から存在していない(竜馬の写真に一緒に写っていない)のですから江戸の人や仁友堂のメンバーが知らないのも納得できます。(この中で咲さんだけ、おぼろげにも○○先生として認識していたのが強い絆を感じさせ泣かせどころですね)だけど咲さんも月日の経過のなか○○先生のことは忘れ、安寿ちゃんを育てる中で長寿にも恵まれ、自分の決めた医療の道を全うできたのだから幸せな人生を歩めたと思います。(ドラマの映像でも先生が未来に戻ったであろうことに安堵し、最後の手紙を書上げた時には微笑みさえ浮かべています)
仁先生にしても、暫くは江戸での生活の記憶が残るでしょうが、これも歴史の修正力によっていずれ消えていき、現在を一生懸命に生きることの大切さを認識できたことで、今後の前向きな人生を十分予感させるものです。この壮大なファンタジードラマではそれぞれの時代で、各人が思う幸せをを紡ぎ出し人生を全うしていると思います。
又、10円玉の説明はドラマではありませんでしたが、江戸に戻りたいと願った仁先生から転がり落ちた抗生物質だけが届いたことから見れば、誰かが落とした硬貨も転がってくるような時空をつなぐ見えない道が存在するという一つのエピソードのように思えます(森下さん、違っていたらすいません)。
Oちゃん/男性 (60) 2011.6.28 (Tue) 19:08