自分の生き方を考えさせられるドラマ
たまたま完結編を見てしまったのが始まり。見ていなかった前作のBDソフトと機器、ついでにサントラまで購入と相成りました。昨今のテレビ番組は見るに耐えずほとんど見ることのなかった私の変わり様です。
このドラマには芸に秀たる本物の役者さんが出ておられ、私も褒めちぎりたいことは沢山あるのですが、今回は衣装、いやいやそれも凄いですが、人物と風景の美しい場面を一つ。既出であれば、今更ですが2票目と言う事で。
それは前作第3話、コロリが収束し場所は定かではないのですが夜明け前の背景に、竜馬さんと向かい合う恭太郎さんが羽織袴で刀を差し手にはぶら下げ提灯(というのですね、丸くて乙ですなー)を持って佇んでいる姿、この一瞬の映像がたまらなく好きです。夜明け前の限りなく美しい青色の背景と提灯に透けたろうそく火の色との組み合わせ、ややシルエットになった武士である恭太郎さんの提灯をもつ立ち姿、うーん、美しい!この絵に日本の美が凝縮されているようです。この絵を作られた方に感謝です。
それと、このドラマは自分の生き方を考えさせられます。私は生まれいずる時より持つ大きな障害が人生に立ち塞がってきました。この作品の要所要所に出てくる台詞が楔のように突き刺ささりますね。本当に感謝です。
ぶら下げ提灯/男性 (45) 2011.6.5 (Sun) 19:06