南方先生がかわいそう
昨日は特に、斬り合いのシーンなどをじっと座って見ていられず、思わず中腰になったり立ちあがったり、とにかくハラハラしてしまい、もたってもいられませんでした。ものすごい迫力と心に迫る切なさでした。
咲や仁を見送る切ない恭さんの優しいお顔、京都くんだりまで駆け付けた先生を見る、龍馬さんの男らしい暖かいお顔。愛し子を見つめるようなそれらの表情が頭をぐるぐる回ります。
何だかまるで、優しかった私のお爺ちゃんみたいな表情してる…と思って、それから「そうだ、江戸時代にいる人たちから見れば、南方仁は遠い子どもなんだ。自分達が精いっぱい生きて、命をつないだ証である遠い我が子同然なんだ」と気が付きました。先生から見れば、みんなじつは遠い日本人のご祖先さまです。
だからみんな南方先生を置いて、優しく微笑みながら去っていくのでしょうか。「大丈夫、がんばれ、見守っているから」と優しく先生の指からこぼれおちてしまうのでしょうか。
でも先生があまりにかわいそうなので、せめて龍馬さんだけは助かって欲しいです。
今は人間関係が薄くなっているなどと言われますが、私はあまりそんな風には思わなかったけど、仁先生と咲さん、咲さんと野風さん、龍馬さんと先生の深くて大きくて強い絆を思うと、私はまだまだそんな濃い関係は知らないかも、と思うのです。
だからせめてお話の中ではずっと続いて欲しいです。
ところで悪役の三隅先生役をしている人も、嫌われ者が少ない仁の中で目立ってしまって可哀そうだなって思ったり(笑)、でもそれはそれで役者冥利に尽きて楽しいかな♪がんばって、と思ったりもします。
残りあとわずか…と思うと淋しくてたまりませんが、皆さんどうぞがんばってください。
みいこ/女性 (17) 2011.6.13 (Mon) 18:04