原作もドラマも好きです
原作を読破していますので、私の中でJINは感動の内にすでに終結しています。でも、ドラマは独自のアレンジで、さらに深く考えさせられるメッセージを投げかけてくれるので、毎回、驚きと共に感動させられています。とくに、ドラマは台詞作りが非常にうまいですね。心に響く言葉を投げかけられ、後で原作を読み返してみると、その台詞はない。でも、作者のメッセージがより深く、視聴者にわかりやすく、翻訳されているような感じで、ドラマのスタッフの人間性の深さ、作品への愛情を感じさせられます。原作とは違う設定も、私は好きです。とくに咲さんが、原作より随分しなやかで強い女性に描かれていますが、現代の私達には、その方が、より共感できる気がします。好きなのにプロポーズを断ったり、仁友堂を未来に残すことを決意したり、時には、医者として長い経験を持つ仁をハッとさせるような励ましをしたり。江戸時代の、芯は強そうだけれど、しとやかな武家の女性のイメージは完全に越えてしまっていますが…。私は、こういう咲さんが好きです。これからも、ドラマならではのアレンジを、楽しみにしています。とくに、結末を知っているだけに、クライマックスの部分をドラマではどのようにとらえ、視聴者を納得させる形に映像にしていくのか、今から非常に楽しみにしています。
育児中の仁ファン/女性 (39) 2011.5.16 (Mon) 08:53