放送内容
4月14日放送
第4問
「オイシックス・ラ・大地」髙島宏平社長
「激甘トマト」
とある日曜日の夜6時。埼玉・新越谷駅の構内で、大きな賑わいを見せるこのお店。
実はここ主に有機野菜を扱うオイシックス・ラ・大地の専門店!
扱う野菜があまりにも美味しいと昨年のオープン以来、大盛況!
その人気ぶりは加熱する一方で、なんと、東急ストアなどの大手スーパーにもオイシックス専門コーナーが設けられているほど!
そんなオイシックスの年商はぐんぐんと右肩上がり!
昨年は、過去最高の589億円!!
実はこのオイシックス、定期会員20万人を誇る食品の宅配がメイン事業。
食べたい食品をインターネットを使って注文。
有機野菜を中心に、果物やお肉、加工食品まで扱う食品の数は、実に4500種類!
さらにその人気を加速させている商品がこちらのミールキット「キットオイシックス」。
食材と調味料が人数分入ったレシピ付きの料理キットで、常時20種類のメニューがありそのレシピの考案者は一流の料理人達。
共働きや育児など時間の無い主婦達にうけ、2013年の発売以来、これまでに3000万食を売り上げた超人気商品!
ちなみにオイシックスが取り扱う、大人気の野菜たち。そのお値段は、いかほどなのか?
キュウリは3本で…298円!人参は2本で…278円!
あれ?ちょっとお高い…。実は、オイシックスでは、ほとんどの野菜がスーパーの1.5倍ほどのお値段で販売しているという。
だが、それでも…
客「ちょっと高いとも思ったですけど、これだけ美味しい野菜が採れるならこの金額でもいいかな」
と好評。
いったいなぜ、オイシックスはこれほどまでに消費者の心を捉えるのか?
そこには美味しい野菜を栽培したい生産者の情熱と、その野菜を一躍大人気商品にするオイシックスの驚きの戦略があった!
一般的にはスーパーで1本30円で買えるキュウリがオイシックスだと3本約300円。
決して安くはないオイシックスがなぜそれほど人気なのか?
ということで今夜は「オイシックス・ラ・大地」の髙島宏平社長をお迎えして、その戦略を岸先生が徹底解説!
まず1つ目は…
岸「オイシックスが安くないのに大人気の理由!
それは野菜の「名付け」!」
オイシックスの「名付け」とは…地方で埋もれている美味しい野菜に新たな名前をつけて全国区にすること。
例えば…鹿児島のある農家が、甘くて美味しいさつまいもを作っていました。
そのさつまいもを見つけたオイシックスが「??????いも」と名付けたところ、全国区の大ヒット野菜に生まれ変わったのです!
一体どんな名前なのか?
ヒントは漢字1文字とカタカナで5文字。
思わず食べたくなる甘いさつまいもの名前皆さんはわかりますか?
オイシックスが鹿児島の甘いさつまいもにつけた名前とは?
答えは「生キャラメルいも」!
ここからはそんな名付けで売れた地方の「激ウマ埋もれ野菜」を紹介!
名付けで売れた!地方で埋もれていた激ウマ野菜!
驚異の糖度14度!メロン並みに甘い「??」トマト。
オイシックスの利用者に聞いてみると…
客「別格です。本当に甘くてこれ食べたら普通のトマトは食べたいとは思わないかもしなれない」
そのトマトが作られているのは千葉県の北東部、古い町並みを残し映画やドラマのロケ地としても知られる、香取市。
一歩、中心部を離れると…見渡す限り、田園風景が広がるこの街にオイシックスが誇る極上トマトの生産農家がいるという。
こちらが「??」トマトを作っている伊原努さん。
年齢は33歳と、50歳でも若手と言われる農業界では、かなり若い。
いったいどれほど甘いのか?
普通のトマトは、糖度は5度と言われているが伊原さんのトマトは…
伊原「10.1度。」
なんと2倍!旬には、最高14度にまで達することもあるそうで、これはメロンなみの甘さ。
この美味しいトマトをスタジオでも体感!
曽根「甘っ!噛めば噛むほど甘い。果物です!フルーツ」
森崎「加工してるくらいの甘さがありますね」
しかし、そんなすごーいトマトなのに…
伊原「なんでうまいのに売れないんだ?という目線で見ていたと思います。自分でポップを作ってみてもお客さんが反応してくれる様子がなかった…。」
そこで、伊原さんのトマトの味に魅せられたオイシックスが名付けをしたわけです。
オイシックスは「激甘トマト」にどんな名前をつけたのか!?
調査員「なんて名前になったんですか?」