放送内容
2月3日放送
第10問
【つぶれない専門店】
オカリナ専門店『大塚楽器製作所』
超マイナー楽器???の専門店、買いに来るのはだ〜れ?
そのお店があるのは、東京都北区田端。
駅から住宅街を歩くこと10分。
超マイナー楽器しか売っていない『大塚楽器製作所』。
あまりお店とは思えない見た目だが早速、潜入調査!
中に入ると、そこはまるで古びたマンションのようで、結構年季の入ったエレベーターや錆び付いた郵便受けが…。
商品は全く見当たらないが本当にお店なのか?
社長に連れられ階段を上がり2階へ。果たして、何を売っているのか
大塚楽器製作所はオカリナの専門店!
並べられている数はなんと100種類以上!
600円のプラスチック製のものから初心者用の6500円のオカリナ。
変り種だと、通常の10倍もの大きさのオカリナも!
そもそもなぜ、オカリナだけを販売しているのか?
1919年に大正琴の弦の製造からスタートした大塚楽器さん。
その後、ギターなども販売したが2007年、3代目の父の代に思い切ってオカリナだけに絞り、専門店になったという。
では、気になる年商は?
なんとオカリナだけで年商1億円!
そんなことありえるのか?
調査員 「このいっぱいあるオカリナはどこで作られてるんですか?」
社長 「この場所で作ってます」
そう、大塚楽器さんは販売だけではなく製造も全てこの建物内で行っている!
しかし、今どきオカリナは学校でも触ることもないし使っている人といえば、ゲゲゲの鬼太郎くらいしか知らない…。
一体、どんな人が買っているのか?密着スタート!
早速、開店から30分後。
1人目はどうやら常連のお客さんのよう。社長はちょっとデッレデレ。
女性客「これとかやっぱ使ったらみんなびっくりしますかね?」
社長 「そうですね、インパクトはありますね」
女性客「そう、大きいから」
8万円の大きいオカリナを購入。
一体、この方は何者なのか?
女性客「私はコンサートとかライブとかやってるプロのオカリナ奏者なんです」
プロのオカリナ奏者・西村菜美さん。
プロのフルート奏者でもある西村さんは、音楽の幅を広げるために10年前からオカリナを始めたという。
プロもお墨付きの品質の良いオカリナのようだが全国にいるプロのオカリナ奏者はわずか50名程度らしい!
さすがに、これでは1億円には届かないぞ!
さらに、2時間後…来店したのは、なんと…外国人!
試奏を繰り返した後…なんと、9万8000円の3オクターブが出るオカリナを購入!
こちらは、ベルギー出身・トムさん。
なぜ、わざわざ日本のオカリナを買いに来たのか?
男性客 「ベルギーオカリナない。だから最初は全然知らなかった。えっと、ゼルダの伝説。メインキャラクターはオカリナ使う。そういうゲームが大好きだった、だからオカリナほしいな」
日本の人気ゲーム「ゼルダの伝説」がきっかけで馴染みのなかったオカリナに興味を持ち始めたというトムさん。
そんな彼も実は…昨年プロになったオカリナ奏者!
5年前に来日。今では月10公演もコンサートを行っているという
そして、最後にやってきたのは…スーツ姿に着替えた社長。
オカリナを丁寧に拭きケースに入れてダンボールに詰め始めた。
その後も、どんどんダンボールの中にオカリナを入れていくが一体どうするつもりなのか?
調査員「社長これって何個くらい入ってるんですか?」
社長「全部で20個ですね。まとまってご注文いただきましたのでこれからお届けに参ります。」
オカリナ1本6500円なので、20本で総額13万円!
ここに、年商1億円の鍵があるはず!!
調査員「ついていっても大丈夫ですか?」
社長「これから?大丈夫だとおもいます。どうぞ。」
ということで、社長の車に同乗させてもらい走ること2時間。
この建物の中にいる人は一体…
オカリナ専門店から、大量のオカリナを購入するのは一体どんな人なのか?
オカリナを20個も届けるという大塚社長。
車で向かった先は…「サンビナス立川」という結構立派な建物。
一体、どんな方々が集まっているのか?