放送内容
3月3日放送 第3問 【道の駅で見つけたスンゴイ売れっこ農家】第1位「1キロ100万円?全国予約殺到の塩」
高知県東部の海沿いの町 田野町。
国道55号沿いの『道の駅 田野駅屋』にはなんと年間で町の人口の100倍にあたる 28万人ものお客が訪れているという。
みなさんのお目当ては土佐湾で獲れた海の恵み。この土地でしか買えないような名産品が充実している大人気の道の駅ですぐ売り切れちゃうという話題の塩が…
「塩二郎」とだけ書かれてあり 中身すら見えない黒いパッケージですが…たった100gでなんとお値段は1080円!
スーパーで売れらている 1キロ100円の塩と比べて、なんとおよそ100倍の値段!
数量限定の知る人ぞ知る超高級塩。にもかかわらず、そのウワサを知る、ごく限られた人が一人、また一人とこの塩を買い求めに遠方からやってくる。
「どこで作ってるんですか??」
「町内で作ってます。5分10分も歩かないところにあります」
ということで教えられた場所に向かってみると…
どうやらここが超高級な塩の製造工房。
出迎えてくれたのは、ちょっとコワモテな塩職人・塩二郎さん。
その超高級な塩を作っているというハウスの中へ。
一般的な塩は、海水を釜で煮詰めて、水を蒸発させ一気に作られるのに対し、塩二郎さんはひたすら手で混ぜながら、自然の力だけで蒸発させている。
じっくり結晶化させていくことで、よりミネラルが豊富な塩に出来上がるという。
手で混ぜるだけで作られる完全天日塩。そのお値段は…
主人「1kg5万とか20万の間…」
想像をはるかに超える超高額!
それなのに全国のシェフたちが欲しくてたまらないという一体何が違うのか?
主人「値段が高い秘密というのが、ひとつひとつの食材ごとの塩のオーダーメイドですね。その食材に合うように 塩の味を変えてやるというのが僕の仕事です」
そう実は塩二郎さんはオーダーメイドの塩職人!
驚くべきことに、100段階もの味の違いを、手の混ぜ加減のみで作り分けている!
一体、どういうことなのか?
海水の主なミネラルは実はそれぞれに異なる味がありその組み合わせで味の違いを作るのだという。
さらに塩の違いはこれだけでは無かった!
スタッフ「すいませんご主人。これなんですか?」
主人「アーモンドの味がするお塩を作ってるところ」
スタッフ「なんか刻んで入れたりとか」
主人「それはね素人!できたお塩に抹茶が入ってたりとかあれは正直小学生でもできるんですよ」
別の木箱の中に入っていたのはなんと藁。
この藁を食べている牛の乳で作るアイスに合わせる塩だという。
こちらはフレンチシェフのオーダーで作ったネギの塩。
出汁を移した海水で塩を作るので、結晶自体に旨味が閉じ込められている。
主人 「実はフランス人がふらっと来て、あるもので塩を作って欲しいと。それが出来上がった時の値段が1kg100万。」