放送内容

そのお店があるのは、下駄の生産地として栄えた職人の街、大分県日田市。
駅から歩くこと15分見えてきたのは、下駄の製造・販売を専門に扱う『本野はきもの工業』さん。

出迎えてくれたのは3代目店主 本野雅之さん。

下駄の生産地、ここ日田市内でも下駄工房が今では10軒程度にまで減少…。
そこで3代目の雅幸さんが若者向けに考えついたアイディアが…

下駄にヒールが付いた、その名もハイヒール下駄。

ヒールの高さは、なんと9センチ！
「普段履き出来る下駄」を目指し地元の職人さんと共同で『ハイヒール下駄』を開発。
現在、下駄の形を残したタイプとミュールタイプを販売している。

節がある通常の木材を使用すると歩く衝撃で割れてしまうため、日本建築の梁にも使用される、全く節の無い丈夫な柾目の木を樹齢５０年以上の杉の中から厳選。

左右の重さを均等にするなど、緻密な作業が必要なため下駄職人ではなく、クラフト職人と協力して作っているのだとか！

そのお値段は…1足40,000円と通常の日田下駄の約10倍！