放送内容
4月14日放送
第2問
【道の駅で見つけたスンゴイ売れっ子農家】
第1位「幻のイチゴ」
やってきたのは二宮金次郎ゆかりの地、栃木県・真岡(もおか)市。
イチゴの生産量 日本一を誇る栃木県の中でもここ真岡市は1番の生産量を誇り、年間7,000トンものイチゴが生産されている!
さっそく 国道294号沿いにある道の駅『にのみや』に行ってみると…
売り場の半分以上を占めるのは、やはり…イチゴ!
イチゴ最盛期の今のシーズンは1日1500人ものお客さんがイチゴを求めて押し寄せる。
道の駅限定のいちごカレーやいちご寿司など個性的な商品も並ぶ中…
ここ道の駅『にのみや』で、すぐ売り切れてしまうという人気の商品が…
人気商品、『とちひめ』!
広報「果肉はかなり柔らかいです。
水分量が多いので車の振動にも弱く輸送に適していないです。
一般的に流通はしていないので幻のイチゴと呼ばれています」
イチゴ大国、栃木でも生産される「とちひめ」の割合はたったの0.2%。
さらに、とちおとめの場合2パックで1000円ほどですが、とちひめの場合 お値段はおよそ2倍!
今回お邪魔したのはいくつものビニールハウスが連なる野口英雄イチゴ農園さん。
糖度計でその甘さを測ってみると…なんと糖度は15.5度という結果に!
さらにとちひめが幻のイチゴと呼ばれているのには輸送に向かない柔らかさの他にも理由が…。
英雄「甘いのは確かに甘いんですが、とりあえずとちひめってのは、作りづらいってことは間違いないですね。」
「とちひめの場合は100植えたら50」
とちひめは、実もデリケートだが苗も病気になりやすい品種。
植えてから半分以上が、駄目になってしまうのだとか!
手間がかかる上に“日持ちせず”“流通が難しいため”“生産者が少ない”。
その名の通りまるでお姫様のように脆くて手がかかるイチゴは、一部地域以外には出回らない、“幻のイチゴ”と呼ばれるようになったのです
英雄「化学肥料を撒いてました。だけどそれでは最初だけは甘さはあるんだけどだんだんなくなってきた。
それでアミノ酸に変えたんです、昆布とか」
昆布や貝殻、おからに大豆等…。様々なものを肥料に試した英雄さん。
試行錯誤を繰り返し、ついに効果を表したのが…!