放送内容

正解は…屋根のない列車！

1日10便、運行する列車はほぼ満員。
その人気の秘密は…大パノラマの高千穂の絶景を360度風を感じながら楽しめること！

そして列車は この路線一番のビュースポットへ。視界が開けて来た所で列車は減速し停車。列車が止まった先は地上105mの鉄橋の上。この鉄橋、日本最高の高さを誇る高千穂陸橋。
停車している間は雄大な自然をバックに立ち上がって記念撮影をとることができる。
屋根のない列車の上から身を乗り出す絶景は圧巻！

シャボン玉と絶景のコラボレーションはまさに、最高の旅の思い出。
季節ごとに様々な表情を見せるこの絶景を見たいと、リピーターも多いんだとか。

しかし、なぜこのような列車が走ることになったのか？
元々は高千穂線は、山間に住む人たちの生活の足として、運行していたローカル線。しかし、2005年の台風14号被害と過疎化の影響をうけ、廃線に。
鉄道会社も廃業を迎えたものの、高千穂線を残したいという想いから、当時の駅員が中心となり、高千穂あまてらす鉄道株式会社を新たに設立。

はじめは駅舎や路線を使う許可が降りず、動力なしの木製トロッコを押すところからはじまった高千穂あまてらす鉄道。しかし、今では使われなくなった車両を使ってなんと実際に電車を運転できる体験も。まさに鉄道のテーマパーク！年間来場者数は4万人。
海外からもお客が押し寄せる奇跡の鉄道へと変貌を遂げたのです。