放送内容
11月25日放送 第5問 つぶさない社長の儲け方徹底調査!「串カツ田中」貫啓二社長
ここ数年、都内でやたらと目にするこの看板。
大衆居酒屋チェーン、串カツ田中。
連日満席で外には空席待ちの人だかりがお客さんのお目当ては豚や牛など定番串カツから、女性に人気のレンコンや紅ショウガ。旬の食材を使った季節限定物まで、およそ30種類。しかも、お値段は、どれも1本200円以下。
連日サラリーマンたちで大にぎわいです!
串カツ田中は1号店ができてからまだたったの10年しかたっていないんですけども、実は、居酒屋業界の中でも異例の成長ぶりをとげています。
まずこの串カツ田中、創業してからたった10年で店舗数がなんと210店舗に急増!
都内だけでも10年で102店舗に急増。
そして、今年だけでも、全国に45店舗がオープン。
つまり、ひと月に平均4〜5店舗のハイペースで出店。
そして、年商。たった10年でなんと55億円にアップ!
そんな破竹の快進撃を続ける串カツ田中の秘密!
「居酒屋のタブーをあえて破る作戦!」
お客のターゲットを「子供」に!
串カツ田中は、居酒屋なのになぜ、あえて子供向けの店を作ったのか?
貫社長「元々20代〜40代ぐらいをメインターゲットとしていたんですけど。1号店が世田谷の住宅街って事もある、ファミリーの方が意外に多くてですね、大事にしようって」
その子どもたちが大人になって、メインターゲットになってくれることを考えているのです!
「居酒屋のタブーをあえて破る作戦!」
居酒屋なのに「タバコ」を禁止。
貫社長「東京都の調査によると。喫煙OKのお店がですねまだ75.7%。分煙のお店は16.1%。全面禁煙はたったの8%。ファミレスでは禁煙・分煙は進んでるんですけど、まだまだ居酒屋では、進んでないってのが現状です。
タバコを禁止した結果、結果的にはサラリーマン層は6.7%減少したんですけど、まぁファミリーが11.2%増えて、全体的にはお客様は12%増になりました。」
「居酒屋のタブーをあえて破る作戦!」
居酒屋なの外観を「ガラス張り」に。
貫社長「あの安心して入って頂けるようにという事で、はい。全部中が見えるように。これビジネス的に言いますと、あの行列と一緒なんですよ。あの同調効果って言って、行列ができてるからみんなそこに並びたがるのが。店の中に行列ができてると一緒なんですよね。」
とここまで、子供をお店に呼び寄せるため、数々の居酒屋のタブーを破ってきた串カツ田中ですが、実はお店を出す際、その場所選びも、常識破りの方法をとっていたのです!
最近こそ駅前など繁華街にも出店し始めている串カツ田中ですが、現在、全国に210店舗ある内の、実におよそ7割が家の近く、つまり住宅街に出店しています。
ただし住宅街なら、どこでもいいというわけではないんです。
さらに細かい、2つの条件が!
「バス通りに面している」というのが串カツ田中出店の一つ目の条件。
もう一つの条件は、出店候補物件の目の前に「○○」があること。
それは一体何?
串カツ田中が出店する物件の大事な条件…それは