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観測日誌

日曜劇場「流星ワゴン」:最終回 2015年3月22日 日曜よる9時〜放送
by. HomePage STAFF
7. 2014.12.23 Tue. 飲んでも酔えない辛い現実
一雄さんは今、人生がけっぷちです。順調だと思っていたのに、仕事も家庭もすべて失いそうなところに居ます。だけどどうしてこんなことになってしまったのか、どうしても分からないんです。
写真:7-1
なんでこんなことに
手に握っているのは、奥さんのハンコが押された離婚届。駅前のコンビニでお酒を買って、座り込んでしまう一雄さん。もうどうにもならないのか、出口の見えない袋小路に迷い込んでしまったようなそんな気持ち。お酒を飲んでも頭は冴えたまま、酔うことも出来ずに頭の中をぐるぐる回るのは、考えても考えても仕方のない、戻らない戻せない時間のことばかり。
どれくらい飲んでしまったのか、監督がビンの中のお酒を調節します。
写真:7-2
もっと減らそう
監督「もうほぼカラ、というところまで飲んじゃってます。だけど酔えてはいないんです。」
ああ、分かるなあ…つらいときってよく「お酒に逃げる」と言いますが、決して逃げられるものではないんです。酔って現実逃避をしようとしても、真面目な一雄さんはつらい現実から目をそらすことが出来ないんです。
写真:7-3
こんなに飲んでるのに
頭は冴えていても、体にはアルコールが回っています。ぐるぐるぐるぐる、もう何が何だか分からなくなって、投げやりになって体からも力が抜けて…
写真:7-4
こんな感じです
監督の指示を受け、西島さんもリハーサルに臨みます。
写真:7-5
もっと脱力して
じっくりと芝居に向きあう監督と西島さん。ここは西島さんが一人座っているだけのお芝居ですが、その内面がものすごく大切なシーンなんです。出口のない現実の悩みをどうすればいいのか、考えても考えても答えが出ない、そんな苦悩を表していくんです。
丁寧に演出していく監督、じっと目をつぶるシーンを二人で並んでいると、まるで佇んでいるようです(笑)。でも、実はこれってものすごいことで、目を閉じているのに監督のやりたいこと、西島さんのやっていることが呼吸で伝わっているんだな、と思いました。
写真:7-6
シンクロしていって…
じっと目を閉じて、目を開けたときには違う現実が広がっていればいいのに。
一雄さんが目を開けたとき、そこにあるのは…
写真:7-7

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