涙のハッピーエンド、良かったですっ!
漸くパラレルワールドの謎解きも、自分の中では一応ピリオドがつきました。ここでも、いろいろな方々が思い描く"シナリオ"に触れ、興味深く感心させられました。
多くの方と同じく、私も仁と咲が結ばれる幸せな嬉しいハッピーエンドを望んでいました。でも、ある意味、そんな単純な終わり方とせず、恋文という至極古典的なツールによって、時空(世界)を超えた切なくも優しい真実の愛の結びとしたことで、このドラマをより壮大で崇高なものに作り上げることができたのではないかと思っています。石丸Pさん、流石です。
私は、ここで、前作では毎回涙したのに、完結編ではほとんど涙することはないと言いましたが、最後の最後に、仁が手紙を読み上げるシーンで泣かされました。戦前が必ずしも良いとは言いませんが、戦後自由社会の中で、こと近年では便利な携帯電話、メールといった安易なツールによって、出会いも別れも簡単にできてしまう世の中になって・・・。男女が合コンで出会い、別れたり、二股だの、不倫だのと自分のことしか考えていない人が多い世の中(ここのファンの方々は違います。皆さん純真な心をお持ちだと思います)で、仁や咲、野風、龍馬たち・・・彼らの自己犠牲の心と一途に人を愛する姿を写し出すことによって、ていたらくな世の中に一石を投じてくれたと思います。人のために心を痛め、涙を流せる人間であり続けたい・・・仁たちのように。
余談ですが、私も若かりし大学生の頃、文通していた彼女がいまして、仁と当時の自分を重ねて観て、思わず涙してしまいました。それに背格好も顔も、泣き虫なところも大沢さんに似ていて(ファンの方すみません)、親近感を持って観ていました。
東京の中心で愛を叫ぶ男/男性 (49) 2011.7.2 (Sat) 22:12