シナリオブックが届きました PART2
皆さんがお書きになられているように、すごい本でした。TBS様、ちょっと宣伝してもいいですか。何せこの内容、このボリューム(厚み)そしてスパゲッティ一皿程度のお値段!
いいんですか。前作も全てカバーした全てのシーンのセリフがシナリオになって、懐かしく思い出されます。ああ、あのシーン!とじわっと感動を呼び起こしながら、少し声に出して読んでみて大女優中谷さんと自分の大根ぶりを比較したり。内野龍馬の独特な言い回しがたくさん飛び交って、楽しい。石丸プロデューサーの企画誕生から苦労の軌跡、名台詞を生み続けた脚本家森下さん(細身で可憐なきれいな方です)との熱情的なバトルエピソード。森下さんは石丸さんに「あること」をしたのです。また、森下さんは、武田鉄矢さんの名優ならではのセリフや演出の提案を高く評価したあと、日本中さがしても武田さんほど洪庵の@@が似合う人はいないといったところなどかなり笑わせていただきました。
さらに、非常に関心された美術や素晴らしいセットの数々の創作秘話、美術衣装デザイナーなどのインタビューも充実。テレビドラマではあまりとりあげられることのなかったこういった繊細でかつプロフェッショナルな仕事を詳細に紹介していて、TBS美術デザイナーの永田周太郎さんのイケメンぶりは韓流スターも真っ青です。永田人気もその優れた空間構成美とともに確実に女性の間で高まっていくでしょう。数多くの映像美術の受賞歴のある方です(ちなみに独身でしょうか)江戸時代のセットの難しさ。それも汚い牢獄から豪華絢爛な吉原の花魁行列まで、また医療造形まで本当にたいへんだったようです。
海外で放映されますが、日本の歴史に相当詳しい人ならともかく、坂本龍馬がなぜ(歴史にうとい仁先生でも知っているような)有名人であるのか、なぜ日本人は彼に夢を見てきたのか、また吉原って何?とか、江戸時代の医療状況や江戸の人たちのライフスタイルなど各国言語で放映に先だって紹介するガイドブックや短編映像があったほうがいいと思いました。世界にはばたいていくJIN。うれしいような寂しいような。
ぴっかりんこ/男性 2011.7.4 (Mon) 00:03