コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

TBS RADIO 954 kHz TOPページへ ページの先頭です
コシノジュンコ MASACA
※こちらは「過去ページ」です。
新しい番組ページは「こちら」です。


コンテンツ

  • TOP トップページ
  • JUNKO'S COLUNMN コラム
  • GUEST ゲスト
出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2016年02月07日(日) 放送

着物文化検定のおはなし

JK:今年で11回目となるんですけども、着物文化検定っていうのをやっているねすね。私も1回目から審議委員をやっていて、よく続いていると思うんですけど、5万人以上の方がこの試験を受けているんですね、5級〜1級があって、毎年1回受けられるんですけど、9歳の子が4級受かったりとか
出水:4級っていうのは、難しいんですか?
JK:結構難しいですよ。5級はなんどかだけど、1級なんて超専門ですよ。
出水:ちなみにこの着物文化検定というのは、「着物を学ぶことを通して着物文化への理解を深めて、もっと着物に親しんでいただくことを目的としている」そうですが。
JK:そうなんです。着付けとかそういうものではなくてね、着物っていうひとつの日本の伝統文化の歴史であったり、日本の精神的なものであったり、日本の着物文化を「学ぶ」という。だからすごく深いです。
出水:柄に対する、その。
JK:産地とか、そういうことおあるし、織り方とか、何織りなのかとか、そういうことなんです。だからすごく深いんですね。着付け教室にはいるのと違うんですね。

出水:先生が考える着物の魅力ってどんなものですか?
JK:やっぱり日本人の誇りですね。着物着て初めて、あ、日本人だった、って。別に外国人でもいいんですよ。日本人の精神が入るという、これが凄い。何かしらあると思います。やっぱり日本人の自覚っていうのかな、そういう意味で、受けたらどうですか?11月にありますよ。
出水:興味あります。この柄には、とか、この季節にはこういう帯がいい、とかあるじゃないですか。まったくわからないので。
JK:日本には四季があって、日本独特の文化がある。これが基本なんですけど、そこでやっぱり織物の産地が全国にあるわけでしょ。夏はここの産地、冬はここ。とにかく上手くできているんですけど、着るチャンスがなかなかないから、(着るのを)辞めるのではなく、知識だけでも、そうすると興味が湧いてくる。
出水:私、祖母が日本舞踊の師範をしていたので、着物は沢山あるんですよ。もう亡くなっているんですけど、沢山残してくれたんです。着られないので、是非。
JK:改めて、それを出してみて、知識と一緒になると立体的にわかるようになりますからね。難しいというより、興味持つことが大切だと思う。

ゲスト:北原照久さん パート2
MASACA!長すぎる反抗期とその後

出水:いまニコニコ笑った朗らかな印象からは、私驚いたんですけど、若い頃、反抗期が長かったと・・・
北原:そうですね、僕は早かったんです反抗期が。もう幼稚園の頃から反抗期が始まっちゃって。でもいま考えると早くて良かったなと。中学くらいがピークでしたね。
JK:結構長かったですね。
北原:その頃がイチバンひどかったですね。もう箸が転がってもハラが立つ。(笑)
JK:中学、退学になったんだって?
北原:そうなんですよ、中学3年の2学期。もう学校行ってないですもん。
出水:そのときは、カラダの中に怒りが充満していたんですか?
北原:ひとつ、4人兄弟の僕は末っ子だったんです。兄がふたりいて、姉がひとり、上にいるんですけど、この3人が勉強できるんですよ。ふたりは学校の先生になったくらいですからね。つも比較されるんですよ、僕は弟だから。それで、なんか比較されるのがすごく嫌だったんです。まぁ、反抗期ですから。
JK:それを救ったのが、お母様。
北原:そうですね、母の言葉が僕にとってすごく大きかったのは、ちょうど退学になった日にとぼとぼ帰ってきたわけですよ。これで勘当されるのかな、って、いうような気持だったんだけど、ウチの母がですね、もう起きちゃったことはしょうがない。お前の人生は、いままでの人生よりこれからの方がずっと長いから。これが一つ目ね。二つ目は、人生はやり直しは出来ないって言われました。過去は変えられないから。でも出直しはいつでもできるよって言ってくれたんです。
JK:今の子供たちに聴かせてあげたいね。
北原:本当に僕は、ウチの両親もそうですけど、言葉をかけてくれた、そういう人達、人との出会いによって、自分の人生がどんどん良くなっていったなって。

出水:そのお母様の素敵な言葉も心に留めていらっしゃって、「言葉コレクター」ということも自称されているそうですが、北原さん、新しい本を出されたということで、「たった一言が人生を動かす88の名言」という一冊。
北原:兎に角、僕はFacebookというので、本をもう3冊出しているんです。Facebookで「心にひびく100の言葉」というのを、毎日毎日、実は立ち上げているんですよ。それで僕は言葉コレクターだから、何食べただとか何処へいったでもいいんだけど、僕が知っている言葉を、その言葉で元気になってほしいな、という気持ちで2012年の1月1日からやり始めたんです。
出水:毎日違う言葉を?
北原:毎日ですよ。1日も休んでいないですよ。
出水:それは誰かに頂いた言葉だったり?
北原:いやいや、もちろんウチの母から、父から言われた言葉、それから学校の先生から言われた言葉、それから本を読んで、本すごい好きですから、本を読んでいて、これはいい言葉だなって。それからイロイロな人に遭ったときに、教えて頂いた言葉だったりとか、そういうのを僕はノートにちょこちょこ書いているんですよ。もちろん自分で作った言葉もありますけどね。それでみんなが元気になってくれたら凄いいいし。
JK:ちょっとしたことで立ち直りますね。「滅入る」ってあるんじゃない。そういうのって自分だけの思いだから、見方を変えると、「なにやってたんだろう」みたいなね。
北原:たとえば、どんなことでもそうなんですけど、「歳だから」とか言う人いるじゃないですか。
JK:ああいうの嫌い。一番嫌いなの。
北原:僕なんか、50過ぎて始めたこと、どれだけイロイロなことをやっているのかって。僕はもう70になったらなにをやる、75になったら絶対これをやるって、大きな目標があるわけです。たとえばある50後半のヨットマンが単独でどっか行くと。冒険ですよ。そうしたら、新聞記者が「どうしてそんな歳で冒険するんですか?」って訊かれたときに「私の人生の中で今日がイチバン若いですから」って。
JK:私いつもそういうの。
北原:でしょ!
JK:私いつも最初にそういうんです。みんなね、歳って関係ないの。将来から見たら今日がイチバン若いのよって。
北原:これいい言葉ですよね。最高ですよ!



=オンエア楽曲=
M1. My Cherie Amour / Stevie Wonder
M2. ブラックサンドビーチ / 加山雄三

ページトップへ