コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

TBS RADIO 954 kHz TOPページへ ページの先頭です
コシノジュンコ MASACA
※こちらは「過去ページ」です。
新しい番組ページは「こちら」です。


コンテンツ

  • TOP トップページ
  • JUNKO'S COLUNMN コラム
  • GUEST ゲスト
出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年11月08日(日) 放送

カレーの想い出 シンガポールで食べたカレーでMASACA!

JK:出水さんねえ、カレー好き?
出水:カレー?カレーですか?
JK:カレーライス!
出水:大好きです!
JK:カレーって、シンプルで、洋食というよりも、あれって日本食ですよね。
出水:特に、海あがった後とか、スキー場で食べるカレーが格別です。
JK:ゴルフ場とか。
出水:そう!
JK:カレーの想い出って、あります?
出水:カレーの想い出かぁ・・・。いつも我が家では母が料理をつくるんですけれども、週末になると父が母を楽させようと作ってくれるのが、カレーか焼きそばだった想い出はありますね。
JK:私はね、カレーの想い出と言えばね、ラッフルズホテルっていうシンガポールの、
出水:高級ホテルですよね、老舗の。
JK:そう。カレーフェアっていうか、カレーの日だったんですよね。それで今日はカレーでいいやって、カレーの種類がダーって色々あって、どれがいいのかわからなくて、なんとなくカンでこれかなと思って、白っぽいカレーにしたんですよね。濃いめよりも薄めかな、と思って。
出水:薄め。
JK:それが強烈に辛くて辛くて、椅子に座っていられなくて、、、、。人に「辛い」って言っちゃ悪いだから、立ったり座ったり、立ったり座ったり、頭のてっぺんから湯気が出るくらい辛くて。結局、みんなに悪いから外に出たの。
出水:あら・・・
JK:わたしゴハンよりもルーが好きだから、ルーっていうか、カレーのね。だからご飯ちょっとでルーどっぷりって言うのが好きなんですよ。
出水:カレーうどんも美味しいですよね!
JK:カレーうどんね!大阪に黒門市場ってあってね、「あそこ」っていうの。名前が。
出水:あそこ、っていうお店なんですか?
JK:そう「あそこ行こう!」って言うの(笑)朝方が一番メインなの、市場だから。カレーうどんがもう、どっぷり、とにかく一人ひとり作ってくれて、器から流れるくらい一杯いっぱい、そこになにがいいかってお葱のね、長く切った葱がぼわーって入っているの。そのカレーうどんの素がね、かつおのお出汁でとった、まったく和風な。
出水:おいしそう!
JK:カレーうどんって和風でしょ。うどん屋さんのカレーって。あれ最高!
出水:先生、、、おなかがすいて・・・

ゲスト:能楽師 二十六世観世宗家 観世清和さん パート2
MASACA!初舞台のご褒美は・・・


出水:御家元のプロフィールを拝見しますと、なんと4歳で初舞台。当時のことというのは、どれくらい覚えているのでしょうか。
観世:いや、あの、ご褒美につられてですよね。
出水:ご褒美・・?
観世:それはそうです。4歳の舞台の、多少の記憶というのはございますけど、やはりお稽古をして舞台にあがるというのは、ご褒美です。ご褒美をあげるからお稽古しましょう。それから、舞台が終わったらご褒美をあげましょうと。
JK:どんなご褒美ですか。
観世:当時、私が4歳の頃、50何年前はミニカーですね。1台1台、子方と言いまして子役でございますね。その子方を務めさせていただくたびに1台1台増えていきまして
JK:お稽古って、たいへん、苦痛ですか?
観世:もちろん、楽ということはございません。
JK:座ることから
観世:そうです。まったく理屈の世界ではないんですけども、じゃあ今日は10分座ってみようって言って、身じろぎ一つせずに10分まず座らせるんですよね、だんだん5分ずつ増やしていって・・・
JK:直接お父様から?
観世:はい。
JK:身内って、緊張感がないから難しいですよね。
観世:あのね。やはり我が家の家訓では、まず稽古場に入りまして、御扇子を前に行きまして、そして「よろしくお願いいたします」。それから「ありがとうございました」。こういう最低限のマナーが出来ない子には、一切稽古は付けてはならないという。
出水:そうですか!
JK:御扇子は仕切りですよね。
観世:そうです。
JK:師匠と弟子の仕切りをきちっとつけるという。
観世:作法です。
JK:基本的に小さい頃からお行儀がよくないと。お能の世界は。
観世:兎に角「うごくなー!」と言われるわけです。動くなと言われたら動かないということです。これは親たる、師匠たる、言いつけを守る。という。でも先生、同じ格好で長時間動かないということは、かなり内側のエネルギーを抑制していきませんとね。
JK:だから、そういう受けるという覚悟も少々無いと。
観世:おっしゃる通り。

JK:外国にお持ちになるでしょ。日本でもちょっとわからない面も沢山あるんですけど、そういうときはどうするんですか?
観世:一度ね、舞台のいわゆる、天井部分にデジタルで母国語で、いま何やっています、というのをやったことがございます。でもそれは賛否両論です。
JK:眼が集中しませんね。
観世:おっしゃる通り。
JK:わかってもわからなくても抽象的に、漠然と、それが能なんだということから入って、その方がいいかもしれないし。ストーリーを追っかけて見ながらではなくて、確かに気が散りますよね。
出水:海外での公演は、フランス、インド、タイ、中国、アメリカ、ドイツ、リトアニア、沢山の国があがっていますけど、印象に残っている国は。
観世:リトアニアの文化大臣の方が、大変歓迎したと。故郷の教会のミサをやっているように感じたと。それは具体的にどういうことですか?と。様式美の美しさ、ということを盛んにおっしゃっていただいた。まことに一矢乱れず、コーラス、歌っている姿。それから先ほど先生がおっしゃったシンプルな動きといいますか、それに非常に感銘を受けて、故郷の宗教儀礼を見ているようだったっておっしゃってくださったんですね。

JK:シンプルというか、省略美ですよね。すべてをそぎ落として、残った綺麗なものを見せていくという。日本の原点もいいところで、だんだんなくなってきているんですよね。でも(御家元は)普段の生活も、省略美なんですか?
観世:いえいえ、普段の生活も、家に帰れば家族がいますし、愛犬もいます。ミニチュアダックスですが。ごくごく普通の。
出水:御家元ご自身がお散歩に行かれたり?
観世:ええ、参ります。家内に言わせますとキッドと申しますが、キッドちゃんにはあんなに優しい言葉をかけていて、って、大ヒンシュクを買っています。
JK:ご家族の支えというのは、大切ですよね。
観世:もちろんです。もちろんです。家内をはじめ、家族が私の大応援団でございますので、家庭は本陣。合戦の本陣だと私は思っております。楽屋っていうのは戦場ですから。本陣を守ってくれている家族というのは、大事ですね。
JK:大きな貢献ですよね。家族があって、気持ちの余裕があって、集中できるという。
観世:ですからお人によっては、楽屋に入った瞬間に人が変わる方もいらしゃいますが、私は遅いんです。面を頂いた瞬間にスイッチが入ります。

=オンエア楽曲=
M1. Love You To / The Beatles
M2. Don't Take Your Time / Roger Nichols & The Small Circle Of Friends

ページトップへ