
出水:偶然にも、同じ色のお召し物で!
倍賞:今年ジュンコさんに頂いたもので、冬に北海道にいらしたときに、これ置いていくから着なさいよって。そしたらホントに同じ色。
JK:私ビックリしちゃった。そろそろ着ていいかな、って思って、今日アイロンまでかけて・・・。ありがとう。さくらさんがいらっしゃいました。
出水:倍賞さんは1960年、松竹音楽舞踊学校を首席でご卒業され、松竹歌劇団SKへ入団されます。そして1961年映画『斑女』でデビュー。翌年「下町の太陽」で歌手デビューし、レコード大賞新人賞を受賞されます。その後国民的女優として数々の作品で活躍され、2005年には紫綬褒章。2013年には旭日小綬章を受章されていらしゃいます。
JK:素晴らしいですね、この人生。永遠に残りますよ。
倍賞:残りたくない(笑)
JK:いや、歌は残る。
倍賞:でも映画も残っちゃうの。私が死んだとしても、動いてる私はずっと残っているわけ。不思議ですよね。

出水:あの、お二人は最初どのようにしてお知り合いになられたんですか?
倍賞:神楽坂女性合唱団に入っていて、NHKのテントでセッションっていう1週間やる番組があって・・・
JK:倍賞さんがゲストを毎日順番に呼んでね。
倍賞:それで神楽坂で一緒に入っていらしたので、私は今考えると、本当に無謀だったなとおもうんですよ。世界のコシノジュンコさんのお店に、ウチのマネージャーと一緒に、「コシノさんにでてもらおうか」なんて、簡単に考えて、お願いしようとお店い行ったんですよ。マネージャーと。それでお店をみたら「やっぱりまずいよねえ」。それでどうしようかって言ってるうちに、旦那様が出ていらして、「あの、こういうわけでこんな番組に出ていただきたくて、、、無理でしょうねえ。」って、御願いに行ったのが初めて。そしたらいとも簡単に引き受けた頂いて、いろいろなアイデアを出してくださって。で、NHKまで何だったら自転車でスタジオ入りしようよなんて・・・
JK:それで自転車で本当に。
出水:え!?
JK:本当に自転車で二人で、しゃーって入ってって。
出水:それもじゃあテレビで?
JK:そうそうそう。
出水:斬新ですね!!!
JK:スタジオに外からすっと入っていけるのよね。
倍賞:面白かったですよね。
JK:あれもこれも一杯持っていったりして。うるしから何やから一杯もっていって。
倍賞:和の、シュッと伸びている、袖のね。ファッションショーで着た。で、私はファッションショーって見たことが無かったんですよ。それでその後、来てみない?って言われて伺って。うわぁ凄い、映画じゃないんだ、これ本物だ!って、生まれて初めてファションショーーを見せてもらったのが、ジュンコさんの。

JK:なんか柴又に寅さんの記念館できるんですか?
倍賞:もう記念館はできていて。私も何度か行っているんですけど、1年に1回くらいリニューアルして、行くたびに面白いんですよ。
JK:あ、そう!
倍賞:寅さんの記念館があって、反対側に山田洋次さんのも出来たんですよ。だから両方見ると見ごたえあってね。
出水:でも、そこを訪れているファンの方はたまげるでしょうね。突然倍賞さんいらしたら、どひゃーって!
倍賞/JK:(笑)
=オンエア楽曲=
M1. Santa Claus Is Coming To Town / Kylie Minogue & Frank Sinatra
M2. 冬景色 / 倍賞千恵子