コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年11月15日(日) 放送

そろそろ季節の鍋。「鍋」と言えば・・・

JK:そろそろお鍋が恋しいじゃないですか?何鍋が好き?
出水:私、親戚が関西出身の人が多くて、親戚の集いに行くと、かに道楽でカニではなく、フグのお鍋を食べた。
JK:大阪でてっちりって言うでしょ。わりに汚いお店が美味しいの。えー、みたいな。
出水:こんなに美味しいものがあるのかと。
JK:そうでしょ。やっぱりフグは美味しい。だけどやっぱり九州の、丁度あれでしょ、九州場所でしょ。
出水:そうですね、いま開催中です。
JK:やっぱりお相撲さんなんて、それが嬉しくて行くんじゃないかって言うくらいに、九州のお鍋、鶏鍋は別格ですよね。
出水:そうか、東京ではちゃんこ鍋を食べて、九州では。
JK:お相撲さん、あちこちでお鍋食べているんじゃないかと思うのね。だからちゃんこなんて色んな味があるでしょ。
出水:醤油とか、水炊き風のもあると・・・
JK:九州で私、一番好きなのは、御汁がとにかくまっしろなんですよ、鶏で先にとって、真っ白なスープで、てっさなんかそうだけど、お葱、鴨頭ねぎっていうのね、あれって東京で売ってなくて、細いんだけど、わけぎや芽葱でもあさつきでもなくて、ピーンと硬くて、細く切ると、細かくポロポロっていう感じ、それに包んで、食べるの。
出水:先生がいままで食べた中で一番おいしった鍋というと・・・
JK:美味しいっていうか、ユニークってうか、これもいいなと思ったのはレタス鍋。
出水:レタス鍋!?お出汁は?
JK:普通の、鶏でも、豚でも、なんでもいいんだけど、そのスープにレタスをヒュッと浸して、ふにゃっと、あっという間になるの。噛むとね、シャキシャキシャキとなってね。
出水:歯ごたえがたのしそう。
JK:歯ごたえいいの!試してみてください!
出水:鍋は白菜というイメージでした。
JK:白菜は良く煮ないと。白菜の場合は、先に似て、ふにゃっとして包んで、ぎゅーっと絞って、時間かかるじゃない。煮るのに。先に似ておくと、すぐ食べられる。
出水:なるほど、先に湯通ししておいて。
JK:それでねえ、レタスはシュッとするだけで、すぐに食べられるのがいいんだけど(笑)

ゲスト:谷村新司さんpart-1
MASACA!中国で学生の通訳さんがMASACA!



出水:谷村さんの80年代の活動を振り返ってみたいのですが、海外に出て、たとえばアジアで活動されたことが多くて。谷村さんがアジアに出ていかれたのは、どういうきっかけだったんですか?
谷村:ちょうど80年、81年あたりで、初めて北京でアリスとして、大きいコンサートをやって。
JK:早いですよね。
谷村:まだみんな人民服。
JK:そうそうそう。まったく。
谷村:それで壁新聞に出たんですよ。
JK:貼ってあるのよね、道に。
谷村:みんなそこに読みに来るんです。そういう時代だったんだけど。「中国大陸に、ポップスが初めて流れた瞬間」っていう書き出しだったんです。
JK:初めて。
谷村:やっぱり、遮断されていたんで。
JK:切り開いた人よね。私も85年にショーをやったじゃない。その前に既に足を踏み入れているわけだから、凄いわよね。
谷村:突破口みたいになれるとばいいなと思って。


JK:あれからずーっと続けて・・・
谷村:そのあとはずっと20年間、アジアの国々を回っていたんだけど、そのきっかけが、北京のコンサートのときに大学生が通訳をしてくれたんですね。すごくきれいな日本語をしゃべる。彼が、打ち上げのパーティーのときに、「先生、どうして日本は中国に背中を向けているんですしょうか?」と言われたんです。意味が最初よくわからなかったんだけど、「先生たちは太平洋側を表日本と呼んで、日本海側を裏日本と呼んでいらっしゃる。でも昔はこっち側が玄関だったんじゃないですか?」と。本当にその通りだと僕は思ったんですね。それで、このまま行くと、アジアの中に日本はあるんだけど、日本はアジアではないと、みたいな感覚を、僕らは漠然と思ってしまうのは、すごく危険だと思って。
JK:この言葉いいね。現実に体験しているっていうこと。
谷村:アジアの国のひとつであるという認識をもっていないと。日本が勘違いして走ってしまいそうな気がして。だからアジアに絶対道を作るんだ、橋をかけるんだという、それをやろうと。でも、当時、だれもアジア向いていなかったんで・・・
JK:アジアって、まず中国が遠かった。誰も知り合いいなくて、全然遠くて、アジアっていうより、まず中国って、日本に文化的な影響をしているわけで。だから私もパリコレやるときに中国って無視できない、っていうのがあったのね。
谷村:日本と中国って、本当に重なっている部分がすごく多いくになんだけど、お互いにネガティブなことばかりを報道する。この報道のやりかたも中国もダメなし、日本も本当にダメ。実際に行っている人は、まったくそういう状態じゃないって、僕らは知っているから。あまり報道に流されない方がいいですよと。

=オンエア楽曲=
M1. Please Mr. Postman / The Marvelettes
M2. 昴 / 谷村新司

(2015年11月15日OA)

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