コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年05月24日(日) 放送

中国で初めてのファッションショーを開催したとき・・・


(※1985年5月:コシノジュンコ・ファッションショー@北京飯店大ホールにて、)

出水:真っ赤なランウェイ!

JK:中国って赤っていうイメージでしょ。ですからね。真っ赤赤なステージを作って。北京というところはは1985年、周りが人民服を着ている、ファッションという言葉も無かったんですね。何を着ていいかわからないという、色の無い世界です。そこに「赤」ですから。もう強烈だと思います。
とにかく外国人で初めてのショーだったので、すごくスペクタクルなショーになったと思います。京劇の俳優さんも出たり、アクロバットどーんと、もう凄かったですよ。



出水:当時の皆さんの反響って覚えていらっしゃいますか?

JK:にかくそれに出た人、ファッションショーって、何するか、わからないんですよ。モデルって言う言葉も無いんですね。
これに関係した人、見た人、お客様は、ほとんどファッションっていう関係の仕事を見つけましたね。たとえばファッションモデル、ヘアメイク、いわゆる美容室、それに演出、照明の仕事、洋裁学校、の仕事を見つけましたね。

とにかくおしゃれに関する仕事ね。ブティックなんて何もないんですよ。
とにかく王府井の通りに、お店はあるんだけど、入口にタンツボ置いてあって、
それで洋服を針金にぶら下げてあってみたいな・・・

出水:針金ですか!?

JK:そう。それで、あくる日北京市長に、「なんであのワンフーチンって日本では銀座通りみたいな通りな一流の通りを、綺麗にしないんですか?」って言ったら、「どうしたらいいか?」って言うので相談にのったのがきっかけで、2店舗、一応こんな風にって言うんで、ブティック2店舗作ったんです。
天安門の前門っていうところの近くなんですけどね。当日オープンのとき4000人くらいの人が、お金持って来たことは来たんだけど、人が一杯で何も売るものがないというか、見に来たっていう感じ。

出水:それくらいセンセーショナルなものが「北京にやって来たぞ!」というインパクトがあったんですね。

JK:そうですね。

指揮者:西本智美さんパート2
若くして首席指揮者に!そこにはロシアならではの・・・



出水:ロシアの国立サンクトペテルブルグ音楽院へ留学されていますけれども・・

JK:凄い寒いし、どんなんだったんですか、ロシアって。

西本:私はお金、自分で貯めて行きましたから。1万ドルしかなかったわけです、当時。それで音楽院に入って授業料でしょ、それに寮費ですね。もうカツカツもいいところ。

私が留学したのは1996年だったので、まだ大変な時代ですよロシアが。激動の時代で。
そうしますと国のシステムがストップしちゃうんですよね。郵便事情も悪いから、日本から手紙を書いてもらっても、メリークリスマスが節分の頃に届いたり(笑)
もうそのまま無くなっちゃったり。そういうこともありましたね。



出水:留学から6年でロシアで首席指揮者になられて。この6年って言うのは、非常に短く感じるんですけど。

西本:そうですね、短いです。これはですね、当時ロシアが激動の時代で、大変なことがいっぱいあったんです。国からお金が出なかったりとか。そうしますと、その国でやってきた優秀な人たちが、国外に行って、いなくなっちゃったんです。そうするとですね。若手にチャンスが回って来たんですよね。

JK:逆にラッキーという。

西本:ものすごいラッキーだと思います。しんどかったですよ。間反対のこともあるわけでうすから。でもある一面は、そういうことがあったから、外国人の私にも白羽の矢が立ったということはあると思います。

JK:結果的にね。



出水:でも若くしてそういうポジションに着くというのは、後のキャリアには非常に大きなことですよね。

JK:見事だなと思います。

西本:それもロシアが懐が深いと言いますかね。日本的な発想で言うと、何歳だからとか、キャリアがまだ少ないから、とかね。
そういうことじゃなくて、この大変なことは若いからできる、ってね。

JK:その考え方って、おおざっぱでいいですね。エライわね。ふつう、これだけの経験なきゃいけないとかね。
まずロシア人選びますよね。勇気あるわね、そういう考え方は。

西本:いまは私自身も、何か決め事をするときに、楽団員が年齢がいくつだとか、まったく関係なくね。経験というか、そういうところで仕事をもっています。

JK:日本だけですよ。こだわって。まず年齢書くわよね。男女。ヨーロッパとかアメリカ、男も女もないわよ。真ん中もいるわけで。いろいろいるわけでね。

=オンエア楽曲=
Rather Be feat. Jess Glynne / Clean Bandit
ベートーヴェン交響曲第9番より
  / 西本智実指揮 イルミナートフィルハーモニーオーケストラ

=西本智実 コンサート情報=
西本智実プロデュース
座オペラ in新橋演舞場
〜 オペラ「蝶々夫人」全幕上演 〜
2015年5月26日(火):18:00〜 5月27日(水):14:00〜
お問い合わせ:チケットホン松竹 0570-000-489

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