コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2016年01月10日(日) 放送

2016年はシンガポールから!

JK:今年、もうシンガポールから始まる、っていう感じですね。
出水:え?シンガポールから始まる、と、言いますと?
JK:結構私、シンガポールに縁があるんですよ。Equal(*)って言うね、シンガポールは緯度が2度なんですね。(*:Equator=赤道 より)
出水:地図の?経度緯度の緯度ですね。
JK:それでEqualっていうブランドを作ったりして。それとオートクチュール協会っていうのがあって、それは3年くらい前から出来たんですけど、MARYNA BAY SANDSっていう凄いホテルあるでしょ。
出水:ありますねー。最近の新しいアイコンと言いますか、ホテルの上にせり出したような大きなプールのある。
JK:すごいダイナミックですよね。カジノもあって。そこの地下に、多目的ホール、大きな会場があるんだけど、そこでショーをやりましたね。それは2年前。
出水:シンガポールの方たちのファッションに対する熱っていうのは?
JK:やっぱりね、李光輝(リー・クアンユー)さんの考え方が凄いと思う。ほんとにこんなにね、街をゼロから作るっていうこと。だから新しいことが出来るんですよね。
出水:くしくも去年、亡くなられましたけど、やっぱりシンガポールのベースを作った・・・
JK:新しいこと、モダンなことをやろうとする土壌を作ったと思うんですよ。そんなんで私いまね、TAOっていう和太鼓の衣装やっているでしょ。シンガポールではソールドアウトですよ。凄いですよ、人気で。
出水:そうですか!TAOというパフォーマンス集団の素晴らしい衣装をジュンコ先生が担当していて。
JK:2月にはブロードウェイもやるし。だからTAOもシンガポールから始まりなんですよね。
出水:1月14日、15日には、文化村オーチャードホールにて、「DRUM TAO 2016 新春総出演 日本ドラム絵巻」の公演があります。
JK:是非見てください。

DRUM TAO公式ページ
http://www.drum-tao.com/

ゲスト:桂文枝さん パート2
MASACA!ソフトクリームは抹茶味しか・・・

出水:2012年7月に、桂文枝を襲名されてから、およそ3年半がたちましたけど。
文枝:そうですね、3年半たちましたけど、いまだに皆、三枝さん、三枝さんと。47年間、三枝でやってましたからね。
JK:長かったから。切り替えがなかなかできない。
文枝:私も、どうしようかな、思ったんですけど、談志師匠(立川談志)なんかは、もう「反対だ」と。三枝を大きな名前にしたんだから、いいじゃないかと言われたんですけど、やっぱり伝統の社会ですから、伝統を引き継いで新しい時代を迎えて、その新しい時代につないでいくためには、そういう名前だけでも残して行こうと。歌舞伎がそうですよね。新しい事やっているんだけども、やっぱり猿之助さんなんかは、マンガやってますよ、マンガ。ねぇ。まぁ、こんな言い方するとあれですけど、一番大阪で大きな名前なんですよ、「止め名」言うてね。それが無くなるということは寂しいから継いでくれ、ということでね。じゃあ継ぎましょうということでね。
JK:名前を切り替えるって、何かね。長いこと慣れてきた名前が・・・
文枝:だから六代文枝なんです。六代目じゃなくて。亡くなってから目がつくらしいんです。六代文枝なんです。
出水:じゃあ六代目と言ったら失礼にあたるんですね。
文枝:まぁ、失礼ではないですけど、一応。


JK:利休なんか、完全に大阪弁でしょ。堺やから。
文枝:私は堺の北野田いうところで生まれましてね。今70ちょっとですから。利休は70歳で亡くなっているんですよ。ぴったりなんですよ。
JK:この前なんか、頭、剃ってて、坊主だったのに。
文枝:それは利休やるから、準備だけしておいてくれと。お茶も習いに行っていますし。
出水:そうなんですよね。NHK大河ドラマ「真田丸」への出演も決まっているという、役どころは千利休と。
文枝:僕はもうアレですよ、ソフトクリームは抹茶味しか。
出水:えぇ!そこまで役作りのために。もう出所というのは決まっているんですか?
文枝:判らないんですよ。(脚本の)三谷幸喜さんからメールが来ましてね。最終回までには出番がありますから、と。
JK:大物に挑戦されるから。
文枝:利休って言うのは調べれば調べるほど凄いですね。文化人でありながら、
JK:政治家。
文枝:政治家というか、秀吉のね、本当に大体のことは利休に訊けと。公のことは秀永に訊けと。本当に右腕左腕だったんですよ。お茶を飲むのも、こうして飲みなさいとか、こういうところで飲みなさいというのは、コーヒーや紅茶には伝わっていないわけでしょ。飲み方が。茶は400年前から、今でも御三家に通じて、茶道として。お茶飲むときに、スグ飲むのではなくて、まず眺めて・・・。利休が愛したのは黒楽茶碗という、まずそれを見て、世界を感じて、そして飲むと・・・。これがまた大変なこと。で、お濃茶は回して飲む。これはキリスト教から来ているともいわれているんですよ。そういう研究もね。
JK:だから利休はね、キリスト教だったの・・・
文枝:キリシタン大名が弟子に多かったんです。高山右近とか、細川忠興とか。
JK:だから裏千家にこんな分厚い聖書がどかーんと置いてあって、そのような像があるんですよ。
文枝:あるんですよ。裏千家、表千家、武者小路千家ね。


出水:ちょっと失礼な質問になるかもしれないですけど、演技の方は文枝さん・・・
文枝:私はね、高校時代は演劇部で、いままで、まだ皆さん知らないけども、映画、帝都物語であるとか、テレビドラマ「ファッション好きやねん」、をはじめとして、朝の連ドラ(カーネーション)、ほとんどあまり知られていないんですけど、吹き替えも、スタジオジブリ「紅の豚」で、ピッコロおじさんを演じているのは私なんです。
出水:知らなかった〜ジブリ作品。
文枝:全然顔が違うんだよね。名前が出て来たときに、あ、あの人が演じてたんや、って。多分お茶をたてるところは違う人がやると思うんです、手元は。
出水:でも、和装は着慣れていらっしゃいますし。楽しみです千利休。出番楽しみにしております。


=オンエア楽曲=
M1. HANABI / DRUM TAO
M2. Rising Sun / EXILE

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