コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年09月27日(日) 放送

ポーランド・ウッチの歩道にMASACA!

JK:ポーランドって、私、2年前にご縁があって、ワルシャワとウッチってう街行ったのね。
ワルシャワって言うとショパンコンクールが有名で、
わたし、随分前に、何年前かなあ、十何年か前にファッションショーやったことがあるの。

出水:ワルシャワで?

JK:ドラマティックシアターっていうところで、あれ以来長く行ってなくて、
それで、ポーランドっていうのは、ワレサ元ポーランド大統領がとっても親日家で、日本のこと大好きで、ですからね、お寿司屋さんが2年前で270軒とか、いまは300軒以上じゃないの?
そのお寿司もね、こんなクリエイティブなお寿司があるの?っていうお寿司が、

出水:たとえば?

JK:天ぷら揚げて巻くとか。

出水:アレンジされているんですね。

JK:美味しければそれでいいんだけど、自由なんですよ。
だから、本物のお寿司食べてもらいたなあ、というのもあるんだけど、お寿司ってやっぱりすごいんだなあ、と思って。

出水:ポーランドでも広がりを見せて・・・

JK:子供から、どんな国まで。みたいな(^^)

出水:そして・・・?

JK:ウッチは小さい街なんですけど、なにしろ学校、大学が25あって。

出水:うわぁ・・・

JK:そのウッチの大学で多目的ホールで、すごい素晴らしいところで、ファッションショーと講演もしたんですね。
そのお礼にということで、市長さんから記念品を頂いたんですよ。
何かな、と思って開けたら、そのウッチっていう街って、歩道が全部プレートで出来ていて、市民権もった人の名前がズラーって、丁度10センチ×20センチくらいのプレートに名前書いて。私もやりたいなあ、と思って、これは買うんですか?「市民権持っていなければ無理です」ということで、「あ、そう」って。そしたら、私の名前の入ったプレートが出来ましたから、是非見に来てくださいって。

出水:えー!

JK:これはもう道にあるわけですから、永遠にあるので。

出水:市民の方が、その上を歩くわけですよね。

JK:それがもう、ずーっとこの、何ていうかな、歩道が長―く、何万人の人たちも・・・

出水:それ見つけるの大変ですね!

JK:そう。見つけに行こうと思って。

出水:いいですね!ご自身のプレートを探しにポーランドへ。

JK:だからなんかチャンスがこうやってあるっていうことは凄いですよね。なんにもなくて、何かそうやって残すものって、頭いいなあと。

出水:光栄なことですよね。是非、日本人観光客の方も、ウッチに行ったらジュンコ先生のプレートを。

JK:ウォーリーを探せじゃないですけど(^^)

ゲスト:中村勘九郎さん パート2
幼稚園の卒園のときに父勘三郎さんがMASACA!



出水:ジュンコ先生は歌舞伎はよくご覧になりますか?

JK:親が好きだったものだから。

中村:あ、そうなんですか?

JK:そうなんですよ。呉服屋でしょ。結構「和物」が好きで。そういうのに反発してファッションかもしれない。また戻ってきますよね。だから、 中村雀右衛門さんとか、仲良かったです。

中村:そうですか!

JK:でもみんないなくなっちゃうじゃないの。寂しい。

中村:雀右衛門のおじさまは格好よかった。ジムに毎日通って体を鍛えて、皮ジャン着て。

JK:だから私の洋服、結構持っているんですよ。「コンチハー!」とか言って。

(笑)

JK:わかるでしょ。軍靴履いてくる。だって戦争に行った歌舞伎俳優っていう。

中村:いま生きていらっしゃったら95とかですね。

JK:あの方、コロッと変わるものね。普段と、女役、娘役になると、もう可愛くなっちゃうんだけど、普段は凄い面白い。そういう二面性っていいですね。

中村:そうですね、ギャップって言うのはね。



JK:なにしろもう、お父様の勘三郎さんも、ものすごい実験したでしょ。挑戦したっていうか。その勇気に、ものすごくあっぱれだったものですから。よくやるな。

中村:本当にそうだと思います。ありがたいことに、この赤坂大歌舞伎もそうですし、渋谷のコクーン、中村座もそうですけど、いま、父の跡を継いでやらさせて頂くだけでも大変なのに、これを生んだ力っていうのは、最初に一発目やるっていうのは、ものすごいことだったんだなって。

JK:勇気ありますよね。長い歴史を、まぁ言えば無視して、裏切りというか、そこの挑戦が凄いじゃないですか。若い頃からそうですよね。

中村:そうですね。渋谷のコクーンでやるときに、泣かれたんですって。「渋谷なんかで、そこまで落ちちゃったのね。」って。

JK:それがなんと、チケットとるの大変で。私も何度か、私もびちょびちょになりたいって(笑)

出水:古くからのお客様を大切にしつつ、裾野を広げるって、大切なことですものね。

中村:そうですね。

JK:いまからお父様を越えてやってみたいことって、あるわけでしょ。

中村:あります。衣装とかって、歌舞伎十八番ものの助六の衣装もそうですけれども、紫の鉢巻きで、赤い褌で、黄色い足袋で、、、もう越えられないんですよ。変えようと思っても・・・

JK:やりすぎてもダメだし、まもとはつまらないし、まともで当たり前だし。そこの微妙なセンスですよね。

中村:そうですね。

JK:お客様に受けるだけで、ただ面白いだけじゃなくて、やっぱりこう、粋でカッコいいっていうのが、カッコイイ謙虚ですよね。

中村:ただやればいいっていうものじゃなくて、本当に先生のおっしゃる通り、センスというものが問われると思います。やっぱり新しいもの、皆さんやってらっしゃるものありますけど、本当に「やればいい」っていうことじゃなくなってくると思いますね。

JK:だけど、それを越えて、今後を託された、、、DNAにあるわけだから。



JK:勘九郎さんにとってMASACA!ってなんですか?

中村:嬉しいMASACAは、こうやってお逢いできることですよ。だって幼稚園から、はい。

出水:え?先生、幼稚園から知っていらっしゃるんですか?

JK:わたしが幼稚園じゃないわよ(笑)

中村/出水:(笑)

JK:家の息子と同じ幼稚園なんですよね。

中村:そうなんです。ひとつ上の先輩で。

JK:だからお迎えに行くでしょ。その時にね、年少さんが年長さんをお送りするときに、出し物を父兄代表で、勘三郎さんが踊ってくださったんです。

中村:え?やってました!?

JK:それは子供がいなくて、父兄だけですから。キッチンから、紋付き袴で出てきて、何を踊ったか覚えていないんだけど、見届けました。

中村:ちゃんとやってたんだ!ちゃんとやってたんですね。

JK:そうですよ!可愛くて可愛くてじゃないですか。勘太郎の頃ですよ。

出水:まぁ、贅沢。

JK:私も手伝って、パリコレやってる最中だったから。

中村:大変!

JK:だけどそれだけはどっぽりやりましたよ。

中村:お母さんたちが大変なんですよね。

JK:そうなのそうなの。懐かしい。

中村:そのときからですからね。

JK:だから是非、幼稚園で踊ってください。

中村:そうですね、やります。

JK:キッチンから出て。



=オンエア楽曲=
M1. Baby You're Mine / Basia (ポーランド出身)
M2. A Kind Of Magic / Queen

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