コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年09月13日(日) 放送

赤坂大歌舞伎で興奮!



JK:凄かったですねえ。感動の連続。二人で「どうなってるの?どうなってるの?」って!中村七之助さんの七変化、またすごいし。最初、勘九郎さんの、(操り人形に扮して)、可愛いというか、無表情で、まったくお人形になりきっていましたね。

出水:そうですね。

JK:まるでダンサーっていうか、日本舞踊というより、なんか不思議な動きでしたね。

出水:そうですね、この「操り三番添叟」という最初の演目で、中村勘九郎さんが操り人形らしい舞いを披露してくださって。あれは身体能力が高くないと踊り熟せないですよね。

JK:顔はグッと、もう絶対にお人形で動かさず、手まで蝋人形みたいでしたね。

出水:艶っとしていらしてね。

JK:それで動きが「*+&%$#!!!」って!(笑)

出水:(笑)まさに本当に、糸で誰かが操っているかのような。

JK:すごく息があってて、良かったですね。

出水:そして先生が何より興奮したのが、「お染の七役」という演目で、中村七之助さんが七役に挑戦していて・・・・

JK:眼の前で一瞬で違うじゃないですか!

出水:衣装がぐるっと、一瞬にして変わるんですよね。まさに早や着替え!

JK:なにしろ男と女がかわるだけでも違うって言うけど、芸子さんになったり、何だったり、、興奮して喋れないわ。ワタシ。兎に角すごかった!

出水:女性の役から男性の役になって、それから女性の役に、、、、10秒以内ですよね、切り替わるの。

JK:そう。こっち、右の方に出たかと思うと、もうこっちにいるんですものね。

出水:左側から登場して・・・

JK:イリュージョン!

出水:マジックだっておっしゃっていましたね。

JK:そうですよ、マジックですよ!

出水:しかもその、皆さん、役柄が違うから、声の出し方であったり、身のこなしも違うので。

JK:お見事ですね。

出水:赤坂大歌舞伎は今回で4回目ですけれど、今回初めて古典に挑戦したということでしたが・・・

JK:でも古典って面白いものだなあ、ていう感じですよね。新しいものというより、古典的なもので、独特な感性でやっているじゃないですか。特に「操り三番添叟」では、勘九郎さんがマイケル・ジャクソンみたいな感じして。

出水:マイケル・ジャクソンですか!?(笑)

JK:ほんとに、なんかムーンウォークみたいな。宙に浮いているような。

出水:それくらい、何ていうんですかね、古典芸能のでありながら、ダンサーとも通じるところがあるような。

JK:日本舞踊では独特じゃないですか?子供達みたら真似するんじゃないでか、アレ見て。

出水:ダイナミックで見ごたえありましたね。

JK:みんな見た方がいいと思います。(笑)


赤坂大歌舞伎
於:赤坂ACTシアター
2015年9月7日(月)〜9月25日(金)
S席11,500円 A席8,000円 B席4,000円(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

公演日時/チケット情報など詳細は
赤坂ACTシアター 赤坂大歌舞伎 紹介ページで!
http://www.tbs.co.jp/act/event/ookabuki/

ソプラインスタ 岡本知高さん パート2
高校3年生で歌をはじめて、コンクールで・・・



出水:先週岡本さんは高知県出身というお話がありましたが、宿毛市のご出身なんですね。

岡本:宿毛って、「やどる」「け」と書きます。「すくも」と読みます。それで、高知県の高知を反対にすると、僕の名前の知高になるんですけど・・・

出水:ほんとだ!

岡本:これはね、偶然なんですよ。知恵とか徳が高くなるようにって。

JK:美意識が高い?

岡本:声は高いです。「♪〜」。

出水:今週も美声を出し惜しみなく。

JK:どっから出るか、とにかく全身が楽器だからね。

出水:お会いして、太陽みたいな方だなあ、と思うんですけど。

岡本:服が赤いからじゃないですか?(笑)

出水:確かにそれも眩しいんですけど、小さい頃から明るい方だったんですか?

岡本:高知の、南国の明るいサンサンと照り付ける太陽を浴びて、スクスクと育ったような、ウチの母が一番好きなひまわりのような。

出水:いいですねえ。

JK:お母様も大きい?

岡本:母はふくよかではありますけど、僕程大きくはなくて、父は筋肉質なので、両方もらって、歌うには丁度良かったかもしれない。

JK:声の質っていうか、ご両親は

岡本:母と父は、実は町の小さなコーラス、合唱団。で知り合って結婚した二人で・・・

JK:音楽一家ね。

岡本:ウチの兄ちゃんはヘヴィメタルやってたし、姉は保母さんの資格を持っていて、家族そろって音楽が大好き、子供が大好きで、お姉ちゃんが弾くピアノに憧れて、僕もピアノをね。5年生からはじめたんです。

出水:最初はピアノだったんですね。

岡本:というのも子供の頃、足が悪かったんです。今ではほぼ完治しているんですけれども、養護学校で治療しなくちゃいけなくて、小学校1年生から5年生まで。

JK:そこで知り合った子供って、同じくらいの年頃でしょうけど、いまでも関係ありますか?

岡本:ありますよ。今でも年賀状のやりとりとか、あったり。高知のコンサートに車椅子で頑張って観にきてくれたり。

JK:パラリンピックで、是非活躍されて。

岡本:いいね!

JK:日本でパラリンピックって、すごい大切ですよ。特別だから、絶対関係した方がいいと思うなあ。

岡本:素適かもしれない。いいなあ。

JK:そこで歌うとか。



出水:今のお話ですと、最初はピアノから音楽にということですけれども、声を使おうと思ったのはいつ頃・・・

岡本:声を出すに至るには5年生から随分かかって、実は中学高校ではピアノを吹奏楽部に入って、サックスを吹いて、吹奏楽に本当にどっぷり浸かって、将来は吹奏楽を教えられる音楽の先生になろうと思って・・・

出水:肺活量すごそう。

岡本:肺活量も、そこで鍛えられて。

岡本:それはオペラにとってはいいわね。息が長いっていうか。

岡本:とっても。管楽器をやるのは大事だし。弦楽器でもなんでも呼吸っていうのは音楽家にとって大事ですから。吹奏楽出身の歌手って、意外に多いんですよ。

そうなんですね。でも、先生になりたいという志して、どういったその先のストーリーが。

岡本:音楽の先生になるんだったら、ピアノも歌も、サックスも勉強したいなあ、と、音楽大学行って。受験にピアノがあるんですよね。音楽教育の方を目指そうとしたら、歌が入ってきたんです。高校3年になって、受験ギリギリになって歌をはじめた人間で・・・

出水:割と・・・

岡本:遅かったですね。

JK:それは先生が、発見ていうか、声楽家へ行ったらいいですよ、って言われたんですか?

岡本:そう。最終的に教育じゃなくて、その特殊な男性ソプラノの声は滅多にいないから、その個性を伸ばした方がいいし。

JK:いい先生に出逢いましたね。

岡本:ホントにね。

JK:最初は先生もビックリされたんじゃないですか?声質を聴いて。

岡本:最初はね、ふざけるな、って言いましたよ。(笑)

JK:その声で歌っている時?

岡本:そう(笑)。先生が弾くピアノの音よりも一オクターブ高い声で歌っちゃったんですよ。で、先生は仰天されて、ふざけないで、低い声で歌ってみましょう、って教えてくださって、差支署はね。で、僕が低い声は出ないんですって。そうしたら先生が、その場で東京の音楽大学に電話してくださって。「こんな声の子がいるんだよ」って。

出水:その場で!?

岡本:まだ当時は男性の高い声って言うのは、そんなに知られていなくてね。もののけ姫の米良美一さんがその後パイオニアとして、日本の声の高い男性の地位を築いてくださいましたけど。
当時は僕もコンクールに高校3年生で出たときに、1位を付ける先生下位を付ける先生と、最下位を付ける先生に、丁度真半分。

出水:へぇー。

岡本:「うわあ、ビリつけられた先生どうしよう」「大丈夫だよ、こいつらはまだ声について来ていないだけだよ」って言ってくださって。

JK:うわあ、素敵な先生。

岡本:珍しいから、感覚が分かんないっていうことありますよね。聴いたことないって。

出水:でも、高校3年生で始められて、すぐコンサートに出るという。

岡本:おかしいでしょ?どんだけ出たがりなんだって(笑)

=岡本知高さんコんサート情報=
Concerto del Sopranista 2015 東京公演
【期日】2015年9月27日(日) 14:00開演 
【会場】東京オペラシティ コンサートホール
【チケット】 6,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
【出演】 岡本知高(ソプラニスタ)、河原忠之(ピアノ)、音楽案内人
【ご予約・お問い合わせ】サモンプロモーション: 0120-499-699 (1000〜18:00)




=オンエア楽曲=
M1. Don't Stop 'Til You Get Enough / Michael Jackson
M2. ボレロ / 岡本知高

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