コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年07月19日(日) 放送

北陸新幹線で金沢へ行ってきました!



JK:つい最近、金沢行ったんですね。いままで金沢って飛行機で簡単に行っていたんですよ。飛行機で小松空港で降りて、金沢の街の方に行くのって、ちょっと遠い印象が、わたしも漆とかいろいろやってて、あったんですけど、初めて北陸新幹線ができて、初めて乗ったんですよ。今までね、駅を外から見ていたんですけど、谷口さんの駅ね。駅も凄いんですけど、駅に降りた途端に金のオブジェって言うのかな、、、金の産地ですよね。

出水:金箔とか有名ですよね。

JK:それの伝統工芸の作品が、駅のプラットフォームのあるんですよ。その伝統工芸が上手く演出されていて、工芸品から加賀友禅とか、なんか、駅の美術館って言うのかな。そういう意味では新しいです、考え方が。

出水:降りた瞬間から名産名品に触れられるんですね。

JK:そうですね。文化的なものをしっかりと駅に表現して。まず新幹線だけど、私はグリーン車に乗ったんですね。それが飛行機に乗っているみたいなの。

出水:と、いいますと椅子とか?

JK:安全ベルトはないんだけど(笑)。いろんな意味で良くできているんですよ。それでパンフレットを観ていたら、私知らないから・・・、「グランクラスってうのがあるみたいよ」って。

出水:そうですね、グリーン車のさらに上、というような。

JK:じゃあ帰りはチェンジしようっていう事になって。。。今度は椅子が凄い立派なんですよ。それで、お食事が出てきてね。お酒は飲み放題。とにかく目の保養で1回と思って。そういう意味では凄い優雅ですね。すごい贅沢。

出水:グランクラスは、飛行機のファーストクラスのような感覚もあると、個室刊が。

JK:個室でもないんだけど、たっぷりしているの。リクライニングもボタンひとつでブーンって。

出水:お弁当食べるか、飲むか、横になるかで悩みますね(笑)

JK:結局食べるか飲むかですよ。(笑)

ゲスト:宮本亜門さんパート2
沖縄の人たちの言葉



出水:亜門さんは沖縄にもご自宅があって、行ったり来たりの生活をされていると・・・

宮本:沖縄ほとんど帰っていないんですよ。残念ながら。もちろん家はあって。沖縄大好きだし。

JK:玉城でしたっけ。

宮本:はい。本当の南で、海の真ん前なんですけど、自然の中に家をちょっと建てさせてもらったみたいなところです。

出水:なぜその場所を選んだんですか?

宮本:その話すると何時間もかかっちゃうんだけど。この番組・・・

JK:沖縄って、亜細亜の玄関って言うじゃないですか。亜門って、アジアの門じゃないですか?なんかそういうのを感じて、良いと思った?

宮本:偶然なんですけどね。でもあるかもしれない。沖縄って痛々しい歴史と、亜細亜の中のヘソのような、交流をやってきたところとか、いろんなものが凝縮された場所なんですよね。言い方悪いんだけど、その両面を僕は感じられるというか。
今の露骨なものが、沖縄にいると、炙りでてくるんですよね。僕はそれを全部見たいし、自然もすばらしいし、単なるリゾートじゃないんですね。そういうものを知った中での自分の存在を確認したいというか、沖縄本当に好きですね。



宮本:あそこはアミニズムというか、自然崇拝なんですよね。僕が家を建てたときに、ある沖縄の方が、「亜門さん、ここさぁ、家、お金払ったよね。だけどさぁ、これ、亜門さんのものじゃないからね。」って急に言われたんです。来た!ヤバイ!差別・・・。って思ったんですよ正直言うと。そうしたら「ここは地球のものだからね。」っていうわけ。

JK:もっと大きかったわね。

宮本:「亜門さんの肉体も無くなり、いつかこのコンクリートも無くなり、だから、今をお借りしているんだよ。」っていう話を・・・。我々は生かされているということを、本当に思わないと、一歩間違えると、人間ってすぐ傲慢になるから。

JK:東京にいると思わないわよね。沖縄ってやっぱり、そういうところかもしれない。

宮本:そういう意味では、ほんとうに刺激を受けるし。たとえば、沖縄で樹を観て、「うわぁ、キレイな花だな、梯梧(でいご)綺麗ですね」って言ったら、「根っこ見える?」って言うんですよ。「この樹はどういう風に根っこが生えているか、樹を観てわかる?」「亜門さん、花ばかり見ていちゃだめだよ。根っこの、土の下にあるものを観て、人を見なくちゃダメだよ」って、こういうこと。
枝を見るとわかるんですよ。だから人には歴史があり、過去があり、その時の瞬間の顔だけじゃないよ、っていうことだったり、僕はそういうことに耳を傾けながら、じーっと考えるのが好きなんです。

JK:それは、はまっちゃうわね。そういう根本的なことは。。。素敵。

宮本:痛みがあったからだと思います。この前の震災のあとも、「私ら、種いっこ植えて生きてきたから、人間大丈夫よ。」って、それは本当に戦争を越えてきたおばあが言える言葉であって、「その代わり戦争の靴音みたいなのが聴こえてきたから、ダメだよ。ダメだよ。」って、優しい声で言うんですよ。

JK:自然ですね。自然の中で生かされているのね。都会と違う。



=オンエア楽曲=
M1. When Will I See You Again / The Three Degrees
M2. 島人ぬ宝 / BEGIN

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