JK:パリの思い出というか、JUNGLE JAPをやって、どんどん成功して。
(※:1970年パリにオープンさせたブティック)
高田:でもね、お店やりたいと思ったのはなんでかっていうと、ジュンコや松田くんのおかげなんですよ。
67、8年だったかな、もうジュンコはコレットやっていたでしょ、それで松田君がパリから帰って来て、ニコルとか始めたでしょ。あのときは羨ましかったですよ。
あのころはジュンコはヒッピーの女王さんだったじゃん。
JK:違う違う、サイケ、サイケ。ヒッピーになる練習したんだけど、ダメだったの。
出水:練習なさってたんですか!?
JK:ケンゾーさんの家でね。みんなでヒッピーになる練習しようって。
出水:たのしそうな会ですね!
高田:宇野亜喜良さんとかね、
JK:安井かずみさんとか。
高田:それでたまたま、Galerie Vivienne っていうところの、貸してくれる人が現れて。
JK:マダムに会ったのよね。
高田:(お店の)賃料と言っても、アパートの家賃と変わらないくらいなんですよ。じゃあできるかなって。
JK:そのショウが突然ウケてね。
高田:そう、それで12月のクリスマスでしょ。それで日本に帰って来て、友達にお金を借りて、当時で500万円。お袋とかみんなに借りて、4月にお店をオープンしたんだけど、そのとき仕事やっていたでしょ、夜、仕事終わってからね、そのお店の壁に絵を描いて、それで3か月かかったんだけど4月にオープンして、そこでショーをやったんですよ。それをELLEが撮ってくれたんですよ
JK:だから、普通はオートクチュールで、きちっとしたメゾンで、きちっとしたモデルで、じゃなくて、突然やりだすみたいな、それも居なかったですからね。
出水:へー・・・
高田:でも、本当に皆さんのおかげで、やりました。東京の文化(服装学院)の友達の、本当にそうですよ。そういう気になっていなかったら、お店もやっていないと思う。
JK:長く仕事を、、、仕事っていうか、楽しく生きていることって、最高だと思うの。私ケンちゃんから楽しい思いも山ほどしているし。
高田:結構遊んだね。一番最初にパリに行って、2年ぶりに日本に帰ってきたですよ。お正月。もうディスコにハマっているから。まだ横浜にしかなかったんだよ。そのあと1年経ったらMUGENが出来たんだよ。(※MUGEN:1968-87 赤坂にオープンした日本初のディスコ))
JK:MUGENが出来てから私たち人生変わったのよ。Byblosってね、サン-トロペにByblos Clubっていうのがあってね。そのByblos Clubなんですよ。あっという間に日本にできたのね。あれで東京変わったの。
出水:そこに行くのは、最先端のファッションというか、御洒落をして・・・
JK:まずはそこよ!それからサン-ジェルマンにCastelっていうのがあって。
高田:一番最初にパリに来た時、連れていったよ。
JK:そこは会員じゃないとダメなのよ。いつもいたじゃない「悲しみよこんにちは」の・・・・
高田:サガン?
JK:サガンがいつもご飯食べてたわね。
=オンエア楽曲=
M1. I Got You (I Feel Good) / James Brown
M2. The Lady Is A Tramp [featuring 別所哲也] / TOKU
(2015年8月2日放送)