コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

TBS RADIO 954 kHz TOPページへ ページの先頭です
コシノジュンコ MASACA
※こちらは「過去ページ」です。
新しい番組ページは「こちら」です。


コンテンツ

  • TOP トップページ
  • JUNKO'S COLUNMN コラム
  • GUEST ゲスト
出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年11月01日(日) 放送

第55回ミス・インターナショナルin東京で審査員を!

JK:ミス・インターナショナル世界大会の審査委員、今年で3回目なんです。
(この大会は)長い歴史があるんですけど、わたしにとって1回目は沖縄であったんです。去年は東京であったんですけど、とにかく世界から美人ぞろいですから。

出水:美しいですから・・・・

JK:面白いのはね、ナショナルコスチューム。ブラジルだったらリオのカーニバルの物凄い、とにかくエレベーターにひとりで乗れないくらいの大きさのものを持ってる。わざわざブラジルから持って来ているんですよ。これぞ!という衣装を持ってくるんですよ。

出水:じゃあ、だいたいその国を代表する・・・

JK:ナショナルコスチューム。だから日本は、日本的なイメージのものを出しますよね。

出水:そうったナショナルコスチュームも審査の対象に?

JK:全部です。最初水着審査で、その次は普通のイブニングドレス。それとナショナルコスチューム。

出水:今年は11月5日に世界大会が開かれるということですけど、審査をされていて、美しさって、どんなところに現れると思いますか?

JK:グランプリになる人っていうのは、やっぱりぱっと見て、なんとなく感じますね。最後に5人の凝るわけですよ。最後の5人がスピーチなんです。ありがとうや御礼を言うんじゃなくて、自分の生き方、世界平和のために何を考えているか、これでコロッと変わるんです。さっき3位だな、と思ったのが1位になったりするんです。ま、最後の5人って、誰選んでいいかわからないくらい、いいんですけどね。

出水:スピーチの中に、どれだけ自分の志だったりとか、社会貢献/世界平和への想いを載せられるか。

JK:そうですね。特に女性を代表して、これからの女性はどういう風に生きて行ったらいいかとか、そういうような中身の人は徳ですね。

出水:日本代表は中川愛理沙さんという19歳の女性ということです。是非、私としては日本代表も応援したいな、と思います。新たなミス・インターナショナル、どんな方になるんでしょうか。先生、審査お願いします。

JK:はい、がんばります!

=関連リンク=
ミス・インターナショナルin東京 
11月5日木曜日 於:グランドプリンスホテル新高輪 飛天
https://www.miss-international.org/

ゲスト:能楽師 二十六世観世宗家 観世清和さん パート1
MASACA!コシノジュンコが能面を・・・

出水:御宗家は1959年、25世宗家 観世左近の長男として生まれ、4歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部を卒業。1990年に家元を継承され、室町時代の観阿弥、世阿弥の流れを汲む観世流の26世宗家として、能楽界を牽引されていらっしゃいます。


JK:この度、「紫綬褒章」受章されて、おめでとうございます。
御家元:大変身の引き締まる思いでございます。それと、今まで私をご支援頂いた皆様方のおかげと思っております。また私の舞台上の芸事のことのみならず、私どもの家に伝わっております、伝来の表装束、能面類、古文書、それらを観世アーカイブということで、インターネット上で公開させて頂いております。それも大変、評価の対象になったということなんです。
JK:それだけ本物をお持ちですから、600年?
御家元:680年くらいです。実際、いまご紹介いただきました、世阿弥の直筆伝書類も、多く所持しております。
出水:なんと今日は大変貴重なものをスタジオにお持ちいただいました。


御家元:これは、能面でございます。私どもは「おもて」と申しますが、これは古いものの写しでございます。新面と申しますが、若女ともうしまして・・・
JK:眼がさわやかですよね。いつも口がフッと、、、アルカイックスマイルというんですよね
御家元:これは檜で作られています。表面の彩色は日本画の画法で描かれている。
JK:女性の美人の原点です。たまご型。これはほんものとそっくり、というか同じですか?
本物もお持ちなんですよね。
御家元:先生ちょっとお顔に是非つけていただきたいと思います。
JK:よろしいんですか?え、コワイ・・・
御家元:作法がございまして。表面はお触りにならないで、穴だけをお持ちいただきたいんですね。お顔にお付けになるときに、拝礼をして、「いただく」と申します。どうぞ。そしてそのままどうぞどうぞ。
出水:いま、お顔にはまりました。如何でしょうか。


JK:なんか、穴が二つあって、それがひとつに見えて。焦点がひとつです。両脇が一切見えません。ですから、心を集中するために、この中で、長年演じて来たことを、ひとつに、想像の世界で、集中力で物語るのではないかと思いました。息もできるし、お話もできるので、全然苦痛じゃないです。私ね、苦痛じゃないかと思っていたんです。唄われますよね。この中って、きっと汗だらけで、どうなっているんだろうと思っていたんです。
御家元:唄いの稽古をするときに、表を付けて稽古をするかというと、しない。一切してはいけないんです。「おもて」を付けたときの感覚というものを勉強する。
JK:想像して、それをわかってて、お稽古するんですね。
御家元:はい。それと、「いただく」と言うのですが、やっぱり祖霊礼拝ですね。ある人は、能面と対座して自分の魂を入魂するんだ、という方もいらっしゃるのですが、私はそうは考えておりませんで、やはり、今日の舞台、無事に務めさせていただいます、という祖霊礼拝。
JK:いろいろあるけど、全てに「いただきます」なんですね。なんか素敵な言葉。


=観世流ホームページ=
http://www.kanze.net/

=オンエア楽曲=
M1. the most beautiful girl in the world / PRINCE
M2. Amaging Grace Slide / 濱口祐自

ページトップへ