コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

2015年09月06日(日) 放送

心躍る「だんじり」の季節到来!



JK:ついにやってくるって感じなんですけど、毎年9月になると岸和田のだんじり祭りがあるんですよ。

出水:先生の生まれ育った街ですね。

JK:私は太鼓と笛の音で胸がドキドキするわけ。私ね、高校2年生までだんじり牽いていたんです。私の家があるのは商店街なんですよ。ウチの家の前がメインで!だんじりが21台あるんですけど、一番の見せ所なんです。2階から下を見るんですけど、ぱっとみると2000人くらいいるんです。

出水:うわあ・・・

JK:凄いです。それにね、昔は女の子は牽く人は少なかったんだけど、だんだん多くなっちゃって、いまトレンサっていう三つ編みにして、まるでアートですよ。それをやらないと入れないくらい、みんなその頭やるの。美容室を予約するのが大変。女の子はね。男の子は相変わらずだけど。

昼と夜のイメージが違って、大抵みんな「だんじり怖いね」とかね、勢いでバーンとぶつかってケガしただのなんだの事故があるんですけど、その印象しか無いと思うけど、昼は本当に勢いの凄い「静と動の動」です。でも夜は本当に静かで優雅で、

出水:そうなんですか!?

JK:3つくらいの子供でも牽けるくらい、停まっているのか動いているのかわからないくらい優雅なんですよ。それも提灯が凄い綺麗で、ゆっくりゆっくり・・・。この夜があまり話題にならなくて、昼間のコワイのばかり・・・



出水:そうですね。昼間のイメージしか無いというか・・・

JK:その静と動の対局が素敵なんですよ。



出水:ジュンコ先生は小さい頃夜の部で牽いてらしたんですか?

JK:ううん。私凄い走るの早いから、先頭切ってやってました。

出水:昼間から!

JK:夜は、なんかつまらないの。牽く方にとってはね。

出水:(笑)。



出水:このだんじり祭り。300年以上の歴史と伝統があって、毎年60万人の人が訪れるという。今年は9月19日と20日の土日に行われるということですので。

JK:凄いですよ、見に来てください。

出水:女の子は髪の毛を三つ編みにして。

JK:可愛いですよ。

出水:美容院予約しなくちゃ。

JK:出る人はよ。(笑)

ソプラニスタ 岡本知高さんパート1
MASACA!生まれつき、この声です!

岡本:こんな声で、なんか生まれつき、ソプラノの声を持っていたんですよ。

出水:女性のソプラノの音域をもつ、男性・・・

岡本:いわゆる普通に女性のソプラノ歌手って想像したときの声ですよね。一応お医者さんに見て頂いたら、ちゃんと変声はして、大人の喉になってはいるそうです。不思議だよね。

JK:普通、男性のソプラノってありえないものね。テノールとかならわかるけど。

岡本:成人した男性が裏声で歌うカウンターテナーっていう声があるんですけど、カウンターテナーは大体男性のアルトの声を差すんですよね。女性の中では低めのパートなんですけど、ソプラニスタっていうのは、もう一つ上の女性ソプラノの声を、成人男性の僕が生まれながらの力で出すという。

JK:世界にもいないんですか?

岡本:裏声でか細く美しく出される方は沢山いるんですけど、僕の場合は肺活量が1万3000ccあって・・・

JK:そんなにあるんですか!

岡本:この生まれつきデカい身体なんで

JK:小学校の時から大きかったのよね。

岡本:ちっちゃい頃から大きかったんですよ。



出水:岡本さんは裏声はお持ちなんですか?

岡本:厳密は裏声で歌っているんだと思うんですよ。でも普段のこの声も、創っているわけではなく、地声なんですよ。

JK:その声で曲を付けるとオペラになっちゃうし、ということなのよね。

岡本:特別なテクニックを使って裏声を出しているわけではないんですよね。

JK:普通は手術して、それでずっとその声を保つために、大変な手術するんでしょ。

岡本:今ではその手術は禁止されているんですけど、オペラの発祥の時代、西暦1600年ころ、日本だと関ヶ原の戦いの時代ですよ。その時代に生まれたのがカストラートという、男性の高い声を、子供の頃から大人になっても維持していくという。

JK:それはカトリックとしては、違反ということよね。

岡本:そうですね、それはカトリックの歴史、クラシックの歴史の中でも、身体を人為的に動かしてでも声を出したというね。

JK:それなのにナチュラルに声を出したという。世界でもひとりなんですよね。

岡本:探したらいると思うんですけどね。高知県の四万十川のほとりでうまれた僕が、なんでこんな声を授かったのかね、よく考えます。



出水:考えてなにか、たどり着いた結論みたいなものってありますか?

岡本:やっぱりね、日本人としてオペラに接するという、立場とか、、、それから田舎に生まれたこと、東京じゃなくて高知の田舎に生まれたというのは、歌を歌うときに財産なんですよ。

出水:と、言いますと。

岡本:やっぱり自然の豊かさとか、香りとか、間隔とか、それからやっぱり人の温かさ、都会では味わえないものが沢山あるので・・・そういったものを先に知って、東京に来て、フランスとか海外に住んでみて、という色々な財産の幅が、田舎にうまれたおかげでとっても大きい。

岡本:だから僕のコンサートは絶対に僕の地元のおっちゃんおばちゃんたちが楽しんでくれるようなものにしないと、クラシックが好きな方だけが楽しいものじゃなくて、皆が「行って良かったね」って思ってくれるような温かいものにしたい。

JK:高知じゃアレでしょ、、、オペラとかクラシックとか、、、、、

岡本:無いもん!

出水:そうですよね。高知出身の方が世界的オペラ歌手になるというのは、誇りだし、宝でしょうね。

岡本:だから最初は一生懸命、イタリアのオペラ発祥の時代を勉強して、男性のソプラノ歌手だから歌える曲を探したんですけど、いや、違うな、と。声が高いから歌っているんじゃないぞと。自分の大和魂で、美しい故郷の高知の風景いっぱい詰まった岡本知高を唄で表現したいですね。

JK:ダイナミックでいいわよね。ダイナミックだけど、考え方がナチュラルで大き。

岡本:格好つけてもしょうがないなと思って。


=岡本知高さんコんサート情報=
Concerto del Sopranista 2015 東京公演
【期日】2015年9月27日(日) 14:00開演 
【会場】東京オペラシティ コンサートホール
【チケット】 6,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
【出演】 岡本知高(ソプラニスタ)、河原忠之(ピアノ)、音楽案内人
【ご予約・お問い合わせ】サモンプロモーション: 0120-499-699 (1000〜18:00)

=オンエア楽曲=
M1. カーネーション / 椎名林檎
M2. 誰も寝てはならぬ / 岡本知高

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