小麦の自給率はわずか14%(平成19年度概算値)。
しかし、今、国産小麦を使った食事への注目は高まっています。
そんな日本の小麦で、うどんを打っているのが、
今回の「食の達人」、加藤さん。
地元、武蔵野で採れた小麦に、強いこだわりを持っています。
「武蔵野の民にとって、農林61号は記憶のトビラを開く」
幼い頃から食べてきた、地元の小麦で作ったうどん。
しかし、思い出の味を再現するのは
カンタンなことではありませんでした。
かつては豊富にあった、味の決め手となる武蔵野の小麦。
宅地化により、練馬区の麦農家が激減し
入手困難になっていたのです。
奇跡的に見つけた新座市の小麦で
加藤さんは今、うどんを作り続けています。
武蔵野の小麦復活を願いながら。
「麦だ麦だって叫んだところで
おいしいものを提供しないと誰も納得してくれないんで、
まずはおいしいものありきということで提供し続ける」
冷たいうどんを、アツアツの汁でいただく。
それが、武蔵野の流儀。
達人にとって、武蔵野小麦のうどんとは・・
「優れた家庭食」
おいしいニッポンを召し上がれ。
武蔵野本手打うどん房 エン座
東京都練馬区石神井台8-22-1第一サンライフ105
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