上田晋也のニッポンの過去問

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過去の放送内容

【第80回】「多摩川大決壊」(2月1日放送)

「上田晋也のニッポンの過去問」前回のテーマは多摩川大決壊でした。
 1974年、960ミリバール(当時の単位=ヘクトパスカル)の勢力を保ったまま、台風16号が北上し、
その影響で多摩川の上流で大増水となり、ついに多摩川が決壊したのです。
 濁流は狛江市の新興住宅地を呑み込み、テレビカメラの目の前で19戸の家屋が流出しました。幸いにも住民はすべて避難した後だったため、人的被害はなかったものの、目の前で展開する自然の猛威に、誰もが息を飲んだものでした。
 その様子は、当時の大ヒットドラマ「岸辺のアルバム」のモチーフとなりました。
 じつはこの災害、堰堤(宿河原堰)が水を堰き止めていたために水流がかわり、狛江側に流れていったという側面がありました。このため、被害拡大を防ぐために自衛隊が投入され、堰を爆破、水流を戻すという措置がとられました。
 いわば「天災というより人災」。
 家を失った住民たちは、多摩川を管理する国を相手どって、損害賠償請求の裁判を起こしました。これは1992年に差し戻し控訴審で住民側が勝訴するまで延々と続きました。
 異常気象がつづく昨今(鬼怒川の決壊も一昨年です)、事前に防ぐことができる災害があるのではないか、
防災はどうあるべきか、スタジオに多摩川水害訴訟原告代理人の髙橋さんを迎え、考えました。

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