上田晋也のニッポンの過去問

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【第34回】「消費税法施行・竹下政権はなぜ消費税を導入できたのか」1989年(1月13日放送)

「上田晋也のニッポンの過去問」第34回目は「消費税法施行・竹下政権はなぜ消費税を導入できたのか」でした。
 1964年の東京五輪翌年に初めて発行した「赤字国債」。その後、日本の財政は少しずつ悪化していきました。
政府自民党が考えたのが、税制の直間比率の見直し、すなわち「一般消費税の導入」でした。
 ところが、世論 の反発は激しく、大平政権時に「一般消費税」導入を閣議決定したものの挫折。
中曽根政権時にも「売上税」と名を変えて導入しようとしたものの、これも挫折。
 竹下登政権時の消費税導入は「三度目の正直」だったわけです。
 三角大福中、いわば「重量級」の2つの内閣がことごとく失敗した新税制導入を、なぜ竹下政権は成り立たせることができたのか。
ここには竹下登という首相のパーソナリティが大いにものを言ったといいます。
 キーワードは「党内の融和」と「野党の巻き込み」。
 竹下登元首相の政治戦略とは何だったのかを紐解きました。

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