上田晋也のニッポンの過去問

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【第35回】「ホテルニュージャパンはなぜ放置されたのか」1982年(1月20日放送)

ホテルニュージャパンは１９６０年「東洋一の格式」をうたい文句に１９６０年にオープン
その後、１９７９年に横井英樹元社長が藤山コンツェルンから買収し利益を最優先としたホテルへと変化させていきました。
そして１９８２年２月８日午前３時２４分ごろ火災が発生しました。
火災の原因は宿泊していたイギリス人の寝たばこでした。
無残に焼け焦げた真っ黒な部屋や廊下は「東洋一の格式」とはほど遠い変わり果てた姿でした。
またこの火災の原因のひとつとして、
スプリンクラーや非常ベルなどの安全対策を怠り
金儲けを第一に考え徹底的に経費を削減するなど
“横井商法”と呼ばれる強引な経営方針もあげられました。
火災後もホテルニュージャパンは長きに渡り放置されていました。
「２００ｍの５０階ぐらいのビルを建てたい」と再開発を狙っていたのです。
しかし、それもバブル崩壊で行き詰まり跡地は競売にかけられました。
それでも長年放置し続けた跡地は買い手が見つからず大口債権者の手に渡り
横井元社長の再開発の夢は叶うことはありませんでした。
そんな横井元社長の“がめつさ”“人生”を紐解きました。

前回のゲストは作家の大下英治さん
取材を通して見えた横井元社長の人生、人柄を語ってもらいました。

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