上田晋也のニッポンの過去問

番宣画像

過去の放送内容

【第67回】「芥川賞、直木賞……、ニッポン文学賞列伝」(10月19日放送)

「上田晋也のニッポンの過去問」前回のテーマは、
毎度話題になったりならなかったり、
日本文学の一種のお祭り「芥川賞」と「直木賞」でした。
菊池寛が創設した芥川賞と直木賞。スタートは戦前の1935年でした。
じつは設立当初は小規模なもので、そこまで話題になる賞ではありませんでした。
ところが、1956年にある人の話題作が芥川賞をとってから、話が変わりました。
新人、大家を問わず、個性的な面々の、個性的な受賞会見。
先日の又吉直樹氏の「火花」も大いに話題になりました。
芥川賞、直木賞って、どのように選ばれるのか?
そもそも芥川賞と直木賞の違いは? 選考委員の面々は? 
芥川賞をとれば本当に「文学でメシが食える」のか?
「本屋大賞」「乱歩賞」「このミス賞」なども取り上げつつ、
それぞれの文学賞にどのような意味合いがあって、どのような人が受賞してきたのか、
文学賞マップを提示して、スタジオで検証しました。
その結果、「賞乱立」の現状の裏にある、
出版業界が抱える、構造的な問題も見ることができました。
解説は「文学賞メッタ斬り」の大森望氏。
文学マニアであれ、誰であれ、興味深いトリビアだらけの30分でした。

過去の放送内容一覧

ページトップへ