上田晋也のニッポンの過去問

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【第55回】「人工知能はどこまで進化する?(1975年)」(6月22日放送)

「上田晋也のニッポンの過去問」前回は1975年をスタートに「人工知能」の進化をお届けしました。
1975年、日本の大学ではじめて「コンピュータ将棋」第1号が開発されました。
その後、84年に市販化。しかし最初のコンピュータ将棋は、まだ一手先までしか読めず、小学生と指しても、負け!負け!負け!の連続!というシロモノでした。人間に勝つのはまだ50年以上先だ
と言われたものです。
ところが、今や状況は様変わりしました。
人工知能は、最初にオセロ、次にチェス、と人類を撃破し、囲碁も、将棋も、もはやトッププロにとってさえ、分の悪いモノとなり始めています。
一方、人工知能は、小説を書いたり、作曲したり、と、芸術分野でも人間の脳に近い存在となってきています。
昨今注目されるのは、対話型の人工知能。
高齢化の進む社会で、人間にとって、よりきめ細かなサービスができるのではないかと期待されています。
ただし、バラ色の未来とばかりとも言いきれません。過激な合理性、人間の規範を乗り越えた(差別的な)言辞、
そしていつか人工知能が人工知能を作り始め、より高性能な人工知能が自己増殖を始めたりするような世
の中になって……
「コンピュータに人類が支配される?」なんて、SF映画のようなことも起きかねません。
杞憂でしょうか? どうでしょう? この先、人工知能はどこに向かって進むのでしょう。
スタジオにはコンピュータ将棋開発の第一人者・小谷善行先生、
対話型ロボットの開発会社・斎藤匠社長、そしてロボットの「Kibiroくん」をお招きして、今後の人工知能の行く先を占いました。

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