上田晋也のニッポンの過去問

過去の放送内容
【第38回】「55年体制もうひとりの主役、日本社会党の”終焉”」1996年(2月10日放送)
“おたかさん”こと 故 土井たか子さん
1989年の参議院選挙では改選議席の倍以上を獲得
「マドンナ旋風」とも評されました
「上田晋也のニッポンの過去問」第38回目は、55年体制もうひとりの主役だった日本社会党を振り返ります。
戦後一貫して「野党第一党」の地位を守り、55年体制をある意味支えてきた日本社会党ですが、その位置は自民党とあわせて「拮抗した2つ」というより「1と、2分の1」という方が近いものでした。
二大政党でありながら、二大政党でない。しかしそれは戦後ニッポンに「絶妙な」バランスをもたらします。このバランスは何を意味していたのでしょうか。
そして、その体制が一瞬だけ崩れ、社会党が政権に最も近づいた瞬間がありました。それはいつで、そのとき社会党はどうすればよかったのでしょうか。
55年体制がスタートしてからというもの、非武装中立、労働者の味方、新宣言、マドンナ旋風、山が動いた、総理大臣輩出……と、さまざまな歴史を刻んできた社会党。しかし、新党ブーム、小選挙区制、イデオロギーの変更など、数々の「逆風」や「自らの判断」などから、党勢は次第にジリ貧に陥っていきます。
96年に長年続いた党名をやめ、社会民主党として再出発しました。以後、社民党は小政党としての生き残りの道を探ります。ただ党本部ビル(社会文化会館)も2013年に取り壊され、次の一手にも乏しいのが現実です。
しかしながら、旧社会党が日本に残してきた足跡は小さくはないはずです。
日本の野党はどうあるべきなのか。一強多弱の現状はどうなのか。そして、現在の野党第一党・民主党はどうあるべきなのか。
日本社会党の光と影を振り返ることで、今後の日本を考えました。
日本社会党本部ビル(社会文化会館)
2013年に取り壊されました
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