TBSみのりの風景

7月21日（火）ディレクター日記

※この回は2008年秋に取材が行われました。
2008年10月5日（日）
田沢湖の朝は早い。日の出が5時30分頃。4時30分起床準備を整え、いざ田沢湖で待つ辰子（像）に会いに。待っていたのは辰子像だけではなく神秘的な田沢湖の朝焼けであった。是非OAを見てください。色の変化がすごいんです。撮影を終えホテルへ戻り朝食こういう仕事を「朝飯前」と言うのならけっこうキツイ。とにかくチェックアウトして次の目的地抱き返り渓谷へ向かう。紅葉にはまだちょっと早い観光地、それでも観光客は引きも切らず、狭い遊歩道に三脚を立てての撮影、ちょっと邪魔だったかも知れません。失礼致しました。さて、お次は和賀山塊、地図にも載っていない、カーナビにも出てこないこの場所、地元の方も「あの辺だと思うけど…」という頼りない返事。しかし和賀岳の位置を確認できたのでそこを中心とした地域と確認でき撮影開始。すっきりしない天気ではありましたが逆におもしろい画が撮影でき、次のポイントへ向かったのですが、ここでまた緊急事態発生。湧き水の町として知られる美郷町六郷、60カ所以上の湧水群が見られるはずが行ってみたら現在渇水期!!湧き水が確認できたのは1ヶ所、それに稀少種魚のハリザッコの姿も確認できず。（涙）時間だけが過ぎていき日没を迎え本日はここまで、ホテルで作戦を練ることに。

2008年10月6日（月）
秋田県の朝は早い。昨晩ホテルのインターネットや携帯電話で収集した情報をもとに予定を変更、角館へ。雨の角館武家屋敷、しっとりとしたいい感じです。雨の撮影は大変なんですが、撮れた映像は何とも言えない色気があります。好きです。その後少しの晴れ間（と言っても雨がやんだだけの曇天）で仙北平野撮影。とか言ってる場合ではない。秋田県で夕景がまだ撮れていない。しかも今日は雨、どうすんのっていってる間に夕暮れは近い。雄物川の撮影ポイントを探しながら移動。いい感じの橋を見つけ撮影を始めるが夕焼けにはならず、ただ暗くなるだけ。それでも静寂の風景といった感じで撮影することに成功。ひとまずこれで撮影終了、トラブルは多々あったものの何とか切り抜けた感を抱きながら撤収！

担当ディレクター：櫛引宏一