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TBSみのりの風景

  • 毎週火曜よる10:54〜放送

ディレクター日記

2月3日(火)ディレクター日記

日記の内容

今回の撮影で訪れた長野県安曇野市。
長野県の中部に位置して、清らかな水と安定した気候に恵まれ、通年栽培の可能な山葵が名産です。街のあちこちには、安曇野の守り神である道祖神が温かく見守っています。そんな安曇野には毎年決まって、あるお客さんが訪れます。
それは、白鳥です。
今回の撮影で、是非とも撮影したいものがありました。それは、白鳥の飛ぶ姿です。
とは言っても、たまたま撮影で来た日に、白鳥が飛ぶのかどうかもわかりませんでした。
安曇野には、白鳥が集まる場所が主に2つあります。犀川白鳥湖と御宝田遊水池です。
まず我々は、犀川白鳥湖へ向かいました。そこは、確かに白鳥は何十羽はいましたが、それよりも、一緒にいたカモの多さが目立っていました。すると、そこへ待ち合わせしていた白鳥の会の方から、思わぬ情報が!何と、白鳥湖と遊水池の他に白鳥が集まる場所があるのだと言うのです。しかも、そこへ行けば、飛んでいる白鳥が見れるというのです。
白鳥の会の方の案内で、向かう途中、上空を見上げて目にしたのは、飛んでいる白鳥!
早く行かないと、白鳥が全部飛んでいってしまうので、時間との闘いでもありました。
そして、到着。案内されたのは、普通の田んぼ。しかし、そこには数多くの白鳥の姿がありました!おそらく100羽近くはいたんじゃないでしょうか。すぐさま、カメラのテープをまわし始めると、次々と白鳥達が飛んでいくのです。
その姿はとても優雅でした。「自分もあんな風に飛びたいなぁ…。」子供の頃に思っていた願わない叶いを恥ずかしくも何十年ぶりかで抱いてしまいました。
越冬のため、安曇野にやってきた白鳥の1日の行動パターンとして、朝は、白鳥湖や遊水池にいて、その後、田んぼへ飛び立っていき、夕方近くになると、また白鳥湖や池に戻るのだそうです。
「もっと風が吹いていたら、白鳥はもっと上空を飛んで、良い画になるんだけどねぇ。」
白鳥の会の方はこう仰っていましたが、我々にしてみたら、白鳥が飛ぶ画が撮れただけでも十分でした。理想を挙げたらキリがないですからね。
この様な場所をお教え下さった白鳥の会の方、本当に感謝します!
ありがとうございました!!

担当ディレクター:天田誠