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TBSみのりの風景

  • 毎週火曜よる10:54〜放送

ディレクター日記

1月6日(火)ディレクター日記

日記の内容

今回は、長崎の教会、特に五島列島の教会を取材しました。
長崎市内は、江戸時代、唯一海外との玄関口になっていたのはよく知られています。
そして、昔からキリスト教が広く信仰されている場所でもあります。 それは、五島列島も同じです。
島には数多くの教会が存在します。そして、取材していたら1つ気づいた事がありました。教会のある場所が、島の辺鄙な所にあるのです。もちろん、街中にある教会もありますが、それよりも海沿いの場所に建っている教会が多いように思いました。
さらに、その教会が一般的な、いわゆる荘厳な佇まいをしているものではなく、外見からは、全く教会とわからない佇まいをしているのです。例えるなら、街の集会所です。
そして、その集会所の教会の屋根の上に、本当に小さく十字架が掲げられているんです。
その昔、ここ五島でもキリスト教徒は弾圧されていました。 それでも、キリスト教を信仰し続けたいという信徒の方々の大きな意思が、小さな十字架に込められているように思いました。
そして、今回許可を頂いて、ミサの撮影をさせて頂きました。取材日は月曜日でしたが、まだ外は暗い朝5時過ぎると、ポツポツと信徒の方々が教会に集まります。
ミサが始まる6時には20人強の方が集まりました。真剣にお祈りをされている信徒の方々やミサの様子を取材していると、ふっと、ある事が頭に浮かびました。
「一体、宗教って何だろう・・・?」
この事について語ると、多くの紙面を取らないといけないので、あえて割愛致しますが、そんな事を考えました。(※決して悪い意味で捉えてはおりません)
色々な意味で自分にとって考えさせられるロケだと思いました。

担当ディレクター:天田誠