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TBSみのりの風景

  • 毎週火曜よる10:54〜放送

ディレクター日記

10月28日(火)ディレクター日記

日記の内容

三方を海に囲まれた山口県。
今回は、日本海に面した角島から岩国・錦帯橋までを旅しました。
日本最大のカルスト台地、秋吉台。地殻変動や雨の浸食など約3億5千万年の歳月を経て私たちにその壮大な姿を見せています。草原の上を雲の影が流れていく様は、ここが日本とは思えないほどの雄大な光景です。秋吉台を擁する美祢市は、アンモナイトの化石が多く発見されることでも知られています。

下関市豊北町は弥生時代の遺跡が数多く出土する地です。田畑が広がるこの地域では、おそらく弥生の昔から綿々と米づくりが営まれてきたのでしょう。休耕田と思われる田には、紅やピンク、白のコスモスの花が咲きほこり、風に揺れていました。

豊穣祈願のためでしょうか、田んぼが広がるその中に鳥居が立っているのをよく目にしました。その脇を犬の散歩をする人、ジョギングをする人、仕事を終えた人などが、のんびりと通り過ぎていきます。日常の何気ない風景にも、何だか温かな気持ちになりました。
悠久の時間、穏やかな時間の流れを感じていただければと思います。

担当ディレクター:宮國史