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「ギャング・オブ・ニューヨーク」「草ぶきの学校」
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2002年12月17日 |
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ギャング・オブ・ニューヨーク
12/21(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
当初の予定より1年遅れてようやく完成。
マーティン・スコセッシ監督の最新作。
スコセッシが生まれ育ったニューヨークを舞台に描いた映画
- 舞台は19世紀半ば、ある種の時代劇。
目の前で父親を殺された少年が成長後、殺した相手の組織に身分を隠して紛れ込んで復讐の機械を狙うドラマ
- 主人公がレオナルド・ディカプリオ、敵のヤクザのボスがダニエル・デイ・ルイス、そしてこの2人の間を揺れ動く女スリがキャメロン・ディアス
- ヤクザの親分と復讐を願う男の間に、奇妙な疑似親子関係が芽生えるところが見所。
このあたりが「ロード・トゥ・パーディション」にも通じる奇妙な偶然。
NYを舞台にした復讐のドラマであると同時に、アメリカの歴史を含むスケールの広がりが後半にはでてくる
- 映画自体も2時間40分というスケールの大きなドラマ。
21世紀の「風と共に去りぬ」的なモニュメントになりうる映画。
編集だけで1年7ヶ月かけたスコセッシ入魂の作品
草ぶきの学校
12/21(土)公開
- 1999年中国映画。
タイトル通り、中国の片田舎のひなびた学校の物語。
校長先生の息子の小学生の目を通して、さらっとしたタッチでエピソードが綴られていく
- 大げさなドラマを作るのではなく、エッセイのように少年の周りの出来事を綴るのがなかなか好感を持てる
- 時代背景は1960年代初頭で、文化大革命の前、まだのんびりしていた頃。
現実に草葺きの学校など目にしたことはない人間にも、想像上のノスタルジーのようなものをかき立てられる。
- もう一つは、主人公の少年の腕白坊主ぶりへのあこがれも感じ、そんな楽しさ、味わいがある
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「K-19」「デュラス 愛の最終章」
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2002年12月10日 |
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K-19
121/14(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
米ソ冷戦時代の1961年に、放射能漏れの第三次を引き起こしそうになったソ連の原子力潜水艦の名前がタイトル
- ソ連時代は封印されていた秘話で、ロシアになって明かされた。
館長達や乗組員達は基本的に実在の人物
- 新たに艦長に選ばれたハリソン・フォードと艦長だったのに副館長になったリーアム・ニーソンの確執がドラマの土台。
ハリソン・フォードはキャリア志向で上昇志向の「悪役」。
対してリーアム・ニーソンは自分の手柄より潜水艦と部下が第一。
ホントは逆の役だったが、ハリソン・フォード自身がどうせやるならいつもと違う役をやりたがった
- 監督は、この種の映画に珍しい女性監督のキャスリン・ビグロー。
ハリウッドでもアクション映画に定評がある
デュラス 愛の最終章
12/14(土)公開
- 2001年フランス映画。
82歳で亡くなったフランスの有名な女流作家マルグリット・デュラスの晩年の愛の生活を描いた。
- デュラスの役を、親交のあった大女優ジャンヌ・モローが演じている
- 映画が描くのはデュラスが66歳の時に出会った28歳の青年との亡くなるまでの16歳の愛の生活。
映画はこの青年が描いた手記がもとになっている
- 映画ファンにとってデュラスというと、ジャンヌ・モロー主演の「雨の忍びあい」の原作者、「24時間の情事」のシナリオを書いた作家として親しみがある。
映画ではジャンヌ・モローが生前親交があっただけに、ヘアメイク、ファッションなど風貌を非常に似せている
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「マイノリティ・リポート」「刑務所の中」
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2002年12月03日 |
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マイノリティ・リポート
12/07(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
スピルバーグとトム・クルーズの豪華な顔合わせ
- 近未来のワシントンDCを舞台にしたSFアクション・ミステリー。
ブレードランナーでお馴染みのフィリップ・K・ディックの原作
- トム・クルーズの主人公が、犯罪予防局という部署のリーダー。
3人の予知能力者がこれから起こる殺人事件を予知して、それを未然に防ぐという設定。
しかし、ある日、その予知能力者が、トム・クルーズ自身がまもなく殺人事件を予告。
自分自身の殺人事件の謎を解くために逃走するという展開
- お金と時間をたっぷりかけているから、特撮・ビジュアルは贅沢で細かいところまで見応えあり。
2時間25分もあっという間
刑務所の中
12/07(土)公開
- 2002年日本映画。
崔洋一監督の新作。
原作は花輪和一さんの大ヒットしたコミック
- 花輪さん本人を思わせる主人公が山崎努。
この山崎努を加えた5人の雑居房を中心に、タイトル通り、刑務所の日常を淡々と綴っていく内容
- 刑務所ものというと、大体ドロドロした人間関係、トラブル、助け合い、人情が中心だが、この映画は人間はきっちりと描いているがドラマっぽいストーリーはない。
サラリとしたエピソードの積み重ねがいい
- 見終わって、刑務所をどう楽しむかという、軽快なエッセイを読んだような印象。
崔監督としても、これまで骨太なものが多かったが、サラリとあっさりで新境地を開いた
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「8人の女たち」「AIKI(アイキ)」
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2002年11月26日 |
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8人の女たち
公開中
- 2002年フランス映画。
タイトル通り8人のフランス女優だけでみせるミュージカル・ミステリー。
カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアール、イザベル・ユペール、そして今年85崔のダニエル・ダリューなど8人の主役級が豪華絢爛に登場
- クリスマスの大邸宅に一族郎党の女性達とメイド達が集っている席上、一家の主が背中を刺されて死んでいるのが見つかる。
先日紹介した「ゴスフォード・パーク」っぽい設定で始まって、最後に8人の中にいる真犯人がわかる
- アガサ・クリスティーばりのミステリーもさることながら、8人に一人ずつ見せ場のシーンで歌って踊るシーンが用意されている。
宝塚風で楽しめる
- 監督は35歳の若手、「まぼろし」で高い評価を集めたフランソワ・オゾン。
彼が50年代のハリウッド女性映画に捧げたオマージュ
AIKI(アイキ)
11/30(土)公開
- 2002年日本映画。
実在の話を加藤晴彦が好演。
タイトルのアイキは合気柔術のこと
- ボクサーを目指していた若者がバイク事故で下半身麻痺に。
絶望のどん底に落とされるが、合気柔術に出会って車椅子の武道家として立ち直る姿を描く
- 監督・脚本は天願大介。いかにもペンネームで、今村昌平監督の息子。
「うなぎ」などの脚本も手がけている。
話のモデルは監督と個人的に10年交友のあるデンマーク人
- 脇役として合気柔術を主人公に教えるサラリーマンに石橋凌。
今までヤクザとかギャングの役が多かったが初めて役者として開花したのではないか。
加藤晴彦と石橋凌で引き込んでいく
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「ハリーポッターと秘密の部屋」「フレイルティー 妄執」
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2002年11月19日 |
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ハリーポッターと秘密の部屋
11/23(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
話題の映画の第2弾
- 今回注目は狂言回しの役どころで登場するドビーというCGキャラクター。
スターウォーズのヨーダを意識したもの。
もう1人はマジシャン役で大物俳優のケネス・ブラナーが登場
- 今回も2時間40分の長丁場。
1作目も作った監督のクリス・コロンバスの演出は息切れ気味。
全体のストーリー展開のパターンが見事に1作目と同じ
- 特撮映画はエンディングクレジットが延々と続くが今回はじっと我慢していると最後の最後にオマケがついている
フレイルティー 妄執
11/23(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
宣伝は少ないが拾いもののサスペンスホラー。
俳優のビル・パクストンが初めて念願の監督に進出
- 内容はテキサスを舞台にした連続殺人事件を巡る話。
パクストンは殺人鬼の役も演じ、ある日突然「神の指令」を受けて殺人鬼になるという設定
- この手の映画にありがちな血しぶきとかのスプラッター描写が一つもない。
斧を振りかざして子供達の目の前で次々と人を殺していくが、斧を振り下ろすところまでしか映していない。
品のいい演出、でもジワジワとくる怖さがある
- 日本ではPG-12指定で小学生以下の子供は父兄の同伴が必要。
血のでない映画でPG-12指定を受けるのはこの映画が初めて
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