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「ストーカー」「裸足の1500マイル」
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2003年01月28日 |
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ストーカー
2/1(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
最近、悪役付いて新しい魅力を発揮しているロビン・ウィリアムズの新作
- 監督・脚本は、マーク・ロマネク。
ミュージックビデオの世界では第一人者。
ミュージックビデオ出身の監督にありがちなこれ見よがしの派手なテクニックは抑えているところが効果的
- 主人公は、スピード仕上げ写真店の店員。
家族も友達もいない主人公が、常連の家族に依頼される写真を自分用に1枚現像して、壁一面に張り巡らし、自分もその家族の一員になったような妄想に浸っていた。
ある日、その家族が、思い描いていたような理想的な家族ではないことが明らかになり、恐ろしい行動に出る。
- 主人公がストーカーに変貌していくあたりのサスペンス、どうしようもない主人公の孤独感が映画を見終わって重くのしかかってくる。
単純にコワイ映画ではなく、もの悲しい余韻を残すところがロビン・ウィリアムズの演技力の見せ所
裸足の1500マイル
2/1(土)公開
- 2002年オーストラリア映画。
オーストラリアで先住民アボリジニの収容所を抜け出した3人の少女が、母親に会いたい一心で砂漠を1500マイル(2400キロ)、90日間歩き続けたという実話の映画化
- 時代は1931年。
当時オーストラリアでは、先住民アボリジニの混血児を親元から引き離して施設に収容、白人社会に適合させようとする隔離同化政策がとられていた。
その政策を指揮していた役人に扮して、イギリスのシェークスピア役者ケネス・ブラナーが登場。
それ以外は、3人の少女たちを含めてオーディションで選んだ素人
- 3人の少女が追跡の手を逃れて歩き続ける様はドキュメンタリーのような味わいがある
- 監督はオーストラリア出身のフィリップ・ノイス。
ジャック・ライアン・シリーズや「ボーン・コレクター」といった作品で、スリラーの演出が得意。
ドキュメンタリーのようなタッチに加えて、追われる者と追う者の駆け引きがスリリング
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「ボウリング・フォー・コロンバイン」「猟奇的な彼女」
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2003年01月21日 |
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ボウリング・フォー・コロンバイン
1/25(土)公開
- 2002年、アメリカのドキュメンタリー映画。
監督・脚本・主演はアメリカでは知る人ぞ知るマイケル・ムーア。
アポなし、突撃取材の基本姿勢で煩がられてるジャーナリスト
- ドキュメンタリー史上ではナンバーワンとの評判が高い。
カンヌでは審査委員長のデビッド・リンチが特別賞を作ったほど
- タイトルのコロンバインは、1999年、2人の高校生が銃を乱射して生徒12人と教師1人を殺した事件のあった高校の名前。
この事件からどうしてアメリカが銃犯罪で突出しているのか、というテーマに切り込む
- 関連した人のインタビューを含め、ブラック・ユーモアで全編皮肉たっぷり。
これほど逆説的な笑いがいっぱいで考えさせる映画は滅多にない。
最大の見所は、全米ライフル協会の会長チャールトン・ヘストンのところにアポなしで乗り込んでいく。
チャールトン・ヘストンがどう受け答えするか
猟奇的な彼女
1/25(土)公開
- インターネット小説が原作の韓国映画。
全編お腹を抱えて笑うようなコメディーのラブストーリー。
韓国で500万人動員、アジア各国でも1位を記録。
スピルバーグのドリームワークスも映画化を決定
- 韓国では「猟奇的」という言葉が2年前に流行語大賞になった。
もともとの意味から「一風変わって」「とんがっている」という格好良さを意味する言葉になった
- ヒロインは猟奇的というのを絵に描いたような掉尾系だが酒癖が悪くて暴力的な女性。
彼女に一目惚れする男はお人好しで気弱で優しい。
最初から最後まで男は引っ張り回され、ギャグも含めてかなり笑える
- エンディングはミステリーのドンデン返しのような素敵な終わり方。
見終わった後も、うまいな、と思わせる
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「オールド・ルーキー」「壬生義士伝」
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2003年01月14日 |
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オールド・ルーキー
1/18(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
35歳になってメジャー史上最年長の新人投手、という夢を叶えた実在の人物、ジム・モリスの物語。
日本でも「オールド・ルーキー 先生は大リーガーになった」という翻訳本あり。
演じるのは最近好調のデニス・クェイド
- 主人公はマイナー体験を経て、家族のために高校の理科の先生に。
けれども野球との関わりは捨てずに高校の野球チームの監督をしていた。
その先生がチームにハッパをかけるために口走った約束からメジャーに再挑戦する羽目に
- 人生2度目のチャンス、それも夢にかける夫であり父親でもある男を妻子が熱烈に応援するファミリードラマ
- アメリカで100億円を超えるヒットになったが、最初は地味に公開され、口コミで広がった
壬生義士伝
1/18(土)公開
- 中井貴一扮する新撰組の中でもほとんど無名だった男が主人公。
原作はベストセラーになって、先にテレビドラマにもなった浅田次郎の同名の小説
- ものすごく貧しい暮らしをしていて、新撰組に入った男が、金を稼いで妻と子供の仕送りのために人を殺す、という設定。
あまりに金にうるさいので事情をしらない周りからは軽蔑されても、それでも家族のために頑張る父親
- 最初は主人公を軽蔑するが、後に親友になる仲間を佐藤浩市が演じる。
老人になって回想するという設定だが、老けメイクが父の三国蓮太郎とうり二つ
- 浅田次郎は、「鉄道員」でもそうだったが、さぁ泣いてくれ、と言わんばかりのストーリー展開が徹底している。
監督の滝田洋二郎の手法も、泣かせることにうっとうしくなるほど徹底
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「運命の女」「バティニョールおじさん」
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2003年01月07日 |
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運命の女
1/11(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
不倫をテーマにしたダイアン・レインの熱演が話題。
夫を演じるのがリチャード・ギア。
不倫相手を演じるのは、フランスのブラット・ピットと呼ばれる二枚目、オリヴィエ・マルティネス
- 監督が「ナイン・ハーフ」「危険な情事」のエイドリアン・ライン。
濡れ場には定評のある監督。
エロティックなシーンをたっぷり展開。
- ニューヨークの郊外に住む夫婦が主人公。
ダイアン・レインがある日マンハッタンに出かけていき、若いフランス人と出会って彼との不倫に溺れていくのが前半の展開。
ベッド・シーンを生々しくやるのはよくある手だが、一つ面白いのは、ダイアン・レインが電車で帰る途中、さっきまでの情事を思い出すシーン。
情事そのものよりも色っぽい。
ダイアン・レインの表情や仕草がみもの。
- 後半、妻の浮気に気づいたリチャード・ギアが動き出して、エンディングは見る人それぞれ、どう受け止めるか、判断にお任せ。
不倫のツケの大きさは...
- 全米の批評家達がこぞってダイアン・レインの演技を絶賛。
ダイアン・レインは子役出身。
子役から大人の演技派女優に成長するのは珍しい。
子役は大成しないというジンクスを克服した
バティニョールおじさん
1/11(土)公開
- 2002年フランス映画。
第二次大戦中、ナチス占領下のパリの下町が舞台。
主人公のバティニョールおじさんは肉屋をやっていて、ナチスドイツからひいきされ恩恵にあずかって商売大繁盛。
そのおじさんがひょんなことからユダヤ人の子供達をスイスの国境まで運ぶというヒューマンな行動をとらざるを得なくなる、というお話
- おじさんを演じるのは、監督を兼ねているフランスのコメディアン出身俳優ジェラール・ジュニョ
- その意味では、イタリアのコメディアンのベニーニが演じた「ライフ・イズ・ビューティフル」を思い出すが、あちらはチャップリン風のタッチ。
対してこちらは語り口がもっとドライ。
ベニーニのように、さぁ泣いてください、という感じではない
- 面白かったのは、これまでフランス映画でナチス占領下のドラマというと、地下に潜ってナチスに抵抗するというレジスタンスものがほとんど。
この映画のように、ナチスになびいて利益をむさぼるという人たちが沢山いたんだ、ということを初めて知った
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「スコルピオンの恋まじない」「雄二の今年の映画ベスト10」
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2002年12月24日 |
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スコルピオンの恋まじない
公開中
- ウディ・アレンの新作。
久しぶりに気軽に大人が楽しめるコメディとしてオススメ
- 40年代のNYを舞台にしたラブストーリーに、犯罪を盛り込んだ作品。
保険会社の腕利きの調査員ウディ・アレンと、リストラ担当の上司ヘレン・ハントが主人公。
2人はそりが合わず何かにつけていがみ合っていたが、ある日、催眠術をかけられ、その間だけは熱烈に相思相愛になる。
そこに強盗事件が絡んできて...
- 一歩間違うとバカバカしい設定だが、さすがウディ・アレンで、粋で笑いをとる。
ウディ・アレンは一時期アート志向だったが、67歳になって角が取れて、ここ何作かはコメディ路線。
日本でも単館系を中心に固定ファンが増えている
雄二の今年の映画ベスト10
- 「マルホランド・ドライブ」(デビッド・リンチ)
「ブルーベルベット」と並んでデビッド・リンチの名作。
大好きな監督でパズルみたいな内容がたまらない
- 「バーバー」(コーエン兄弟)
「バートン・フィンク」以来の傑作。
1位のデビッド・リンチともどもキャリアの頂点といっていい最高の出来
- 「ギャング・オブ・ニューヨーク」(マーティン・スコセッシ)
並みの作品より群を抜いているが、スコセッシとしては100%の力が出たとは思えない。
それほどスコセッシに求めるハードルは高い
- 「ロード・トゥ・パーディション」
- 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
- 「ドリアン・ドリアン」
香港映画だが、生理的にこれは好き
- 「インソムニア」
ロビン・ウィリアムスが悪役を演じた
- 「アモーレス・ペロス」
9位の作品とともに、今年はメキシコ映画に勢いがあると感じた
- 「天国の口、終わりの楽園」
- 「まぼろし」
シャーロット・ランブリンが主演
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