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雄二の映画情報
「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」「スティーヴィー」 2006年02月14日
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「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」 2 月18日(土)公開
  • 3年前に4ヶ月間の間を置いて、相次いで亡くなった アメリカの国民的大人気シンガー、ジョニー・キャッシュ夫妻の若き日のラブストーリー。
  • タイトルは、キャッシュのヒットソングからとられたもので、真っ直ぐ歩くという意味。
    つまり、若い頃は道を踏み外してドラッグに溺れたりしたというニュアンスが含まれている。
  • この映画は、キャッシュの全生涯を描くのではなく、 ステージパートナーとなったジューン・カーターとキャッシュが ともに離婚を経て、結ばれるまでの十数年間に話しを絞った点が大きな特徴。
  • 大観衆の見守るステージの上で、キャッシュがプロポーズするシーンが 大きな見せ場になっている。
    最大の見所、聴き所は、主演の2人が吹き替えなしのボーカルを披露するのだが、不思議とステージ上の彼らの姿が、本物そっくりに見える瞬間が何度かあるのは、演技力の証明か?
「スティーヴィー」 2月11日(土)公開
  • 性的虐待で犯罪者になった若者を追ったドキュメンタリー映画。
    スティーヴ・ジェイムス監督は、日本でも公開された 「フープ・ドリームス」(94年)というプロのバスケットプレーヤーを目指す2人の黒人高校生をドキュメントした作品で知られる実力派。
  • この作品は彼が、映画作家になる前、地元シカゴで【ビッグ・ブラザー】という問題児の指導にあたるボランティア活動に参加して、当時11歳だったスティーヴィーという私生児の補導を3年間体験したことがもとになっている。
  • ビッグ・ブラザーとして義務を果せなかったという自責の念に駆られて 仮釈放から判決を言い渡されるまでのスティーヴィーをカメラに収めたのがこの作品。
  • 監督の誠実さが全編からにじみ出ていることに加えて、スティーヴィーの複雑な家族関係が重要な要素として浮かび上がってくる。
「アカデミー賞予想」「ジャーヘッド」 2006年02月07日
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 アカデミー賞予想 3 月6日(月)アカデミー賞発表
  • 作品賞  「ブロークバック・マウンテン」(再来週この番組で紹介)
  • 監督賞   アン・リー(「ブロークバック・マウンテン」)
  • 主演男優賞 フィリップ シーモア・ホフマン (「カポーティ」10月公開予定)
  • 主演女優賞 リース・ウィザースプーン (「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」来週紹介予定)
  • 助演男優賞 ジョージ・クルーニー (「シリアナ」再来週紹介予定)
  • 助演女優賞 レイチェル・ワイズ  (「ナイロビの蜂」5月公開予定)
  • 長編アニメ賞 「ティム・バートンのコープスブライド」
「ジャーヘッド」 2月11日(土)公開
  • 「ブロークバック・マウンテン」で、助演男優賞にノミネートされているジェイク・ギレンホールの主演作。
  • 1991年の湾岸戦争を背景に、海兵隊に憧れて狙撃の名手として訓練された主人公がサウジアラビアへ派兵される物語。
  • この映画がユニークなのは、いざ戦場へ出向いても、銃を向ける敵もいなく、砂漠でひたすら待つだけという状況を、ユーモラスで皮肉なタッチで描いている点。
    戦争映画にありがちな反戦メッセージもない。
  • 監督はイギリス人のサム・メンデス(デビュー作「アメリカン・ビューティー」で、5部門でアカデミー賞を獲得している)
    本作でも、日常の裂け目に突然、シュールな光景が出現するという得意の手法を駆使して、砂漠のキャラバンや火柱を立てて燃え上がる油田、そしてオイルの雨など、目を奪う光景が次々に展開。
「ミュンヘン」「クラッシュ」 2006年01月31日
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「ミュンヘン」 2 月4日(土)公開
  • スティーヴン・スピルバーグが久々にシリアスな問題提起をする社会派ドラマ。
  • タイトルは、1972年のミュンヘン・オリンピックのこと。
    パレスチナゲリラ【ブラック・セプテンバー(黒い9月)】がイスラエルの選手団11名を殺害するという事件が発生した。
  • 激怒したイスラエル側は、暗殺チームを編成し、パレスチナ人の関係者11人を次々に抹殺。
    これを史実に基づいたドラマとしてスピルバーグが映画化した。
  • この映画によって、イスラエル、パレスチナ両側から糾弾されているスピルバーグだが、主人公の苦悩を通して、復讐という行為がいかに虚しいものかと訴えている。
「クラッシュ」 2月11日(土)公開
  • ロサンゼルスを舞台に10名を越える主要キャラクター達が、 複雑に絡み合う36時間を描いた社会派群像ドラマ。
  • タイトルは、『衝突』という意味だが、ドラマは車の衝突事故をきっかけにスタートする。
    銃の暴力、家族の崩壊など、様々なテーマが盛り込まれているが、 最大のテーマは、人種偏見。
  • 監督ポール・ハギスは昨年のアカデミー作品賞受賞の「ミリオンダラー・ベイビー」の制作者であり、脚本家。本作が監督デビューとなる。
  • 2時間弱の作品としては、テーマやエピソードを盛り込みすぎた感じがなくもないが、ドラマの中心的存在として、本作のナレーターを務める黒人刑事(「ホテル・ルワンダ」で、大注目のドン・チードル)の一言が、この作品の意図を伝えていると思った。
「単騎、千里を走る。」「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」 2006年01月24日
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「単騎、千里を走る。」 1 月28日(土)公開
  • 今年75歳になる日本の大スター高倉健のために 中国を代表するチャン・イーモウ監督が作った作品。
  • 高倉健が演じる主人公は、何十年も絶縁状態だった息子(中井貴一が声のみで出演)の死期が迫っていることを知り、彼の夢だった仮面劇を自分が代わりにビデオに撮るために単身中国へ渡る。
    雲南省の田舎町で探し当てた仮面劇の役者が、生き別れた幼い息子に会うまでは、演技が出来ないと言い出し、刑務所に服役中の彼に代わり、 主人公がその子の連れ戻すために山奥の村に出かけていくという展開。
  • 高倉健以外、中国人の登場人物は全て現地の素人が起用されている。
    最大の見所は最初は、主人公に心を開かない子供が次第に親子のような 情愛で結ばれていく描写が絶妙。
  • 前半は言葉が通じない状況で大いに笑わせて、後半は人と人の結びつき、そして別れが胸に迫る感動的なドラマに仕上がっている。
「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」 1月28日(土)公開
  • メインタイトルは、甘ったるいラブストーリーのようだが、サブタイトルにあるゾフィー・ショルは実在の人物で、ナチス・ドイツの末期、『打倒ヒトラー!』を呼びかけたレジスタンスグループ【白バラ】の紅一点。
  • 見所は、ゲシュタポ幹部によるゾフィーの尋問シーン、ベテラン尋問官とゾフィーの1対1の行き詰まるような対決が繰り広げられていく。
  • 実は、これまで非公開だったゲシュタポ尋問記録が1990年に公開され、今回の映画に最大限に活用されている。
    尋問官のキャラクターが単なる冷血漢ではなく、息子を持つ父親としての人間的な側面を見せるところがドラマに深みを与えている。
  • それにしても逮捕から5日後に裁判、即処刑というナチスの無謀さは、 彼らがゾフィー・ショルの気高い信念、つまり目的と理想のためなら、 死をも恐れないという精神を何よりも怖がった証と言えそうである。
「イノセント・ボイス〜12歳の戦場〜」「博士の愛した数式」 2006年01月17日
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「イノセント・ボイス〜12歳の戦場〜」 1 月21日(土)公開
  • 先週紹介した「ホテル・ルワンダ」と並ぶ衝撃的な実話をもとにした社会派ドラマ。
    舞台は、1980年の中米の小国、エルサルバドルで、 アメリカが援助している政府軍と貧しい農民が中心の反政府ゲリラ軍の 境界線に閉じ込められた小さな村。
  • 主人公は11歳のチャバという少年。
    シングルマザーの母と姉と弟の4人暮らし。
  • いきなり驚かされるのは、一家団欒の夕食の風景。 食卓を囲んでいると、突然、屋根や壁を突き破って銃弾が飛び交う。 床を這って、銃弾をよける姿は日常のありさま。
  • ちなみに、脚本を書いたオスカー・トレスは14歳でアメリカへ亡命して、今はハリウッドで無名ながら役者を目指し、自分の実体験を脚本にまとめた。
「博士の愛した数式」 1月21日(土)公開
  • 小川洋子の同名大ベストセラー小説の映画化。
  • 事故で記憶が80分しか持たない数学者(寺尾聰)と 10歳の息子を持つシングルマザーの家政婦(深津絵里)との交流を通して、数式にまつわる興味深いエピソードの数々が語られてゆく。
  • 監督、小泉堯史が脚色を担当。彼は長い間、黒澤明監督に師事して、 2000年、56歳の時、「雨あがる」で監督デビューを果した。
  • 数式の整然とした透明感の溢れる世界をわかりやすく映像化している。
    ただし、博士の記憶が80分という、原作では印象的な設定が、映画ではやや希薄・・・
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