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「マッチ・スティックメン」「アララトの聖母」
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2003年09月30日 |
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マッチ・スティックメン
10/4(土)公開
- 今年、エリザベス女王から「サー」の称号を与えられたリドリー・スコットの作品。
これまで「グラディエーター」「ハンニバル」など重厚な作品を手がけてきたが、彼にしては珍しく軽妙でユーモアあふれる作品
- 主演はニコラス・ケイジ。
詐欺師で異常な潔癖症という設定。
彼の相棒サム・ロックウェルが、そんな彼を心配して精神科医を紹介。
その精神科医から、元妻のもとに14歳になる娘がいることを教えられ、娘とあうことに
- 娘を演じるのはアリソン・ローマン。
「ホワイト・オランダー」でミシェル・ファイファーの娘役を演じて注目を集める
- ストーリーは、この娘が父親の詐欺に一枚加わることになるという展開。
このあたりの雰囲気は「ペーパー・ムーン」という一昔前の傑作を思い出させる。
詐欺師を描いた映画の魅力は、劇中の騙しあいよりもむしろ観客を騙すこと。
この映画もエンディングが心あたたまるハッピーなもので、良くできた脚本のたまもの
アララトの聖母
10/4(土)公開
- 監督はカナダを代表する巨匠アトム・エゴヤン。
1915年にトルコのアララトという山の麓で起きたアルメニア人の大虐殺がこの映画の題材。
監督のエゴヤンもアルメニア人の血を引く
- 映画は、監督の分身と思われる映画監督が、カナダでこの虐殺事件を映画化しようとするところから始まる。
劇中の監督を演じるのは、シャンソン歌手としても有名なシャルル・アズナブール
- 彼は制作準備の過程で一枚の絵とあう。
「芸術家と母」という題の絵で、この絵に感銘を受けた監督は、虐殺だけでなく親子の絆というテーマを劇中に盛り込んでいく
- いくつもの題材が複雑に絡まり合って展開していく作品。
映画を見る人それぞれの視点によって様々な感じ方ができる作品になっている
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「24」(DVD・ビデオ)と映画「S・W・A・T」 |
2003年09月23日 |
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今週は珍しく、話題のビデオと週末公開の映画を紹介
●「24」10月3日(金)ビデオ・DVDでレンタル
アメリカのテレビシリーズで全24話のサスペンスミステリー。
内容はロサンゼルスのテロ対策ユニットのリーダーが大統領候補の暗殺計画阻止に挑むというもの。
主人公を演じるのはキーファー・サザーランド。
ドラマがスタートするのは大統領予備選の当日午前零時。
アメリカ史上初の黒人大統領候補の暗殺計画が発覚。
同時に主人公の一人娘の誘拐事件も発生。さらにテロ対策ユニット内に裏切り者がいる疑惑も。
このドラマの最大の見所は、こうして複雑に絡んだストーリーがなんとリアルタイムで進行。
一話が一時間というシリーズで、CMの時間も時間経過の中に計算され、随時画面に時間が表示される。
同時に起こっている複数の出来事も画面が2分割、3分割されてリアルタイムで描写される。
リアルタイムスリラーという画期的な手法が大評判になり、アメリカではエミー賞やゴールデングローブ賞など多数受賞した。
●「S・W・A・T」9月27日(土)公開のアメリカ映画。
こちらもロスが舞台で警察内部に設けられた特殊部隊の活躍を描いたアクション映画。
この映画は70年代のテレビシリーズで、日本でも「特別狙撃隊SWAT」の題名で放送されたものが原作になっている。
サミュエル・L・ジャクソン演じる指揮官と、
コリン・ファレルなど6名の精鋭部隊の活躍を描く。
前半は主人公たちのキャラクター描写と上官との確執、スワットの実態を紹介する訓練シーン。
後半は麻薬王の護送を巡って派手なアクションシーンが展開 |
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「くたばれ! ハリウッド」「リード・マイ・リップス」
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2003年09月16日 |
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くたばれ! ハリウッド
9/20(土)公開
- ロバート・エヴァンズという映画プロデューサーの自伝を映像化したドキュメント。
原作は7年前に翻訳が出ている
- ロバート・エヴァンズはハンサムぶりを買われてハリウッドでスカウトされ、俳優としてデビューしたもののまもなく消えた。
ところがしばらくたって、パラマウントの映画プロデューサーとしてカムバック。
「ローズマリーの赤ちゃん」「ある愛の詩」「ゴッドファーザー」などのヒット作や名作を次々に送り出してハリウッドのトップに上り詰めた
しかしその後、トラブルやスキャンダルに巻き込まれどん底に。
それでもまたはい上がるという波瀾万丈の人生
- 豊富なフィルムや写真、インタビューなどを網羅して、ジャック・ニコルソンなど登場する顔ぶれを見るだけでも壮観。
それ以上にこの映画の魅力は、エヴァンズ自身によるナレーション。
その話術の巧みさで、ハリウッドのお偉方を丸め込んだのかと思いたくなる
リード・マイ・リップス
9/20(土)公開
- フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞で主演女優賞を受賞したエマニュエル・ドゥヴォスが耳が不自由で読心術が特異な中年の独身OLを演じる
- その彼女のアシスタントとして刑務所帰りの男が雇われるところから、一風変わったラブストーリーが始まる。
この男を演じるのは、フランスの人気スター、ヴァンサン・カッセル
- 奇妙なプラトニックラブを中心に前半は進んでいくが、後半からガラリと変わって、ある犯罪に巻き込まれ彼女の読心術が重要な働きをするサスペンスに展開
- 思いもよらぬストーリー展開と主人公二人の結びつきが深まっていく過程に、画面から一瞬も目が離せない
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「閉ざされた森」「クジラの島の少女」
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2003年09月09日 |
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閉ざされた森
9/13(土)公開
- ミステリーファンには絶好の映画。
主演は「パルプ・フィクション」で名コンビを見せたジョントラボルタとサミュエル・L・ジャクソン。
そしてもう一人が「グラディエーター」で王女を演じたコニー・ニールセン
- 物語は、サミュエル・L・ジャクソン率いるレンジャー部隊がジャングルに訓練に出発。
しかしそのまま消息を絶つ。
その捜査に当たるのがコニー・ニールセンとジョン・トラボルタ
- ジャングルから2名の隊員が生還し、ジャングルで何が起きたか説明を始めるが話は二転三転。
証言者の語る内容が次々再現されていくあたりは「ユージュアル・サスペクツ」の手法を思い出させ、それ以上にあっと驚く大どんでん返しのラストも共通
- 話は黒澤明の「羅生門」のスタイルで展開。
羅生門といえば、ラヴェルの「ボレロ」をアレンジした曲が有名だが、この映画では羅生門に敬意を表してオープニングとエンディングでラヴェルの「ボレロ」を流している
クジラの島の少女
9/13(土)公開
- ニュージーランドの先住民マオリ族に代々伝わる伝説を元に、12歳の少女がたくましく成長する姿を描いたドラマ。
タイトルの元になっているのはこの一族の祖先がクジラの背中に乗ってこの地にやってきたという伝説に由来
- 少女を演じるのは1万人の中から選ばれたケイシャ・キャッスル=ヒューズというマオリ族の少女。
この映画で世界的に注目される存在になった。
女性監督のニキ・カーロもマオリ族
- ヒロインの少女は族長の孫として生まれたが、後継ぎは男の子ではなくてはいけないという風習のために族長の祖父からないがしろにされて育つ。
しかし彼女はもって生まれた祖先の血を受け継いで、古い因習に健気に挑戦していく
- 十数頭のクジラがある日、瀕死の状態で打ち上げられる。
クジラたちだけは、少女が自分たちの救世主であるということを知っている。
これが明らかになるシーンは胸がいっぱいになる見せ場
《プレゼントのお知らせ》
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「閉ざされた森」の鑑賞券を5組10名様にプレゼント
- 〒107-8066 TBSラジオ・森本毅郎スタンバイ
「閉ざされた森」鑑賞券プレゼントの係
- 住所・氏名・職業・年齢・電話番号・番組への感想をお書きになってハガキでご応募ください。
- 9/12(金)消印有効。
当選者の発表は発送を持ってかえさせていただきます。
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「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」「戦場のフォトグラファー」
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2003年09月02日 |
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ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密
9/2(火)公開
- 「タイタニック」から6年、ジェームズ・キャメロンによる新作。
「タイタニック」でも海底に眠る本物のタイタニックの映像を一部取り入れていたが、今回はその全容を撮影したいという夢を実現させたドキュメンタリー
- 最新鋭のデジタルカメラや照明装置、潜水艇などを装備し、「タイタニック」にも出ていた俳優のビル・パクストンを引き連れ撮影に臨んだ。
これまでカメラが入ることが出来なかった船内の隅々までリモートコントロールの超小型カメラが入り込み、くっきりと内部を写し取っている。
また要所要所で再現ドラマを使って実写と重ね合わせていく
- さらにアイマックスという超大型スクリーンでの3D映像でグレーのポラロイドの眼鏡をかけて鑑賞。
その立体感がリアルで、海底で眠るタイタニックを探検しているような疑似体験を味わえる
戦場のフォトグラファー
9/6(土)公開
- 今年55歳になるアメリカ人写真家ジェームズ・ナクトウェイの仕事ぶりを、スイスのドキュメンタリー作家が2年間にわたって記録したもの
- ナクトウェイは自ら反戦写真家とうたい、戦争や紛争、社会問題を専門としている。
この映画でも、アフリカの難民キャンプで飢えに苦しむ人たちやインドネシアの鉱山で有毒ガスに苦しみながら働く人たちなどを写し取っていく
- このドキュメンタリーの見所は、ナクトウェイの姿をカメラで王だけでなく、彼のカメラの上に超小型のカメラを設置してナクトウェイの視線そのままが画面に現れるという工夫がされているところ
- ちなみにスリムでサム・シェパード風のハンサムガイ。
いつも自分は他人の不幸を仕事の種にしているんじゃないかと悩む姿が印象的
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