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雄二の映画情報
「春夏秋冬そして春」「隠し剣 鬼の爪」 2004年10月26日
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春夏秋冬そして春 10/30(土)公開
  • 韓国映画界で「異端児」と呼ばれているキム・ギドク監督の作品。 「魚と寝る女」「悪い男」に続き、日本公開3本目。 過激な暴力描写やセックス描写で異端児と呼ばれたが、この作品では、これまでのイメージを払拭する叙情的な美しい作品。 韓国では、一番重要な映画賞である「大鐘賞」の作品賞を受賞。
  • 映画の舞台になるのは、深い山間にある湖にポツンと浮かぶように建てられたお堂。 そこに老僧と幼い男の子が2人で住んでいる。 映画は、その男の子が成長していく姿を四季に重ね合わせて描いていく。 幼年期を春。思春期を迎えた少年時代を夏。青年期を秋。熟年期を冬。
  • 自然の景色の移り変わりのビジュアル的な美しさ。 さらに、セリフをギリギリまで削り取っていく。 秋の終盤のあたりからエンディングまでは、一言もセリフがないという徹底ぶり。
  • 去年制作されたが、それから1年足らずの間に、2本新作を作っている。 1本は2月のベルリンで監督賞。もう1本も9月のベネチアで監督賞。 今や、韓国映画の至宝という声も。 現時点では、僕の今年のベスト1。
隠し剣 鬼の爪 10/30(土)公開
  • 山田洋次監督の新作。 前作の「たそがれ清兵衛」に続いて、また藤沢周平の原作を取り上げて時代劇に挑戦。
  • 舞台になるのは、江戸末期の東北の小さな藩。 永瀬正敏が演じる主人公は、その藩の平侍。
  • ドラマは大きく2つのエピソードで構成。 ラブストーリーとアクションドラマの2つの要素を融合させて展開。 1つは、かつての奉公人(松たか子)に主人公が思いを寄せるというラブストーリー。 もう1つは、幕府に謀反を企てて逃亡中のかつての同僚との決闘。 この同僚役に小沢征悦(ゆきよし)。
  • 山田洋次らしいと思ったのは、この主人公の描き方。 真っ正直で清貧に甘んじるこの主人公が、毎日、弁当持参で城に出勤。 その姿は、今のサラリーマンとぴったり重なっていく。
  • 決闘シーンのアクションもかなり凝っていて見応えがある。
《プレゼントのお知らせ》
「隠し剣 鬼の爪」の特製ブックカバーを5名にプレゼント。
〒107-8066 TBSラジオ・森本毅郎スタンバイ  「隠し剣 鬼の爪」の特製ブックカバー・プレゼントの係
住所・氏名・職業・年齢・電話番号・番組への感想をお書きになってハガキでご応募ください。
10/29(金)消印有効。 当選者の発表は発送を持ってかえさせていただきます。
「コラテラル」「2046」 2004年10月19日
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コラテラル 10/23(土)先行公開
  • トム・クルーズが冷酷非情な殺し屋を演じるということで話題のサスペンススリラー。 トム・クルーズは、麻薬カルテルからの指令で、法廷で証言台に立つ5人の人間を殺すためにロサンゼルスに降り立つ。 その姿は、髪の毛と髭に白いものが混じるという渋いルックス。
  • そして、たまたまそのクルーズを乗せてしまったタクシーの運転手が、脅されながらクルーズの殺しに引き回される羽目になる。 このタクシー運転手を演じているのが、今、注目の黒人スター、ジェイミー・フォックス。
  • 監督はマイケル・マン。 「ヒート」でデニーロとパチーノ。「インサイダー」ではパチーノとラッセル・クロウと、男同士の対決を描かせたら右に出るものはない。
  • 夕暮れ時から明け方までのたった一晩の物語だが、スピーディーで先が読めないスリリングな展開。 さらに、昼間とは全く違う夜のロスの雰囲気を醸し出すために、全体の8割をデジタルビデオで撮影。
  • 巻き込まれ型の主人公というスリラーは、ヒッチコックが得意としたジャンル。 そして、この映画のクライマックスでマン監督は、「裏窓」を大胆にアレンジしたシーンを展開してみせる。 トム・クルーズとジェイミー・フォックスの演技が最高の見もので、アメリカでは、早々と来年のアカデミーの候補は確実との声も出ている。 今年になって公開されたアメリカ映画では1、2を争うすばらしい出来。
2046 10/23(土)公開
  • 香港映画のスター監督、ウォン・カーウァイが完成までに5年をかけたという話題作。 香港、中国のトップスターたち、トニー・レオン、チャン・ツィイー、コン・リーらに加えて、木村拓哉も出演。
  • 「2046」という不思議なタイトルは、監督によれば、年号、番地、ホテルの部屋番号などを意味しているが、必ずしも意味を限定したものではないという。 トニー・レオン演じる主人公の作家が書いている近未来小説のタイトルでもある。
  • 映画は木村拓哉のナレーションからスタート。 木村拓哉が演じるのは、トニー・レオンが書く小説の主人公。 つまり劇中劇の主人公で、トニー・レオンの虚構の分身のような立場。 今年のカンヌでプレミア上映されたが、その時は、7分間しかなかった木村拓哉の出番が、完成版では20分に増えた。 とはいいながら、あまり存在感はなく、なぜか彼だけ一人日本語のセリフ。
  • 時間軸が前後したり、小説が映像化されたり、複雑。 一貫したストーリーはほとんどなく、前作「花様年華」の続編のような感じで、トニー・レオンが女性たちとの出会いを繰り返す展開。 不思議な味わいはあるが、見終わった後、まだ未完成なのではないか、という散漫な印象も残る。
《プレゼントのお知らせ》
「コラテラル」の劇場招待券を5組10名、 「2046」の特製Tシャツを5名にプレゼント。
〒107-8066 TBSラジオ・森本毅郎スタンバイ  「コラテラル」劇場招待券・プレゼント、 または、「2046」特製Tシャツ・プレゼントの係
いずれかご希望のプレゼント名と、住所・氏名・職業・年齢・電話番号・番組への感想をお書きになってハガキでご応募ください。
10/22(金)消印有効。 当選者の発表は発送を持ってかえさせていただきます。
「エクソシスト ビギニング」「シークレット・ウインドウ」 2004年10月12日
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エクソシスト ビギニング mm/dd(土)公開
  • 31年前の1973年に公開された1作目。 メリン神父がなぜ悪魔払い師になったのか、という謎を解き明かす。
  • というわけで、時代はさらに25年前の1948~49年頃に遡る。 主人公のメリン神父は、ナチスの残虐行為を目の当たりにしたために、神の存在が信じられなくなり神父を辞め、考古学者になる。 その彼がケニアの遺跡を発掘しているときに、現地の幼い少年に悪魔が取り憑いて、そのために神父は再び神にすがり、悪魔払いに乗り出す。
  • 1作目でも話題になった超常現象の数々が、今回もふんだんに登場。 しかしCG全盛の今は、何が起きても驚きや恐ろしさが感じられない。 30年前の初期の特撮がいかに衝撃的だったか、ということを、逆に思い知らされる。
  • 1作目でマックス・フォン・シドーが演じたメリン神父の役は、今回、同じスウェーデン出身のステラン・スカルスゲールド(最近では、ニコール・キッドマンと共演した「ドッグビル」など)。 監督は、「ダイハード2」でおなじみのレニー・ハーリン。
  • この作品には裏話があり、実は、最初はポール・シュレイダー監督(「タクシードライバー」や「レイジングブル」の脚本などで有名)で去年の段階で完成。 ところが制作会社が、全然怖くない、ということでクレームをつけてお蔵入りに。 改めて主演のスカルスゲールドだけはそのままに、脚本を書き直し、共演者も一新して撮り直した。
  • アメリカでは、DVDになるときにポール・シュレイダー版と2本組のセットで発売されることが決定。 このため、ステラン・スカルスゲールドは、同じ映画で2度主役を演じるという史上初の珍記録。
シークレット・ウインドウ mm/dd(土)公開
  • ジョニー・デップの新作。 原作は、「ホラーの帝王」と呼ばれるスティーブン・キング。
  • ジョニー・デップが演じるのは、人気作家だが妻との離婚話がもつれてスランプのまっただ中。 ある日、彼のもとに謎の男が現れ「おまえはオレの作品を盗作した」と主張。 この男を演じるのは、ジョン・タートゥーロ。
  • 主人公は、身に覚えのない言いがかりだとこれを無視するが、謎の男はそれから執拗に主人公につきまとうようになる。 それだけではなく、謎の男の姿を目撃した人間が次から次へと殺されていくという事件にまで発展。
  • 監督はデヴィッド・コープ。 最近では「スパイダーマン」の脚本も担当した脚本家出身の監督。 この作品の脚本も自ら手がけ、エンディングは原作とは一味違うものに。
  • ちなみに勘のいい人ならば、オープニングのカメラワークでこの映画のトリックを見破ることができるかもしれない。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」「ツイステッド」 2004年10月05日
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モーターサイクル・ダイアリーズ 10/9(土)公開
  • キューバ革命の指導者、チェ・ゲバラの若き日の姿を描いたもの。 先週話題になったロバート・レッドフォードの制作総指揮。 レッドフォードが長年温めていた企画で、今の若者たちに「若き日のゲバラを通して何かやろうという熱意を持て」と訴えたいという。
  • ちなみに、公開日の10/9はゲバラの命日。
  • アルゼンチンの裕福な家に生まれた医学生、23歳の主人公が、年上の友人と2人でオンボロバイクに相乗りして、南米大陸の縦断旅行に出る。 その時にゲバラがつけていた日記がこの映画の原作になっていて、旅行中のエピソードを綴ったロードムービー。
  • 主人公を演じているのは、ガエル・ガルシア・ベルナル。 「アモーレス・ペロス」でブレイクした若手のトップスター。 監督は、ブラジル人のウォルター・サレス。 数年前に「セントラル・ステーション」で注目された人物。
  • アメリカでは、青春映画として高く評価される一方で、革命家になってからのゲバラの言動・実態を考えると余りにも彼を美化しすぎている、という批判の声も多い。 レッドフォードの意図としては、アメリカ政府のキューバ政策に対する批判も込められているという。
ツイステッド 10/9(土)公開
  • アシュレイ・ジャドの新作で彼女が演じるのはサンフランシスコ市警の殺人課捜査官。
  • 次々と事件を解決し、優秀な腕前を評価されて順調に昇進していくが、同時に酒と男におぼれるという一面も。 夜な夜なバーに立ち寄っては、そこで知り合った男と関係するという悪習からなかなか抜け出せずにいる。
  • ある時から、彼女が関係した男が次々殺されていくという事件が発生。 状況証拠から、犯人は彼女以外にはいない、というところに彼女は追いつめられる。
  • 彼女の上司の市警本部長を演じるのが、サミュエル・L・ジャクソン。 殺人課の同僚刑事がアンディ・ガルシア。
  • 監督は、フィリップ・カウフマン。 「存在の耐えられない軽さ」など、文芸作品で有名。 そんな彼にしては、めずらしくサスペンス・スリラーを手がけた。
  • 一番怪しくない人物が実は犯人。 ミステリーの定石通りと言えば定石通りの結末となっているが、そのどんでん返しがまた見所。
「二重誘拐」「ヘルボーイ」 2004年09月28日
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二重誘拐 公開中
  • ロバート・レッドフォードの主演作。 ウィレム・デフォー、ヘレン・ミレンという3人の演技派スターが共演。 3人の演技合戦だけでも十分に見応えがあるが、レッドフォードの新作だというのに、ほとんど宣伝もされないまま公開。
  • 監督は、ピーター・ジャン・ブレッジ。 プロデューサーから転身して、これが監督第1作目。
  • ロバート・レッドフォードが演じるのは、誘拐される大富豪の役で、レンタカービジネスを成功させて一代で成り上がったビジネスマン。 彼が、朝、自宅を出たところで突然誘拐される。 その誘拐者を演じるのが、ウィレム・デフォー。 この男は、ある組織から依頼されて、レッドフォードを森の奥にある監視塔に連れて行く役を請け負ったという。
  • 森の中を引き回されるレッドフォードの話と並行して、FBIに捜査を依頼して、彼を案じる妻ヘレン・ミレンと家族の様子が交互に描かれる。 しかし途中から、レッドフォードの時間軸と妻の時間軸が微妙にずれていくことに気がつく。 それがこの映画のミステリーのタネになっている。
ヘルボーイ 10/1(金)公開
  • アメリカでも大ヒットしたアメリカンコミックヒーローもの。 二重誘拐とは対照的に、これといったスター俳優は一人も出ていない地味なキャスティング。 しかし、派手に宣伝を展開中。
  • 監督は、ちょうど1ヶ月前に「デビルズ・バックボーン」が公開されたメキシコのギレルモ・デル・トロ。 映像派の監督だけに、CGをふんだんに使った今回の作品はぴったり。
  • 「ヘルボーイ」は、アメリカ本国では「ハルク」「スパイダーマン」並の高い評価を獲得。 そして、日本だけ、アメリカで公開されたものよりも10分ほど長いディレクターズカット版で公開される。
  • 物語は、60年前の第2次大戦中に、ナチスのオカルト教団とロシアの怪僧ラスプーチン、この2者が手を組んで世界征服をたくらむ。 そして特殊な装置を使って魔界から怪人ヘルボーイを招き寄せる。 という荒唐無稽な設定でスタート。
  • しかし連合軍の特殊部隊によってこの計画は阻止され、ヘルボーイは連合軍に引き取られて正義のヒーローとして育てられる。 60年後、再びラスプーチンが復活。 そして世界を滅ぼそうと暗躍。 そこに60歳になったヘルボーイが立ちはだかる。
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