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「ネメシス S.T.X」「ぼくんち」
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2003年04月08日 |
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ネメシス S.T.X
4/12(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
スタートレックの最新作。
映画が始まったら突然エンタープライズが出てくる。
タイトルに「スタートレック」の文字はないが「STX」がスタートレックの略。
- スタートレックは79年の第1作からこれで10作目。
7作目からキャストが総入れ替えてネクストジェネレーションシリーズ。
カーク艦長、スポックを知る古いファンにはなじみにくいかも
- このシリーズではピカードという人が艦長。
スキンヘッドのパトリック・スチュワートが演じている。
敵役はタイトルにもなっている「ネメシス」。
宿敵という意味でピカード艦長のクローン。
この言葉には、もう一人の自分という意味もあり、人間にとっての敵は自分の内部の悪という設定
- スタートレックの予備知識がなくてもそこそこ楽しめる
ぼくんち
4/12(土)公開
- 2002年日本映画。
西原理恵子原作のマンガを映画化。
監督は阪本順治
- 関西の貧乏な漁村が舞台で、幼い男の兄弟を中心にピンサロ嬢のお姉さん、子供をほったらかして男に走るダメな母親の一家を描く。
子供2人はオーディションで選ばれた素人。
お姉さん役は観月ありさ。
母親役は鳳蘭
- 母親に見捨てられてもけなげに生きる子供たちがいじましい。
悲惨な状況ではあるが、明るくユーモラスに描く
- 阪本監督ならではの大胆なファンタジックのシーンが多い。
イラン映画とフェリーニのシュールな世界とが溶けあったような不思議な魅力を醸し出している
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「デアデビル」「WATARIDORI」
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2003年04月01日 |
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デアデビル
4/5(土)公開
- 2003年アメリカ映画。
去年のスパイダーマンの大ヒットによって、あらためてハリウッドがコミックに注目、映画化
- ベン・アフレックが演じる主人公は、昼間は盲目の弁護士で夜は正義の使者。
目の見えない主人公が縦横無尽の活躍をする。
そのワケは「レーダー・センス」という超能力を身につけているため。
音の振動でモノの位置や形などを把握。
そのレーダー・センスという超能力を音と映像で表現したところが目新しい
- ストーリーは典型的なコミック。
バットマンにも驚くほどそっくり。
敵対する悪役はグリーン・マイルで注目された黒人の大男、マイケル・クラーク・ダンカン。
またバットマンでいうところのキャットウーマンのような役どころにジェニファー・ガーナー
- 期待通りアメリカでは大ヒット。
エンディングも続編を期待してください...という感じ
WATARIDORI
4/5(土)公開
- 2001年フランスのドキュメンタリー映画。
俳優としても知られるジャック・ペランが総監督を務めて、制作費20億円、3年がかりで渡り鳥の生態に迫った作品
- 超軽量航空機を撮影用に特別に作り、その飛行機にカメラを積んで渡り鳥に群れに混じって実際に飛ぶ、という力のこもった作品。
鳥の目線で眺めた映像がとにかく素晴らしい
- メインになる鳥およそ1000羽が卵の段階から人間の声や機材の音に慣れさせて、すり込みをして準備。
だからカメラ目線で飛行機と飛んでも鳥たちがすっかり慣れている
- 後半になると鳥の弱肉強食の過酷な生存競争のあり方からハンターの標的になって次々に撃ち落とされるなどシビアな現実もあり。
鳥の生活はのほほんとのどかな日常ではない、ということを描いている
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「スパイダー・少年は蜘蛛にキスをする」「おばあちゃんの家」
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2003年03月25日 |
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スパイダー・少年は蜘蛛にキスをする
3/29(土)公開
- 2002年、フランス・カナダ・イギリス合作。
デイヴィッド・クローネンバーグ監督の新作。
一言でいうと、心理的サスペンスドラマ
- クローネンバーグ監督といえば、映画ファンにはグロテスクな描写で定評があるが、今回はそういう描写は一切無し。
徹頭徹尾、心理的な緊迫感で迫る。
彼の全作品の中で最高傑作だと思う
- タイトルの「スパイダー」は、母親が少年時代の主人公をニックネームのようにして呼んだ名前。
ストーリーは、精神療養施設を出て故郷に戻った主人公が社会復帰を手助けする施設に入り、自分の少年時代に起こしたショッキングな事件を回想する。
その事件というのは、自分の父親が娼婦を連れ込んで浮気をしている現場に、母親が踏み込んで少年の目の前で父親が母親を殺してしまったというもの
- それをもう一度検証。
回想場面として次々と描かれていくが、ユニークなのは、少年時代の主人公が登場するシーンには、必ず、現在の大人になった主人公が寄り添うように画面の中に登場。
客観的な過去の回想ではなく、主人公の主観的な回想だというのを一つの画面の中に描いた
おばあちゃんの家
3/29(土)公開
- 2002年、韓国映画。
母子家庭の少年が、母親の就職先が見つかるまでの間、山奥に住むおばあちゃんの家に預けられるというシンプルな話
- このおばあちゃんは、読み書きができず、言葉もしゃべれないという設定。
都会のソウルから来た生意気な孫におばあちゃんが奉仕する姿を淡々と描く。
おばあちゃんが言葉を話せないので、サイレント映画のような進み方だが、最後の最後に心温まる二人のふれあいがあり、ホロリとさせられる
- 何ていうこともない映画でありながら心が温まる。
畑でとれた野菜を売って生活費を稼ぐような、今の日本には見られない自給自足のひなびた感じがいい
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「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「24アワー・パーティ・ピープル」
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2003年03月18日 |
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
3/21(金)公開
- 2002年アメリカ映画。
デカプリオとトム・ハンクスの共演。
監督はスピルバーグ
- デカプリオは、1960年代に、10代ながら世界を股にかけて400万ドル(当時およそ15億円)を荒稼ぎしたという実在の詐欺師を演じる。
相手役のトム・ハンクスは、その彼を追いつめるFBIの捜査官。
少年詐欺師を捜査するうちに、息子の成長を見守る親のような気持ちになり、親子に似た友情が芽生えていくあたりが見どころ
- スピルバーグも含めて肩の力を抜いて楽しみながら作ったという雰囲気が全編に漂っている
- 主人公の父親を演じるクリストファー・ウォーケンの演技も見逃せない。
彼はこの演技でアカデミーの助演賞にノミネートされている
24アワー・パーティ・ピープル
3/22(土)公開
- 2002年イギリス映画。
マンチェスターを起点に、80年代のクラブカルチャーに大きな影響を及ぼしたトニー・ウィルソンという人物の破天荒な生き方を中心に描いた物語
- ウィルソンは、レコード会社の社長でありクラブの経営者。
ケンブリッジを出た秀才だが、バンドが世界的に有名になっても、経営するクラブが世界的に有名になっても、レコード会社が成功しても、きっちりとした法的なツメが甘くて、商売は大繁盛なのに肝心な実入りは赤字。
そういうめちゃくちゃな人
- 映画は基本的に80年代の風俗を再現するドキュメンタリータッチ。
全編にモンティ・パイソン的なギャグがちりばめられているので、どこまで本気でどこまで冗談かわからない不思議なトーンが漂っている
- 当時の人気バンドの記録映像がふんだんに使われているし、そっくりさんの俳優を使って演奏シーン以外の様子を語っている
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「過去のない男」「タキシード」
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2003年03月11日 |
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過去のない男
3/15(土)公開
- 2002年フィンランド映画。
アキ・カウリスマキ監督。
去年のカンヌ映画祭で「戦場のピアニスト」とパルムドールを競った話題作
- 舞台となるのはフィンランドのヘルシンキ。
ヘルシンキに一人の中年の男が流れ着いて暴漢に襲われて記憶をなくしてしまうところから始まる。
枯葉、救世軍の中年女性職員と出会って新たな人生、愛を育む。
中年男女のラブストーリーだが、記憶のない男と初めての恋を体験するという設定で、生臭い大人の恋愛とは違う少年と少女のような初々しさがある
- 小津安二郎のエッセンスがちりばめられているような気がした。
説明的なセリフが一切なくて、必要最低限のことしか登場人物がしゃべらない。
セリフをしゃべるときもアップでカメラ目線。
最初は違和感を覚えるが、現実の日常の人間はそんなに身振り手振りが激しいわけではないのでリアリティを感じる。
そして監督は熱狂的な小津崇拝者
- 見る人によってはリストラ、失業、不景気という今の現実に、何もかも失ってしまう主人公の姿を重ね合わせてみることもできるかも
タキシード
3/15(土)公開
- 2002年アメリカ映画。
ジャッキー・チェンのアクションコメディ
- 今回のジャッキー・チェンは、タクシードライバーという設定で、カンフーが全くできないキャラクター。
ある大富豪のお抱え運転手に雇われて、その主人の秘密のタキシードを着てみると超能力を発揮。
ジム・キャリーの「マスク」という映画があったが、マスクがタキシードにかわったような感じ
- タキシードにはいろんな装備が隠されていて、カンフーの達人になるかと思えば、ゲストで出演しているジェームス・ブラウンの「セックス・マシン」をジャッキー・チェンが踊ったり、サービスいっぱい
- タキシードのデザインはあの「ジョルジオ・アルマーニ」。
ほかの出演者の衣装もアルマーニ、というところもお楽しみ
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