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「春が来れば」 「ククーシュカ ラップランドの妖精」 |
2006年03月21日 |
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「春が来れば」
3月25日(土)公開
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主人公を演じるのは、韓国の演技派ビックスリーの1人チェ・ミンシク。(「オールド・ボーイ」が大ヒット)
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主人公はトランペッターとして、交響楽団のメンバーになることを夢見ながら、恋人に振られ、定職もなく母親と2人暮らしの、いわゆるパラサイトシングルの中年独身男。
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物語はその主人公が、地方の炭鉱町の中学校の吹奏楽部を指導することになり、生徒達とのふれあいを通して、自分も成長していくという展開。
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監督はこれがデビューとなるリュ・ジャンハ。
生徒達の間に目の病気が次々と伝染していく様を眼帯リレーのようにコミカルに描くなど、ユーモアのセンスが冴えている。
「ククーシュカ ラップランドの妖精」
3月25日(土)公開
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ロシア映画だが、フィンランド最北の地、ラップランドを舞台にしたエロティックコメディ。
登場人物はたったの3人。
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物語は、第2次世界大戦末期、ドイツと同盟を結んだフィンランド軍がロシアと戦っていた頃、軍隊を追われたフィンランドの狙撃兵とロシアの大尉がそれぞれラップランドの荒涼とした地に建つ一軒家にたどり着く。
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その一軒家は、夫が戦死して、4年間1人で家を守っているアンニという若い未亡人の家。
ところが、彼女はラップランド特有のサーミ語しか話せず、狙撃兵はフィンランド語、大尉はロシア語、という具合に全く言葉が通じないという奇妙な情景が展開されていく。
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監督は、アレクサンドル・ロゴシュキン。相互無理解という重いテーマをエロティックにコミカルに、そして、何よりも心温まるタッチで描いてみせる。
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「ステップ!ステップ!ステップ!」 「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! 」 |
2006年03月14日 |
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「ステップ!ステップ!ステップ!」
公開中
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ニューヨークの公立小学校の5年生達が社交ダンスコンテストで
優勝を目指す姿を追ったドキュメンタリー。
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およそ10年前、ニューヨークの公立小学校60校が、情操教育の一環で、社交ダンスのプログラムを導入した。
礼儀やマナーを厳しく教え込むのはもちろんのこと、ルンバ、タンゴ、
フォックストロットなどの、本格的なステップも教えていく。
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本作では、3校をピックアップしてフォローしていく。
1つはませた子が多い学校、もう1つはアジア系とイタリア系の移民の子が多い学校、それからドミニカからの移民が中心の貧しい労働者階級の子が多い学校。
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最大の見物は、ドミニカ移民の男の子で英語が不得意のウィルソン君という少年が躍るルンバ。
その笑顔とセクシーな腰使いは役所広司もリチャード・ギアも真っ青。
「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」
3月18日(土)公開
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16年前からイギリス人のニック・パークが作り続けているクレー(粘土)アニメの短編シリーズがもとになっている。
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これまでに3本の短編が発表されて、そのうち2本がアカデミー賞の短編アニメ賞を受賞という実績がある。
そして初めて挑戦したこの長編1作目でも見事にアカデミー賞を獲得。
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シリーズの主人公ウォレスは、チーズが大好きな発明家
グルミットは、彼の忠実な愛犬。
この犬のグルミットが、アニメにありがちなセリフを一切しゃべらず、
表情の変化だけで、表現するところが何よりも素晴らしい。
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声優も豪華で、主人公が好意を寄せる野菜コンテンストを主催する貴族の夫人にヘレナ・ボナム・カーター。
その彼女に横恋慕する憎まれ役にレイフ・ファインズが起用されている。
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「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 」 |
2006年03月07日 |
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「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
3
月11日(土)公開
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アカデミー賞では全く無視されたが、全米批評家協会で監督賞など、 批評家の間では、絶大の評価を獲得した話題作。
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カナダのデイヴィッド・クローネンバーグ監督の新作で、主人公を演じるのはヴィゴ・モーテンセン(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで新しい王となる主人公を演じた)
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主人公は、田舎町でカフェを経営しながら静かに暮らしているが、
ある日、押し入った2人組みの強盗を正当防衛で殺害し、
一躍ヒーローとしてメディアの注目を浴びる。
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脇役も豪華で、暗黒街に君臨する主人公の兄をウィリアム・ハート。
その手下をエド・ハリスが演じている。
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
3月11日(土)公開
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昨年のカンヌ国際映画祭でトミー・リー・ジョーンズの最優秀男優賞と脚本賞の2冠に輝いた話題作。
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主人公を演じるトミー・リー・ジョーンズの初監督作品でもある。
今年60歳。ハーバード大学卒業の秀才で、「逃亡者」(91年)でアカデミー助演男優賞を受賞している。
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タイトルの「メルキアデス・エストラーダ」というのは「ブロークバック・マウンテン」と同じく羊の放牧場で働く牧童の名前。
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サム・ペキンパー監督の名作「ガルシアの首」を否応なく思い出させるムードに溢れている。
1人の人間の命の重さへの思いやりが次第に現実とファンタジーの境を超えてゆく・・・
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「うつせみ」「力道山」 |
2006年02月28日 |
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「うつせみ」
3
月4日(土)公開
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キム・ギドク監督の新作で製作されたのは一昨年。この年、2月にベルリン国際映画祭で前作「サマリア」が監督賞を受賞。
同じ年の9月にベネチア国際映画祭で、
この「うつせみ」がまたまた監督賞を受賞。
ちなみに撮影は、たった2週間だったという。
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「うつせみ」の原題は「空家」、英語タイトルは、「3’iron」ゴルフクラブの3番アイアンのことで、クラブの中では使いにくくて、あまり役に立たないところから、落ちこぼれの意味にも使われる。
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これまでのギドク作品に比べて過激な暴力やセックスシーンは控えめで、幻想とも現実ともつかない物語の展開に成熟ぶりを感じさせる。
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人妻役を演じるイ・スンヨンは当時、従軍慰安婦をテーマにしたヌード写真集でスキャンダルの真っ只中にあった女優。
その彼女をあえてキャスティングしたところが、いかにもこの監督らしい。
「力道山」
3月4日(土)公開
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戦後日本の最大のヒーローと言われたプロレスラー力道山の半生を描いたソン・ヘソン監督の韓国と日本の合作映画。
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北朝鮮出身だった力道山をソル・ギョングが演じる。
「ペパーミント・キャンディー」などで知られる線の細い2枚目の演技派だが、この映画では、5ヶ月で28キロ増量(デ・ニーロ顔負け)しただけでなく、日本語のセリフにも吹き替えなしで挑戦した。
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物語は、相撲界で差別の壁に阻まれて出世をあきらめた力道山がプロレスに転向し、ヒーローになりながらナイトクラブで刺された傷が原因で他界するまでを描いていく。
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見所は、力士時代からのパトロン(藤竜也)の思惑と力道山の理想との間に次第に落差を生じていく過程。
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「ブロークバック・マウンテン」「シリアナ」 |
2006年02月21日 |
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「ブロークバック・マウンテン」
3
月4日(土)公開
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すでに去年のベネチア国際映画祭で、最高賞のグランプリを獲得済み。
保守的なアメリカ西部を舞台に2人の牧童(カウボーイ)の愛を描いた問題作。
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監督は台湾出身のアン・リー。
監督自身も「アカデミー賞では、同性愛をテーマにした作品賞は今だかつてない」と言っているだけに成り行きが注目される。
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物語は60年代前半、ワイオミングの山奥で、羊の放牧の仕事で知り合った共に20歳の若者達が成り行きでセックスするところから始る。
1人はタフなヒース・レジャー(「ブラザーズ・グリム」の弟役でおなじみ)
もう1人は、ロマンティックなジェイク・ギレンホール(公開中の「ジャーヘッド」の主人公)
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この2人に20年目を迎えて決定的な事件が起こる。直接的にではないが、その事件を通してこの映画は、ゲイに批判的なブッシュ政権やキリスト教勢力の保守派への痛烈な抗議とも取れるテーマを浮き彫りにしていく。
「シリアナ」
3月4日(土)公開
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監督は、「トラフィック」でアカデミー脚色賞を受賞した
脚本家のスティーブン・ギャガンの監督第2作目。
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ちなみにタイトルの【シリアナ】という聞きなれない言葉は、
ワシントンのシンクタンクでイラン、イラク、シリアの3国が、
1つの民族国家になることを想定した中東再建プロジェクトを意味する専門用語。
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ストーリーは、アラブの某石油産出国の王位継承問題を巡って、CIA、司法省、アメリカの石油企業、さらにイスラム過激派テロリストなどが、「トラフィック」と同様のスタイルで各者が複雑に絡み合って展開していく。
しかも、全てが1本の糸で結びついているという恐ろしい現実がこの映画の見所。
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言い換えれば、石油ビジネスそのものが主役の群像劇で、ジョージ・クルーニーは助演扱い。
彼はこの役のために14キロ増量し、髭面の汚れ役で体当たりの熱演。
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